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換気扇のコウモリ対策はどうやる?自分でできる方法や追い出し方などを解説

公開日:2023.7.13 更新日:2024.4.22
換気扇のコウモリ対策はどうやる?自分でできる方法や追い出し方などを解説

「換気扇からキィキィやチーチーといった鳴き声が聞こえる」「換気口の付近にフンが落ちている」
など、コウモリが換気扇に棲みついて困っているという方は意外に多いのではないでしょうか。
フンがあると不衛生ですし、自宅や家族に何か被害が出るのではと考えると不安ですよね。
得にコウモリのフンは放っておくと害虫が発生するため、見かけたらできる限り早めの対処が求められます。

今回この記事では換気扇にいるコウモリを追い出す方法や予防のための対策について解説します。
あわせて業者を選ぶ際のポイントや相場についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.換気扇にコウモリが棲みつくのはなぜ?

換気扇はコウモリにとって快適な場所

住宅の壁についたコウモリの写真

家に被害をもたらすコウモリは、ほとんどがアブラコウモリです。
特に換気扇に棲みついてしまうことは珍しくなく、フンに悩まされている人も多いでしょう。

対策をする前に、まずは敵の生態を知ることが大事です。

・アブラコウモリの特徴
体長は約20cmで、翼を畳むと5cmほどの大きさになります。そのため1~2センチほどのすき間がある場所には簡単に侵入できます。

夜行性で冬は冬眠しますが、春には活動が活発になります。

アブラコウモリが好むのは日が当たらない25度以上の環境です。そのため、傘があり家の中の温度が伝わりやすい換気扇の排気口に住み着きやすいのです。

・コウモリは鳥獣保護管理法に守られている
どんなに被害が出ていても、コウモリをむやみに捕獲・殺傷してはいけません。
コウモリには鳥獣保護管理法が適用されています。つまり、できる対策は「追い出す」ことと、「侵入防止対策」をするのみとなりますので注意して下さい。

・対策を行う時期
アブラコウモリは初夏に子供を産み、冬眠します。そのため夏と冬の対策は避けて下さい。
夏に追い出そうとするとうまく飛べない子供を傷つけてしまう可能性があります。また、冬だとコウモリが動かないので対策を行っても難航する可能性が高いでしょう。

2.換気扇にコウモリが棲みつくと起きる被害

健康被害の可能性がある

木にぶら下がったコウモリとふんの絵

ではコウモリによってどのような被害が起きるのでしょうか。家に棲みついているか見分けるポイントにもなりますのでご紹介します。

・騒音がする
コウモリの鳴き声・羽音・物音は1匹だと小さいです。しかし彼らは群れで暮らすため、大きな音となるケースは珍しくありません。
特に換気扇や天井裏、壁の内側であればより分かりやすいでしょう。

・糞尿で汚れる
たくさんのコウモリが住み着いていれば、その分糞尿による悪臭の被害も大きくなります。毎日掃除していてもまたすぐ汚れるのできりがありません。
掃除ができる場所ならまだいいですが、屋根裏を見てみたら糞尿でいっぱいだったという事例はたくさんあります。

コウモリのフンにはさまざまな病原体が含まれている可能性があるため、掃除の際には細心の注意が必要です。
掃除をする際はこちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事:コウモリのふん対策とは?具体的なやり方や予防方法について

・ダニによる被害
コウモリの糞尿による被害は匂いだけではありません。中でも糞尿に媒介されたダニによる健康被害は症状が重篤となることがあります。
例を挙げると、出血熱・脳炎・肺炎・目の充血・筋肉痛・呼吸困難などです。
ダニの被害といえばかゆみや発疹のイメージが強いですが、最悪の場合死に至る可能性もあります。

