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地震でもないのに家が揺れるのはなぜ?揺れの種類についても解説

公開日:2025.4.23
地震でもないのに家が揺れるのはなぜ?揺れの種類についても解説

地震でもないのに家が揺れる場合、さまざまな原因が考えられます。築年数が経過し老朽化した建物だけでなく、新築だったとしても、建物そのものに原因があるケースも。

本記事では、地震でもないのに家が揺れる原因を紹介するとともに、心配いらない揺れなのか、補強工事が必要な揺れなのかについて解説します。

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1.地震でもないのに家が揺れる原因とは?

大型トラックの通行や強風の影響であることも

トラックの振動で揺れている家のイラスト

地震が起きたわけでもないのに家が揺れたときは、近くで大型トラックが通行していた可能性が考えられます。
家の近くに交通量の多い道路や高速道路があると、大型トラックやクレーンなどの建設車両が頻繁に通行し、その振動が地面を伝わり、家全体を揺らすことがあります。
大型トラックが道路を通行する際にガタガタと揺れるのは、アスファルトが経年劣化していたり、道路に凹凸ができていたりするためです。道路の舗装工事をしないと根本的に解決するのは難しい問題といえるでしょう。

ただし、基本的に大型トラックなどの通行時の揺れは一時的なものであり、小さな縦揺れが短時間起きるだけなので、家が崩れるといったことはありません。

家が揺れる原因としてもう一つ考えられるのは、強風の影響です。
家が風通しの良い場所に建っている場合やマンションの高層階などは、強風の影響を受けて揺れを感じやすくなっています。
また、木造住宅も風が強い日に揺れを感じやすいという特徴があります。これは、風による強い圧力を揺れによって吸収しているためです。強風による倒壊を防ぐ仕組みの一環でもあるので、木造住宅が揺れてしまうのを過剰に心配する必要はありません。

2.地震でもないのに家が揺れる原因が建物にある場合

シロアリ被害や構造材の腐食に注意

シロアリ被害を受ける家のイラスト

地震でもないのに家が頻繁に揺れる場合、建物そのものに原因がある可能性があります。
なかでもシロアリによる被害や、構造材の腐食といった問題が発生している場合は、深刻な状態といえるでしょう。

シロアリは湿気の多い場所を好み、とくに家の床下はシロアリにとって絶好の環境です。
床下に住み着いたシロアリは、やがて柱や壁の内部まで移動し、構造材として使われている木材を食い荒らしてしまいます。その結果、家の強度が低下し、揺れやすくなるのです。

また、家が揺れやすくなる原因が構造材にある場合、シロアリによる被害だけでなく、木材自体が腐食しているケースも考えられます。
構造材とは、家を支える柱や床下部分などに使用される木材のことで、通常は建築時に十分に乾燥された木材が使われます。
しかし、浴室などの水回り周辺の床下は湿気がこもりやすく、木材を腐らせる菌が発生しやすくなってしまいます。
仮に水回りの構造に問題がなくても、湿度の高い地盤に家が建っている場合には、同様に木材が腐食しやすい環境といえるでしょう。

シロアリ被害や構造材の腐食は、住人が目で見て気づくのが難しいため、少しでも異常を感じたら、早めに専門家による住宅診断を受けることをおすすめします。

3.地震でもないのに家が揺れる場合の対応策

耐震補強工事を検討

耐震補強工事のイメージ画像

地震でもないのに家が揺れる場合の対策のひとつとして、耐震補強工事を行うという方法があります。
耐震補強工事とは、壁や柱を補強したり、老朽化した構造材を交換したりして、住宅全体の耐震性能を向上させる工事のことです。
耐震性能が高まるということは、揺れに強くなるということでもあるため、こうした工事によって、日常的な揺れの軽減効果も期待できます。

また、耐震補強工事は、将来発生する可能性のある大規模地震への備えにもなります。あらかじめ対策を施しておくことで、安心して暮らし続けることができるでしょう。

ただし、注意すべき点として、耐震補強にはまとまった費用がかかることが挙げられます。
工事の規模や内容、依頼する施工業者によって金額は変わりますが、一般的には100万〜200万円程度の費用がかかり、平均的な相場はおおよそ150万円前後といわれています。
このように高額な出費となるため、実施するかどうかは慎重に検討する必要があります。

判断に迷った場合は、まずは専門業者による耐震診断を受けるのがおすすめです。
診断によって本当に補強工事が必要かどうか、また必要な場合にはどのような工事が適しているかといったアドバイスを、プロの目線から受けることができます。

4.地震でもないのに家が揺れる場合は耐震診断を受けてみましょう

信頼できる業者探しには相見積もりがおすすめ

住宅の耐震診断イメージ(住宅と耐震診断報告書)の写真

地震でもないのに家が揺れる場合、その原因にはさまざまな要因が考えられます。揺れが発生する背景には、周辺環境の影響や建物自体の問題がある可能性も否定できません。

ここで重要なのは、「揺れの原因を自己判断だけで決めつけないこと」です。
たとえば、「近くを通る大型トラックの振動が原因だろう」と思っていても、実はそれが誤った認識だったというケースもあります。
もしかすると、家の構造材がシロアリの被害を受けており、それによって建物の強度が低下して揺れやすくなっているのかもしれません。
そうした深刻な問題に気づかず放置していると、発見したときにはすでに手遅れになっているおそれもあります。
手遅れの事態を防ぎ、なにより安心して今の家に住み続けるためには、専門業者による耐震診断を受けることが大切です。

ただし、耐震診断を行っている業者の中には、不適切な診断や過剰な工事をすすめてくる悪質な業者も存在します。
そのため、診断を依頼する際は複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

その際、各業者に同じ条件を提示するのがポイントです。見積もりの内容を比較することで、費用が極端に高すぎたり安すぎたりしないか、対応条件が不自然に多くないかなどを確認できます。

こうしたステップを踏むことで、信頼できる業者を見極め、適切な耐震診断と必要に応じた対策を進めることができるでしょう。

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