屋根修理業者の探し方を解説!お得に屋根を直す方法も紹介
公開日:2024.6.18
屋根修理業者を探すうえで気になるのは費用だけではありません。費用以外にも、信頼できる業者かどうかや、きちんと修理してくれるか(技術力)なども気になりますよね。
この記事では、屋根修理業者の探し方を解説し、お得に屋根を修理する方法も紹介します。
屋根修理業者を探すうえで気になるのは費用だけではありません。費用以外にも、信頼できる業者かどうかや、きちんと修理してくれるか(技術力)なども気になりますよね。
この記事では、屋根修理業者の探し方を解説し、お得に屋根を修理する方法も紹介します。
屋根修理業者には、以下の4種類が挙げられます。
①屋根屋さん
屋根屋は個人事業主や少数の職人の集団で、施工だけでなく見積もりやお客様の対応も行う業者を指します。
中間業者を通さないため、余計な費用が発生せず、比較的低価格なのがメリットです。また、職人に直接質問できるので、専門的で詳しい回答をもらえるでしょう。
一方で、現場作業と並行して職人が集客や顧客対応も行うため、営業や保証などの対応がマニュアル化されておらず、職人の裁量に委ねられることも多いです。
②リフォーム会社
リフォーム会社は屋根屋さんと異なり、営業と職人で担当が分かれている点が特徴です。
営業担当の人件費がかかるため、屋根修理の専門業者と比較すると高い料金設定ですが、その分顧客対応や管理、保証などのサービスが幅広く充実している傾向があります。
品質にムラがない点もリフォーム会社のメリットの1つです。
ただし、一部の業者では、単なる仲介に過ぎないリフォーム会社も存在するため、注意が必要です。
③ハウスメーカーや工務店
ハウスメーカーや工務店は、実際に自宅を建築する際に利用した業者を指します。建物に不具合が生じたとき、最初に建築した業者へ相談する方は多いのではないでしょうか。
リフォーム会社同様、営業と職人で担当が分かれており、サービスが充実しています。建物全体の構造を把握しているため、難しい修理の依頼も安心です。
反面、競合が存在せず価格競争がないため、費用が高額になりやすいです。なかには、建築時の不良を隠すハウスメーカーや工務店もあるため注意しましょう。
④一般建設業者
一般建設業者は、屋根修理はもちろん、家全体のリフォームや新築工事など、幅広い建設業務を行います。
建設業者は住宅建築に関するプロなので屋根修理以外にも、雨漏り等の二次被害で建物内部が腐食している場合の補修も一括で依頼できます。
建設事業者の中にはデザインを強みにしているところも多いので、リフォームすると同時に屋根のデザインを変えたいという場合は、建設事業者に依頼するのを検討してみても良いでしょう。
屋根修理業者の探し方について、以下のステップを参考にしてください。適切な業者を選ぶことで、後悔のない修理が可能になります。
1. 屋根修理業者を探す
屋根修理業者の探し方は主に以下の3つがあります。
①インターネット検索
「地域名 + 屋根修理業者」などのキーワードで検索します。出てきた業者の公式サイトで、業務内容、実績、料金、保証などの情報をチェックして良いと思える業者をピックアップしましょう。
また、「業者名 + 評判」や「業者名 + 口コミ」などで検索をして、業者の評価を確認します。
②知人や近隣住民の紹介
家族や親戚、友人などにおすすめの屋根修理業者がいないか尋ねてみましょう。
③建材店やホームセンターでの紹介
地元の建材店やホームセンターで相談をすると、業者を紹介してもらえることがあります。
2. 見積もりを依頼する
複数の業者に見積もりを依頼し、価格や作業内容を比較します。屋根の修理は実際に被害状況を確認しないと、きちんとした見積もりは出せないので、必ず現地調査を依頼して屋根の状態を確認してもらいましょう。
3. 見積り内容や業者の信頼性などをトータルで比較して選定する
複数社から見積もりを取ったら、見積もりの内容を比較して業者を選定します。見積もりの内容を比較する際には、以下のポイントに注目することが重要です。これらの点を確認することで、適正な価格や信頼できる業者を選ぶことができます。
・見積もりの内訳を確認する
具体的な項目を確認し、それぞれの費用が明確に記載されているかを確認します。内訳が詳細であればあるほど、透明性が高い見積もりといえます。
また、すべての必要な費用が見積もりに含まれているかどうかもチェックしておきましょう。
・価格を比較する
複数の業者からの見積もりを比較し、価格が適正かどうか、コストパフォーマンスの良さを判断します。極端に安い場合や高い場合は理由を確認しましょう。
・追加費用の有無を確認する
追加費用が発生する可能性について、事前に確認しておきます。その際、不明確な追加費用がないかチェックします。
また、現地調査を行う際は、業者の対応についてもしっかりと見ておき、信頼できる業者であるかの判断材料にしましょう。注目するポイントは以下の通りです。
・分かりやすい説明をしてくれるかどうかを確認する
被害状況や、必要な工事内容や工程を具体的に分かりやすく説明してくれるか確認しましょう。不明なところは遠慮せずにどんどん聞いて、こちらが納得するまで説明をしてくれる業者は信頼できる可能性が高いです。
また、屋根修理に使用する材料の種類やメーカー、品質についても説明があるか確認します。信頼できるメーカーの材料を使用しているか、材料のグレードが適正かもチェックしましょう。
