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太陽光発電は冬でも効果あり?冬の太陽光発電の主なメリット・デメリットについて

公開日:2023.1.13 更新日:2024.4.18
太陽光発電は冬でも効果あり?冬の太陽光発電の主なメリット・デメリットについて

太陽光発電と聞くと、日照時間が長い夏が良いというイメージがありますが、実は冬の方が効率的に発電することが可能です。その理由を知れば、太陽光発電をより活用できるでしょう。

今回は冬に太陽光発電を行うメリット・デメリットについて解説していきます。

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1.冬に太陽光発電を行うメリットとは?

冬は発電効率が下がることがない!

ソーラーパネルが設置された屋根の写真

冬の太陽光発電と聞くと、あまり効率の良いイメージが浮かばないかもしれません。
しかし、冬の太陽光発電は以下のようなメリットが期待できます。

・発電量の損失を抑えられる
太陽光発電を行うには日照時間が重要ですが、ソーラーパネル内部の温度が高くなり過ぎるとパフォーマンスが低下してしまいます。
外気温の低い冬であれば内部温度が熱くなりすぎることがないので、発電量の損失を抑えられるのです。
夏場と冬場の日中一時間の発電量を比較したとき、冬の方が多く発電しているケースはよく耳にします。

・台風の影響が少ない
太陽光発電を導入するうえで、懸念材料の一つとなるのが台風の影響です。
台風によって外にある太陽光パネルに被害が出たケースはたびたび報告されています。また、飛来物が当たって破損する場合もあります。

しかし、冬の時期は台風が来ることが比較的少ないため、太陽光発電を利用しやすいと言えます。

・冬の電気代節約につながる
太陽光発電によって生み出された電力は、そのまま自宅で利用することが可能です。
利用されているパネルの種類やお住まいの日照条件にもよりますが、電気の自家消費によって毎月かかっていた電気代を大幅に減らすことができます。

冬は暖房設備の使用などで特に電気代がかさみがちなので、太陽光発電を活用することでお得に電気が使えるようになります。

2.冬に太陽光発電を行うデメリットとは?

日照時間の短い冬は、夏と比べてどうしても発電量が小さくなる

ソーラーパネルに雪が積もった屋根の写真

以上のように、冬の太陽光発電にはさまざまなメリットがあります。
しかし、その一方で考慮しなければならないデメリットも存在しますので、それらについてお伝えします。

・夏と比べて発電量は少なくなる
冬は日照時間が短いことから、どうしても発電量は少なくなります。
お住まいの地域によりますが、冬は夏に比べて数時間ほど日照時間が短くなります。いくら冬の方が1時間当たりの発電効率が高いといえども、日照時間が短ければその分発電量は小さくなってしまいます。

・落雪被害の原因になる
太陽光発電に使われるソーラーパネルはガラスで作られていることから、スレートや瓦などの屋根材と比較しても、パネル上に降り積もった雪が落下しやすくなっています。
ガラス製のパネルは滑りやすい性質があるため、場合によっては大量の落雪が起こる場合もあります。

たとえば、自宅内の雨どいや車のボンネットなどが破損したり、近くにいた人が大怪我をしたりするなどの被害が多いです。

・積雪で建物の一部が破損する
太陽光パネル一枚が約15~20kg、軽いパネルでも1㎡につき約11kgの重量があります。そんなパネルの上に積雪があると、建物に大きな負荷がかかってしまいます。
これによって、太陽光パネルを支える金具が屋根に食い込み、破損してしまう場合もあります。

・積雪で発電量が低下する
雪が降っている時間が短ければ、太陽光発電システムが受ける雪による影響はそれほど大きくありません。
しかし、パネル全体を覆ってしまうほど雪が積もってしまうと、発電量に影響を及ぼしてしまいます。

場合によっては、積雪の影響で太陽光発電システムの発電量が大幅に低下してしまうこともありますので、気をつけましょう。

3.太陽光発電の効率を上げるには?

