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壁に生えたカビは簡単に取れる?掃除方法や注意点を解説

公開日:2025.4.10
壁に生えたカビは簡単に取れる?掃除方法や注意点を解説

「壁が汚れているな…」と思ってよく見たら、それはカビだったという経験はありませんか?
カビはそのまま放置していると、お部屋の劣化や嫌なニオイの原因になるだけでなく、健康被害を引き起こす恐れもあります。

そこで今回は、壁にカビが生える原因や、簡単にできるカビ取り方法についてわかりやすく解説します。
自宅のカビ対策にぜひお役立てください。

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1.壁にカビが生える主な原因とは?

カビは湿度が高いところに発生する

カビの生えた壁の写真

カビは湿度が高い場所水漏れしている場所に発生しやすく、もちろん壁も例外ではありません。
特にカビを放置してしまうと、壁の内部まで広がり、下地ボードなどの建材を取り替えるといった大掛かりな修繕が必要になることもあるので注意が必要です。

カビが発生する大きな要因である湿度の高さに加え、温度や酸素、栄養分の条件がそろえばすぐにカビが繁殖してしまいます。
梅雨時のように湿度が高い時季や、浴室・玄関・キッチン・家具の裏など湿気がこもりやすい場所は、壁にカビが発生しやすい条件が整っています。
屋外と屋内の気温差によって窓に結露ができ、壁に移った水分が原因でカビが生えるケースもあるため、寒い季節も注意しましょう。

湿気対策がカビ予防のポイント


カビを防ぐには、湿気を溜めない工夫が重要です。
具体的には以下のような対策がおすすめです。

・定期的な換気(1日数回窓を開ける)
除湿器サーキュレーターの活用
・室内干しの際は除湿器換気扇を併用
・結露が発生したらすぐに拭き取る

近年の住宅は気密性が高いため、換気を意識しないと湿気がこもりやすい傾向があります。特に日当たりの悪い部屋や、洗濯物を室内干しする場所では除湿器の併用が効果的です。



カビは健康被害や害虫の原因にも


壁に生えたカビを放置していると、空気中に胞子が飛び散り、アレルギー性疾患の原因になることもあります。
数年後に症状が出るケースもあるほか、免疫力の低い人や子どもはシックハウス症候群を発症するリスクもあります。

また、カビは害虫(ダニなど)のエサにもなるため、早めに適切な方法で除去することが大切です。

2.壁のカビ取りを簡単に行う方法

壁の素材によってカビ取りの方法が異なる

浴室の壁のカビにスプレーをかける手

壁にカビが生えてしまった場合、自分で掃除して取り除くことは可能です。ただし、壁の素材によってカビの落とし方が異なるため、それぞれに適した方法で対処することが大切です。
ここでは、壁の素材別のカビの落とし方を紹介します。

前提として、どの素材の壁でも、カビ取り作業を始める前に、壁のホコリや汚れは雑巾でしっかり拭き取っておきましょう。

紙・布製の壁紙のカビ取り


紙や布など水を吸う素材の壁紙は、塩素系漂白剤が使えないため、酢と重曹を使った掃除方法がおすすめです。

手順は、酢を水で2倍に薄めてカビ部分にスプレーし、その後、水100ミリリットルに重曹小さじ1を溶かした重曹水をスプレーします。
5分ほど置いたら雑巾で拭き取り、最後に消毒用エタノールをスプレーして乾かします。



ビニールクロス製の壁紙のカビ取り


ビニールクロスは耐水性があるため、基本は紙製と同じ方法で掃除します。
それでもカビが落ちない場合は、ジェルタイプの塩素系漂白剤を歯ブラシなどでカビ部分に塗り込み、水拭きして乾かします。

ただし、塩素系漂白剤は色落ちする可能性があるため、目立たない場所で試してから使用しましょう。



土壁・漆喰・珪藻土のカビ取り


土壁や漆喰、珪藻土はとてもデリケートな素材です。
水で濡らして固く絞った雑巾で優しく拭き取りましょう。
それでもカビが取れない場合は、消毒用エタノールを使って掃除します。



木材のカビ取り


木材は消毒用エタノールを含ませたキッチンペーパーなどで拭き取ります。
ただし、エタノールではカビの色までは落とせないため、色が気になる場合は木材専用のカビ取り剤を使用するとよいでしょう。

3.壁のカビ取りを行う際の注意点

十分に換気をしてカビの再発を防ぐ

カーテンを開ける女性の写真

壁のカビ取りをするときは、いくつか気をつけたいポイントがあります。安全に作業を進め、カビの再発を防ぐためにも、以下の点に注意しましょう。

カビ再発を防ぐために換気と湿気対策を


カビ取りをしたあとは、再発防止のために十分な換気を行いましょう。湿気がこもっていると再びカビが生えてしまう可能性があります。
換気に加えて、除湿器を使ったり、家具の位置を変えて空気の通り道を作ったりする工夫も効果的です。