このことを知ってしまうとすぐにでも対策をしたいと思うかもしれません。しかし鳥獣保護管理法に注意し、適切な対処をすることが大事です。

3.換気扇にいるコウモリの追い出し方

忌避剤を使用する

換気扇の外蓋を外している写真

コウモリを追い出す際に、蚊取り線香が効くと耳にしたことはありませんか。
確かに煙は非常に有効ですが、蚊取り線香程度の量では効果が得られないでしょう。

大量の煙を使用するのは大変なので、手軽な忌避剤を利用するのがおすすめです。

まずは以下の手順で一匹残らず追い出して下さい。

1.準備を整える
まず忌避剤ですが、距離があっても噴霧可能なスプレータイプがよいでしょう。コウモリが苦手なハッカの匂いがするものがあればおすすめです。

服装は、ゴーグルやマスク等を着用しておくようにしてください。

2.換気扇の外蓋を外す
換気扇にはカバーが付いているので外します。
ここで注意しなければならないのは驚いたコウモリが飛び出してくることです。脚立の上で作業している場合はバランスを崩してけがをしないように気を付けましょう。

3.忌避剤を使用する
スプレーする際には、忌避剤を吸い込まないように気を付けてください。
また、大事なポイントとして、向きは必ず家の中から外に向けるようにしましょう。もし外からスプレーしてしまった場合、部屋の中にコウモリが入ってしまいます。

健康被害につながる可能性がありますので、落ち着いて対策することが肝心です。

4.換気扇のコウモリ対策!二度と住み着かないようにするためには?

隙間を塞いだり、換気扇をこまめに回したりすると効果的!

コウモリの対策で超音波を出している絵

コウモリを無事追い出せたら、また換気扇に戻ってこないように予防対策をしましょう。
今からご紹介する方法を組み合わせることで、より効果が得られます。

・コウモリが侵入できる隙間をふさぐ
まず、換気扇はこまめに回すようにしてください。外につながる換気口は空気の通り道なので完全にふさぐことはできません。
そのため目の細かい金網や排水ネットをかぶせるとよいでしょう。
これで侵入を阻止する物理的な対策が可能になります。

・コウモリが嫌がる環境を作る
コウモリを寄せ付けないためには、CDやアルミ箔を巣の近くにぶら下げておく方法が手軽でおすすめです。
彼らは物の位置を確認するために超音波を出します。それを乱反射させると感覚が狂い、寄り付かなくなるのです。

庭に刺したり軒先に吊るせたりできる超音波機器もあるので使ってみるのもよいでしょう。しかし慣れてしまうと戻ってくるコウモリもいるので注意が必要です。

・忌避剤を使用する
忌避剤の中には追い出すだけでなく予防に使えるものもあります。
ジェルタイプ・置き型・袋を貼り付けるタイプなど、種類はさまざまです。対策をしたい場所や効果の持続期間などを考慮し、用途に合ったものを選んでください。

5.コウモリ対策をしてもまた換気扇に戻って来る時はプロに任せよう

気になる費用相場や業者を選ぶ際のポイントは?

コウモリ対策事業者のイメージ絵

できる対策はすべて行っても、すぐにコウモリが換気扇に戻って来るケースは多々見受けられます。
その場合は経験豊富なプロに任せるのが一番です。

業者に見積もりを取る際に注意するポイントをご紹介するので、参考にしてください。

・料金が相場とかけ離れていない
まずは無料見積もりをしてくれるところに問い合わせてみるとよいでしょう。実際に依頼した場合、4つの作業内容が含まれることが多く、相場は以下の通りです。

・コウモリの追い出し(1か所辺り):20,000~30,000円前後
・糞の清掃:5,000〜10,000円前後
・消毒:5,000〜12,000円前後
・侵入口への対策:3,000~10,000円前後


相場からあまりにもかけ離れていないかどうかや、出張料がかかるか等は見積もりの際に必ず確認して下さい。

・再発した際の保証がある
コウモリは対策が十分でないとまた戻ってくる可能性があります。そのため糞の掃除や金網の設置など、予防対策をしっかりしてくれる業者を選びましょう。

また、万が一再発してしまった場合に保証があるとより安心です。保証については追加料金となることもあるので注意して下さい。

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