秋はカビの大量発生に注意!具体的な対策やハウスクリーニングの費用について
公開日:2023.4.13 更新日:2024.4.16
カビと聞くと梅雨に多く発生するイメージを持たれている方も多いかと思います。
しかし、秋もカビに気を付けなければならない時期であり、気づかないうちに大量発生してしまっていることも。
そこで今回は秋が来る前にやっておきたいカビ対策について解説していきます。
カビと聞くと梅雨に多く発生するイメージを持たれている方も多いかと思います。
しかし、秋もカビに気を付けなければならない時期であり、気づかないうちに大量発生してしまっていることも。
そこで今回は秋が来る前にやっておきたいカビ対策について解説していきます。
カビは梅雨の時期ばかりではなく秋にも大量に発生します。
その理由は次の通り。
・高温多湿な環境である
秋にカビが発生しやすい理由としては、その環境にあります。
カビにとって最適な環境としては気温が20~30℃、湿度が70%を超えている状態です。
一般的に梅雨の時期である6~7月にかけては湿度が80%を超えることが多く、一年で最もカビが多く見られます。
9~10月の本州はそれに次いでカビが発生しやすい時期であり、湿度は70%以上の日が続きます。
最近は気温が高めの傾向にあるので、10月を過ぎてもカビに気をつけなければなりません。
・水気が多い
カビはよく浴室、窓ガラス、エアコンといった水分が付着しやすい場所にみられるかと思います。
カビは生育するにあたって水分を必要とすることから、水分量の多い場所に付着します。
9月はまだ降水確率が比較的高めの時期であり、油断をしていると頑固なカビに悩まされることになります。
・栄養源となるものがある
生き物が食べ物を欲しているように、カビも育つために栄養源を必要としています。
特に掃除していない間に溜まったホコリや汚れは栄養源となりやすいです。
これ以外ではたんぱく質や油脂をはじめとした有機物質に関しても、カビを育てる要因となります。
そんな厄介な秋カビですが、放置しておくのは健康面の影響から危険です。
カビによる主な悪影響は次の通り。
・嫌な臭い
湿気の多いお部屋にいてカビ臭く感じられた経験はありませんか。
特にエアコンを稼働させていたり、浴室に入ったりする時などに感じることが多いです。
この嫌なにおいの原因となっているのが、カビによって作られるメチルイソボルネオールやゲオスミンと呼ばれる物質。この物質のにおいがカビ臭さにつながっているのです。
・アレルギー症状
カビの胞子が空気中に漂っている時、それが鼻の粘膜についてくしゃみや鼻づまりといったアレルギー症状が引き起こされることがあります。
・水虫
日頃悩まされている方も多い水虫も秋カビが原因となっている可能性があります。
水虫を引き起こす白癬菌はカビの一種であり、湿度が高い時期になると現れやすくなります。
・肺炎
カビの胞子を吸い込んでしまうと過敏性肺炎を引き起こすことがあります。
咳や発熱といった症状が現れることから、風邪として誤解されることが多いです。
・シックハウス症候群
カビの胞子を吸い込んでしまうとめまいや頭痛といった症状が引き起こされます。
カビは一度繫殖してしまうと厄介であり、確認できたらすぐに対処しておく必要があります。
主な対処法としては次の通り。
・カビ取り剤を使う
すでについてしまったカビを除去するのに最も確実な方法です。
さまざまなタイプが市販されていますが、スプレータイプは素肌につきにくくておすすめです。 気になる箇所に吹きかけておいてきれいにしましょう。
ちなみに手が届かない天井部分はフロアモップを使うことできれいにできます。
・酢やクエン酸、重曹を使う
酢やクエン酸、重曹もカビ掃除に役立つアイテム。
使い方としては酢もしくはクエン酸を10倍の水で薄めておき、それを気になる箇所に吹き付けておいきます。
その後に上から重曹をかけておき、歯ブラシを使ってこすっていき、そこに再度吹き付けます。3〜4時間そのままにしてから、水で洗い流します。
・除湿剤を使う
湿気を取り除くための薬剤であり、置き型やつるして使うものなどが販売されています。
カビ対策としては防カビ効果が明記されているものが役に立ちます。
特におすすめなのが置き型であり、広いお部屋であっても効果を発揮してくれます。
・炭を置いておく
除湿アイテムとしても利用できるのが炭。通常の除湿剤と異なり半永久的に使用できるのが大きなメリット。
また、脱臭効果を持っているのでお部屋にこもったカビ臭を吸収してくれます。
秋のカビ対策は日頃からきちんとやっておくことが肝心。しっかり対策しておけば厄介なカビに悩まされなくなります。
主なカビ対策は次の通り。
・こまめに換気する
基本的な対策ですが、こまめな換気は必要不可欠。
たとえ雨が降っている日であっても、お部屋の窓はなるべく開けておくのが望ましいです。
室内の風通しを良くする方法としては、お部屋にある窓やドアを2カ所以上開けておくこと。こうすることで室内に空気の通り道が形成され、湿度を下げることができます。
窓が1箇所しか存在していなかったり、コンクリート住宅のように機密性が高かったりするお部屋の場合は、扇風機やサーキュレーターを活用することで換気効率を高めることができます。
・除湿を行う
梅雨のお部屋ではエアコンの除湿機能も活用しましょう。
特に弱冷房除湿はお部屋を涼しくしてくれる上、電気代も安く済むのでおすすめです。
また、お風呂から出たらすぐに換気扇を回すことも必要です。
・お風呂の後はシャワーで洗い流す
浴室を利用した後は、必ずシャワーで浴室を洗い流しておきましょう。
タイルはもちろん、壁側も洗い流しておきます。
その際に水シャワーを使用される方もいらっしゃいますが、水の場合は浴室内に水滴が残りやすいため、お湯を使うのが望ましいです。
現在ではさまざまなカビ取り剤が市販されているものの、頑固な秋カビになるとなかなか落とすのが難しいです。
そんな時に頼りになるのがハウスクリーニング業者。清掃のプロフェッショナルですので、厄介な黒カビが付いているお部屋もあっという間にきれいにしてくれます。
場所別のハウスクリーニングの費用相場については次の通り。
キッチン:13,000~20,000円
浴室:13,000~18,000円
トイレ:6,000~9,000円
洗面所:8,000~10,000円
エアコン:8,000~15,000円
このようにある程度お金のかかるハウスクリーニング費用ですが、少しでも安くする方法があります。
一つは見積もりを活用すること。
見積もりには作業ごとの内容とその費用が詳しく記載されていますので、後になってから不要なオプション料金が発生する心配はありません。
見積もりは無料のところもあるので、最低3社以上から見積もりをとっておけばお住まいのエリアで最も安い業者を見つけることができます。
もう一つは割引キャンペーンを実施している業者をチェックすること。
期間限定の割引料金やオンライン申し込み限定割引などが利用できるところもあります。
お住まいのエリアにある業者を調べてみて、利用できそうなキャンペーンをやっている業者があるかインターネットで調べてみましょう。