また、カビが発生している場所が雨漏りや水漏れによるものだった場合は、外壁や屋根、水回りの修理が必要です。原因を取り除かない限り、カビは繰り返し発生します。



カビは小さいうちに早めに対処する


カビが小さいからといって放置すると、条件によっては一気に広がることもあります。見つけたら早めに除去し、発生の原因を取り除くことが大切です。



カビの胞子対策をして健康被害を防ぐ


カビ取り作業では、胞子を吸い込まないようにマスクやゴーグル、手袋を着用しましょう。
カビの胞子は体内に入ると健康に影響を与える可能性があるため、十分な対策が必要です。

また、カビを拭き取る雑巾は複数枚用意し、使い終わったらすぐに取り替えるのが安心です。



壁を傷つけないように注意


カビ取り作業では、壁の素材を傷つけないよう慎重に行うことも重要です。
特に紙や布製の壁紙は水を吸いやすく、ゴシゴシ強くこすると傷がついたり、破れたりする恐れがあります。優しく拭き取るように心がけましょう。



薬剤の取り扱いに注意


塩素系漂白剤を使うときは、酢や酸性洗剤と混ぜると塩素ガスが発生して非常に危険です。必ず単独で使用し、水でしっかり拭き取ることが大切です。

また、水で拭き取れない場所での強アルカリ性洗剤の使用は皮膚への刺激が強いため避けましょう。安全性の高い方法で作業を進めてください。

4.簡単に取れない壁のカビは専門事業者に相談しよう

掃除のプロであるハウスクリーニング事業者ならカビを根本から除去できる

壁のカビ取りを行うハウスクリーニング業者のイラスト

自分で掃除してもカビがなかなか落ちない場合は、カビ取りの専門業者に相談するのがおすすめです。
お掃除のプロであるハウスクリーニング事業者であれば、表面だけでなくカビの根本まで除去し、再発を防ぐ対策も行ってくれます。

カビは見た目以上に壁の内部まで浸食していることが多く、自力での掃除では完全に取り除けないケースも珍しくありません。

業者に依頼すべきカビの状態とは?


例えば、ビニールクロスの壁を塩素系漂白剤で掃除してもカビのシミが残ってしまう場合は、内部にカビが繁殖しているサインかもしれません。
このような場合は、壁紙を剥がして下地ボードまで掃除する必要があり、専門業者に任せるのが安心です。

また、高所や広範囲に広がったカビ、作業がしにくい場所のカビ取りもプロに依頼したほうが安全かつ確実です。
業者であれば、壁を傷つける心配もなく、適切な薬剤や方法で除去してくれます。



カビがひどい場合は壁紙の張り替えも検討


カビが深刻な場合は、クリーニングだけでは不十分で、壁紙そのものの貼り替えが必要になることもあります。
カビの発生状況や範囲によって最適な対応は異なるため、まずは専門業者に相談するとよいでしょう。

壁紙を張り替える際は、カビが発生しにくい素材を選ぶのがおすすめです。
特に調湿機能がある壁紙は、室内の湿度に応じて水分を吸収・放出してくれるため、カビが生えにくい環境を作ることができます。

デザインや色のバリエーションも豊富にあるため、インテリアに合わせた壁紙を選びながら、見た目も機能性も兼ね備えた空間づくりが可能です。

5.壁のカビ取りの費用を抑えたいなら業者の選別がポイント

相見積もりを取って優良な業者を比較検討する

複数の見積書のイラスト

壁のカビ取りを業者に依頼する際は、できるだけ費用を抑えたいと考える方も多いでしょう。
その場合は、複数の業者から相見積もりを取って比較するのがおすすめです。
費用やサービス内容に納得した上で依頼できる業者を選ぶことで、後悔のないカビ取り作業が実現できます。

業者選びで確認したい3つのポイント


カビ取り業者を選ぶ際は、次のポイントを意識しましょう。

・見積もりが無料で作成されるか
・実績や施工例が豊富か
・問い合わせ対応が丁寧か

ほとんどの優良業者は無料で見積もりを作成してくれますが、中には有料となるケースもあるので注意が必要です。
見積もりの作成が無料かどうかは、事前に確認しておきましょう。



費用の相場や内訳もチェック


相見積もりを取ったら、極端に安すぎる・高すぎる業者は避けるのが無難です。
費用が安い業者は、作業が不十分だったり、後から追加費用を請求されたりする可能性があります。

また、見積もりの内訳が明確に記載されているかも重要なチェックポイントです。
どこにいくらかかるのかが明確に示されている業者は信頼しやすいでしょう。



実績や口コミも業者選びの参考に


経験豊富な業者であれば、さまざまな状況に対応できるノウハウがあります。
ホームページやSNSで施工事例や実績を確認できる業者は安心感があります。

また、利用者の口コミや評判も、業者選びの参考になりますので、事前にチェックしておくとよいでしょう。



対応の丁寧さやアフターフォローも大切


業者に見積もりや問い合わせをした際の対応の丁寧さも、信頼できるかどうかの判断材料になります。
事前説明や質問への回答が丁寧な業者なら、安心して依頼できるでしょう。

また、施工後のアフターフォローや保証内容についても、事前に確認しておくとより安心です。

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