・保証内容を確認する
工事保証やアフターフォローの内容を確認します。保証がしっかりしている業者は、施工後の対応にも自信がある証拠です。
・契約条件を確認する
契約内容や支払い条件を確認し、納得できる条件かどうかをチェックします。
これらのポイントに注目して見積もりを比較することで、適切な屋根修理業者を選ぶことができます。納得のいく条件で契約するために、疑問点や不明点はしっかりと確認し、すべてに納得してから依頼することが重要です。
屋根修理業者選びで失敗しないために、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
①担当者の説明が分りやすく、補助金申請のサポートをしてくれるかどうか
屋根の修理やリフォームでは、補助金や助成金だけではなく、火災保険やふるさと納税などが利用できるケースがあります。
どれが利用できるのか、申請の方法などサポートがなければわからないこともあるでしょう。
なかには、利用できる制度があることを教えてくれない業者もいます。
屋根修理の完了後も付き合いが続く可能性があるため、親切で相性のよい業者を選んでください。
②都道府県の「建設業許可」を取得しているかどうか
建設業許可がなくてもリフォームは行えますが、許可を取得している業者のほうが実績も多く、安心して依頼できるでしょう。
施工に自信のある業者は、過去の実績をホームページで公開しています。
安心して工事を任せるために、実績が公開されているかどうかやその詳細を事前に確認しましょう。
③見積もりや現地調査が有料かどうか
現地調査に来た後に、修理を依頼しなければ見積もりは有料になるなどと、あとから費用を請求されるケースがあります。見積もりを依頼してからトラブルにならないよう、事前に確かめておきましょう。
屋根の不具合というのは、実際に屋根に登ってみなければ分かりません。残念ながら、その点を悪用し、不当に利益を得ようとする悪徳業者がいるのが現実です。
突然訪問してくる屋根修理業者には注意しましょう。屋根の修理やリフォームを訪問営業の業者に依頼した結果、トラブルに発展した事例が増加しています。
よくある手口として、突然訪問して屋根の不具合を指摘してきたり、メーカーを装って点検を申し出てきたりするケースがあります。
近くの建物の工事の際に、たまたま屋根が壊れているのが見えた体で訪問してくる手口を聞いたことがある方は多いでしょう。
そういった事業者に屋根の点検を依頼してしまうと、わざと屋根を壊したり、ありもしない不具合を報告したりするなどして、詐欺行為に及ぶ可能性が高いです。
そのため、訪問営業でやってきた屋根修理業者は、決して屋根に上げないようにしてください。
また、ハウスメーカーを名乗る業者が突然訪問してくるケースもありますが、一般的にハウスメーカーであれば、突然訪問せず事前に連絡があることがほとんどなので、そういった業者でであっても同様に対応しましょう。
トラブルになった事例では、「すぐに工事をしなければ危険だ」などと契約を急かしてくることが多いです。信頼できる業者であれば、不安を煽るようなことはしません。
屋根の修理業者を名乗る業者が訪問してきたら、決してその場ですぐに契約しないようにしましょう。
屋根の修理をお得に行うためには、以下のコツやポイントに注意することが重要です。適切な準備と情報収集を行うことで、コストを抑えながら質の高い修理を実現できます。
・複数の業者から見積もりを取る
修理にかかる費用は、業者によってさまざまです。内容によっては、業者により10~20万円ほどの差がでることもあります。
屋根の葺き替え工事の相場は100~150万円と高額です。大きな出費だからこそ、複数の業者の見積もりを比較して検討する必要があります。
また、複数の見積もりを提示することで、価格交渉の材料にもなります。
・契約内容の確認
契約書に記載されている内容や条件を詳細に確認し、追加費用が発生しないようにします。支払い条件についても交渉し、負担が少ない方法を選びましょう。
・セールやキャンペーンの利用
屋根修理業者が実施しているキャンペーンや割引を利用することで、コストを抑えることができます。
・計画的な修理を行う
屋根修理は繁忙期(梅雨や台風シーズン)を避けることで、価格が安くなることがあるのでオフシーズンに依頼するのが効果的です。
また、大規模な修理を避けるために、定期的なメンテナンスを行い、小さな問題を早期に発見・修理します。
・信頼できる業者を選ぶ
信頼できる業者を選ぶことで、再修理のリスクを減らし、長期的なコストを抑えることができます。保証がしっかりしている業者を選ぶと、万一のトラブル時にも追加費用を抑えられます。
・補助金や助成金の利用
一部の自治体では、住宅のリフォームや修理に対して補助金や助成金を提供していることがあります。事前に自治体のホームページなどで確認しましょう。
・良質な材料を選ぶ
初期費用が高くても、長期間にわたってメンテナンスが不要な材料を選ぶと、トータルコストが安くなることがあります。
コストパフォーマンスが良い材料を選ぶことが重要です。
これらのコツを活用することで、屋根修理のコストを抑えつつ、質の高いサービスを受けることができます。計画的かつ慎重に業者選びや修理内容を検討することが大切です。