《寒波の際にご注意！》立水栓で凍結が起きた際の解決方法・注意点を解説します

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1. 立水栓で凍結が発生する原因は？

立水栓凍結の原因は気温！暖かい場所でも要注意

外回りに置かれる立水栓は常に屋外に晒されているため凍結しやすい環境にさらされています。水道の中の水が凍結するのは、気温が−4度以下になった場合です。

屋内よりも気温が低くなりがちなことはもちろんのこと、風が強いところや日当たりが悪いところだと凍結のリスクが高まります。「住んでいるところが暖かいから大丈夫」というときにも注意が必要です。寒波がきてしまうと気温が−4度を下回り凍結する可能性があります。

凍結による一番のリスクは水道管の破裂です。水は凍結することで10%体積が膨張します。この膨張の圧力はとても大きく水道管で耐えきれるものではありません。特に温暖な気候のところで寒波がきた場合、凍結防止機能がついていない立水栓が多いです。そうした場合に水道管破裂のリスクを抑えることが難しくなるケースもあります。

水道管が破裂すると修理費が高くついてしまうだけではなく、立水栓の水を使うこともできません。寒いところで注意する必要があるのはもちろんですが、比較的暖かい場合でも、日当たりが悪かったり、風がよく通るところで条件を満たしてしまうこともあります。そのため気温が下がりすぎる日には水道管の凍結に注意しましょう。

2. 立水栓の凍結を予防する方法

立水栓凍結予防のためには凍結予防機能付きのものを選ぶことが大切

凍結予防機能付き立水栓であれば立水栓が凍結するのを予防できます。凍結予防機能付立水栓は地表より上にある水道の水を地面の中に排出し中の水を抜く水抜き機能を搭載しています。立水栓が凍結する原因のほとんどは地表より上の立水栓の立ち上がり部分です。地面に埋まっている水道管は凍結する可能性がある場所より低いため凍結することはなく、立ち上がり部分の水もなくなれば凍結して水道管が破裂することを防げます。

凍結予防機能付き立水栓は蛇口の上側に水抜き用のハンドルがついているため、−4度以下まで気温が下がりそうな場合そのハンドルから水を抜けば内部で凍結する可能性はなく安心できますよ。

「凍結予防機能がないと立水栓の凍結は防げないのか？」というとそんなことはありません。その場合に有効な対処法は、水抜きすること、タオルなどで立水栓の立ち上がり部分を保温することと、水をちょっとずつ流すことです。

凍結予防機能がついていなくても、元栓を締めてから水栓を回すことで水抜きが可能です。さらにタオルなどで立ち上がり部分を保温しておけば、水道管内部の水が氷点下まで達しにくくなります。水が流れていれば凍結しにくくなるため、水が水滴ではなく軽く糸引いて流れるくらいの水量で流し続ければ、凍結する可能性はそれほどありません。水道代は多少かかりますが、それでも水道管破裂の場合の修理費よりはよほど安く抑えられます。

このような対処法であれば、立水栓が凍結し破裂するリスクを大きく下げることができるでしょう。

3. 立水栓で凍結が起きた場合の対処策

立水栓が凍結した場合の対処で無理は禁物！できるなら自然解凍を待とう！

立水栓は凍結機能水栓でも水抜きを忘れてしまえば凍結する危険性があります。もし立水栓が凍結した場合、無理に対応しようとすると水道管がむしろ破裂や部品の破損を招いてしまう可能性があります。

水道管が凍結し蛇口のハンドルが回せない、もしくは回しにくくなっている場合、無理やりハンドルを回してしまうと、内部の部品を壊してしまう恐れが。そのため急ぐのではなければ自然解凍がおすすめです。とは言え、「立水栓をできるだけ早く使いたい！」という場合もあります。

そんな場合には50度くらいのぬるま湯をかける方法が効果的です。一度かけただけで解凍されることはないので、手間はかかりますが、何度も繰り返しかける以外に方法はありません。蛇口付近にタオルを巻き、ぬるま湯をかけ続けて解凍されるのを待ちましょう。

ちなみに熱すぎる熱湯は水道管の破裂を招いてしまうため、絶対に避けてください。熱湯で万が一水道管が破裂してしまうと水が使えなくなるばかりか余分な修理費用がかかってしまいます。

4. 立水栓の凍結トラブル。業者に依頼した場合の費用は？

立水栓凍結で破損した場合の修理には15000円はかかる！

修理費用としては15000円ほどかかるのが一般的です。「そんなにかかるの？」という気持ちになる人も中にはいるかもしれませんが、水道管が凍結によって破裂した場合には部品の交換が欠かせませんし、場合によっては立水栓周りの土を掘って内部の補修を行うケースもあります。

そのため、手間賃などを含めると決して高い料金とは言えずむしろ良心的とも言えるでしょう。「自分で補修できないか」と考える人も中にはいるかもしれません。ですが水道管の補修はその品質などを含め素人の人が作業するのは難しくおすすめできません。

余計なことをして水道工事の人の手間がよりかかってしまうくらいなら、素直に水道業者を呼ぶ方が無難です。水道管が凍結して特に破裂などもしていない場合には、無理に水道業者を呼ぶ必要はありません。

こうした費用を払いたくないのであれば、気温が低く水道管の凍結の恐れがあるときには、水栓の水抜きや水を流すことで凍結を防止するようにしましょう。

5. まとめ

水回りの立水栓が凍結しないための予防策と適切な対処が大切です。

水回りの立水栓でのトラブルを防ぐためには凍結しないための予防策と、凍結した場合に慌てず対処することです。立水栓がもし凍結で破裂すると水が使えなくなり、修理費も必要になってしまいます。

予防策として有効なのは凍結予防機能付立水栓を採用すること、凍結した場合には自然解凍を待つか、ぬるま湯をかけてゆっくりと溶かすことが有効だとお伝えしました。

立水栓が凍結した場合でも適切な対処をすれば恐れることはそれほどありません。大事にならないように対処してくださいね。

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