給湯器が壊れたら応急処置を!具体的なやり方や業者の修理費用について
公開日:2022.2.28 更新日:2024.4.16
日常生活のさまざまなシーンでなくてはならない給湯器。
そんな給湯器に故障が見られたら、まずは自分で応急処置をしなければいけなくなります。急なトラブルでも慌てないためにやり方を押さえておきましょう。
今回は給湯器が壊れた際の応急処置の仕方や業者の修理費用をご紹介します。
日常生活のさまざまなシーンでなくてはならない給湯器。
そんな給湯器に故障が見られたら、まずは自分で応急処置をしなければいけなくなります。急なトラブルでも慌てないためにやり方を押さえておきましょう。
今回は給湯器が壊れた際の応急処置の仕方や業者の修理費用をご紹介します。
給湯器が壊れた際は応急処置を行う前にまずその原因を知ることが大切です。
原因さえ把握しておけば、たとえ自分で修理できなくても業者への対応がスムーズになります。
・給湯器が経年劣化している
家庭で使用されている給湯器の耐用年数は約10年とされ、この期間を過ぎると給湯器が壊れやすくなります。
また、製造してから10年以上を経過すると元の給湯器を構成する部品の製造が終わってしまうので、メーカーによる修理が受けられなくなります。
・間違った使い方をしている
本来の用途を間違えると、給湯器に過度な負担がかかって故障する原因になります。
例えば家庭用の給湯器を業務として使用していた、単身世帯用である給湯器を家族で使用し続けていた、といったことにより壊れることがあります。
・給湯器が凍結している
気温の低下による配管の凍結も故障の要因になります。
気温が低い時期になると配管に溜まった水が凍結し、配管に亀裂が生じたり破損したりします。
北海道や東北、信越地方といった寒さが厳しいエリアでは配管が凍結しやすいため気をつけなければなりません。
・水に濡れた
水漏れが発生していたり、雨に濡れたりすることで内部の部品が故障し、不具合が生じることがあります。
万が一給湯器が壊れたら応急処置を行う必要があるので、具体的な故障箇所を調べておく必要があります。
給湯器周辺で壊れやすい箇所は次の通り。
・リモコン
給湯器は浴室やキッチンに設置されているリモコンで操作しますが、このリモコンは故障のリスクが高いです。
使用頻度が高いことから、経年劣化しやすく、ボタンなどの部品が壊れることがあります。
そのほかにも、接続不良が原因でリモコンが故障してしまうことがあります。
・配管
前述の通り給湯器には配管が通っていて、凍結などの原因で水漏れが発生します。
水漏れをそのままにしておくと漏電の原因となるため、早めに修理してもらいましょう。
また、経年劣化が原因で水漏れすることがあるので、使用年数によっては交換する必要があります。
・基盤
給湯器内部には基盤があり、汚れやホコリの蓄積によって故障してしまいます。また、湿度の高い環境にあると経年劣化が早まります。
こうした場合は修理ないしは交換が必要となります。
給湯器が壊れた際にはすぐに業者に連絡することが一番の解決策です。
ただ業者が来るまでに時間がかかることから、壊れた給湯器の応急処置の仕方を知っておくことも必要です。
給湯器の状態ごとの応急処置の仕方は次の通り。
・エラーコードが表示されている
故障など給湯器に不具合が生じているとリモコンにエラーコードが表示されます。エラーコードは数字によって表示され、それぞれ以下のように対処します。
002:水位の設定不良:一度、浴槽の水・お湯を抜いて再操作する
011:給湯燃焼のタイムオーバー:電源を入れ直す
111:給湯の点火不良:電源を入れ直す
140:過熱防止装置の作動:修理もしくは部品の交換
161:お湯の設定温度が上がりすぎている:お湯の水栓を閉め、運転スイッチを入れ直し、再度水栓を開く
・配管が凍結している
配管が凍結していた場合は自然解凍されるまで待つか、40℃未満のぬるま湯をかけて溶かすかします。
熱湯をかけると配管の破裂につながるので絶対にやめましょう。
もし給湯器の配管が破裂しているのを確認したら、メーターボックス内の元栓を締めて水の流れを止めます。
・給湯器の電源がつかない
給湯器の電源が入らない場合は、内部のリモコン線が稼働しなくなっている可能性があります。
その場合はリモコン線を切っておき、きれいな場所同士でつなげることで元通りに稼働します。
前述の通り壊れた給湯器の応急処置は自分でもできますが、慣れていないと思うようにいかないこともあります。
そうした時に頼りになるのが給湯器修理の専門業者。業者をおすすめする理由としては次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者には給湯器修理の知識と経験を兼ね備えたベテランスタッフが在籍しています。
個人ではなかなか難しいメンテナンス作業でも、業者であれば安全かつ確実に対応してくれます。
・作業スピードが早い
最近では24時間依頼の受け付けを行っているところもあり、日にちや時間帯を問わず気軽に頼めるようになりました。
夜間でも対応してくれるところなら、夜にシャワーが使えなくなっても安心です。
・給湯器に関する疑問を相談できる
給湯器のことを知り尽くしたプロフェッショナルですので、日頃の予防策や万が一トラブルが再発した際の対処方法など、こちらが知りたいことに何でも答えてくれます。
疑問に思うことがあれば積極的にスタッフに聞いてみましょう。
・アフターサービスが付いている
ほとんどの専門業者には作業後の定期点検や修理後に不備があった際の無償修理をはじめ、さまざまなアフターサービスを受け付けています。
サービスの内容や保証期間は業者ごとに違いますので、前もって確認されることをおすすめします。
専門業者に修理してもらう時に気になるのがその費用。給湯器の修理費用の相場は以下のようになります。
給湯器本体:7,000~9,000円
電装系の部品の不具合:9,000~10,000円
水制御系の機器の不具合:9,000~10,000円
安全装置の不具合:7,000~8,000円
上記の修理費用は目安であり、使用されているメーカーや機種などによってかかってくる金額が変動することがあります。
その他にもスタッフが自宅まで訪問する際の出張費用や給湯器の点検費用、早朝や深夜といった時間帯での割増料金なども加算されることがあります。
さらにガス給湯器本体以外にも、自宅に設置するにあたっての工事費用もかかる場合があります。
このようにある程度のお金がかかる給湯器の修理費用ですが、少しでも安く抑える方法があります。
それは業者ごとの見積もりを比較すること。
作業前に業者から提示される見積もりはとても重要で、同じ修理内容でも業者によって数千円も費用が違うこともあります。
少なくとも3社以上比較することで地域で最もお得な業者を見つけることができます。
また、割引キャンペーンを活用されることもおすすめします。
業者によってインターネット申し込み限定価格や期間限定割引などのキャンペーンがありますので、利用できそうなキャンペーンがあるか確認してみましょう。