パネルや屋根が重要

日光が当たっているソーラーパネルの写真

冬の太陽光発電をより効率的に行うためには、きちんとした対策が必要です。
日照時間や積雪などの問題があるため、パネルの置き方や積雪対策について工夫することが求められます。

具体的な対策は以下の通りです。

・陽が当たりやすい向きにパネルを設置する
日照時間が短い冬でも太陽光発電を効率的に行うには、パネルの向きに注意しなければなりません。

短時間で多くの太陽光を当てるためには、真南に太陽光パネルを設置するのが望ましいです。

また、屋根の向きの関係で南向きに設置するのが難しい場合は、朝日と夕日が当たりやすい東西への設置がおすすめです。
東西2面に設置すると、日中のピーク時の発電量を抑え、朝と夕方の発電量を上昇させることができます。

・入射角を意識してパネルを設置する
入射角とは、太陽光パネルに直射日光が当たる角度を指します。日光をできるだけ直角に受けることで、発電量を上昇させられます。

最も効率的に発電量を上昇させるためには、南向きで傾斜30度にするのが望ましいとされています。
もし屋根の構造上の問題で傾斜30度にできない場合は、地上設置にすると土台が置けるため角度がつけやすくなります。

・積雪耐性のある太陽光パネルを選ぶ
太陽光パネルによっては、積雪耐性のあるものもあります。
積雪量が多い地域にお住まいの方は、そうしたパネルを選ぶと良いでしょう。

4.太陽光発電システムの設置は自分でもできる?

太陽光発電システムの設置には原則として電気工事士の資格が必要です

電気工事士の資格のイメージ写真

DIYを趣味にしている方ですと、太陽子発電システムの設置も自分でやりたいと考えられる方も多いでしょう。

ただし、太陽光発電システムの設置をする際に電気工事が必要になるため、作業者には電気工事士の資格が求められます。

無資格者が電圧30V以上の太陽光発電システムを設置した場合、電気事業法違反と見なされ罰則の対象になる恐れがあります。

そのため、電圧30V以上の太陽光発電システムは資格を持ったプロの業者に依頼しましょう。
業者であれば、売電用の蓄電池などの設備の設置も任せられます。

5.業者選びのポイント

信頼できる業者かどうかを見極めるポイントをご紹介

ポイントのイメージ写真

太陽光発電システムを導入する際に役に立つ業者ですが、太陽光発電システムの設置業者は日本全国に数多く存在します。
そんな中から安心してお任せできる優良な業者を見極めるためにも、業者選びの際には以下のポイントを確認しましょう。

・施工事例やお客様の声を確認する
業者のホームページには過去の作業事例が掲載されていますので、参考として目を通しておくことをおすすめします。
また、ホームページや口コミサイトでは、実際に依頼された方の評価を確認できます。

太陽光発電システムは基本的に10年以上と長期間使用するものなので、そもそもの設置作業がずさんだと使用しているなかで様々な不具合がでてしまうことに…。
そうならないためにも、実績のある業者を選ぶことをおすすめします。

・実際の業者の対応を確認する
お客様に対してのきめ細やかな対応を行っている業者ほど、実際の作業もしっかりと丁寧にやってくれる傾向が高いです。
電話対応や現地調査の際のスタッフの対応はしっかりと見ておきましょう。

また、こちらが質問したことに対して、具体的にわかりやすく説明してくれるかどうかも重要な確認ポイントです。
それにより、スタッフの知識レベルを測ることができます。

・損害保険の加入の有無を確認する
太陽光パネルの設置工事では、作業中に思わぬ事故に見舞われることもあります。
信頼できる業者の多くは、そういった場合に備えて損害保険に加入しています。
加入しているかどうか気になる方は、事前に業者に確認しておくと良いでしょう。

・アフターサービスを確認する
信頼できる業者の多くは、災害時にパネルが故障した際の無償修理などのアフターサービスを用意しています。
無料でついてくるサービスの内容や適用される期間は業者によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

6.太陽光発電システムの設置費用

具体的な費用相場

太陽光パネルの横で何かをメモする専門修理事業者の写真

太陽光発電システムの導入で気になるのが費用についてでしょう。

家庭向けの太陽光発電システム設置の費用相場は、1kWあたりおよそ20~35万円です。

また、冬場の太陽光発電量システムの雪対策には15~45万円程度かかります。

ただし、上記の金額はあくまでも目安であり、自宅の環境や利用する設備によって費用が大きく変動します。
屋根に設置する太陽光パネルの面積を増やそうとすれば、工事の手間がかかるため費用は高くなってしまいます。
また、足場を設けてから作業する場合には、その分の費用もかかります。

このように太陽光発電システムの導入にはそれなりの費用がかかりますが、それを少しでも安くする方法がありますので、ご紹介します。

一つは見積もりを比較することです。
見積もりには、作業内容とその費用の詳細が掲載されています。少なくとも3社以上から見積もりをとっておき、お住まいの地域で一番お得な業者を見つけることをおすすめします。

もう一つは見割引キャンペーンを実施している業者を選ぶことです。
業者によっては初めて申し込みされた方限定の割引価格や、インターネット申し込み限定割引といったキャンペーンを実施しています。
お住まいの地域内で、このようなキャンペーンを実施している業者があるか探してみましょう。

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