食器棚に現れる症状や対処法、修理の相場について解説します。毎日使っている食器棚の扉の開閉が悪くなった、キズが目立つようになったなどの状態にお困りではないでしょうか。食器棚はその形状にもよりますが、簡単なトラブルであれば、自分で修理できる場合もあります。この記事では食器棚に現れる症状や対処法、修理の相場について簡単に解説します。
食器棚の故障で少なくないのが、開き戸の開閉が悪くなる場合です。毎日開閉を繰り返す中で少しずつ負荷が積み重なって蝶番の緩みが歪みが出てきてしまいます。
開き戸は扉の裏に蝶番があり、開き戸が歪んでしまうことがあります。開き戸の裏の蝶番には調整ネジがついており、この調整ネジをプラスドライバーで回すことで、扉の上下の高さや前後の位置を調整できます。
この調整をすることで、多くの状態は改善するものの、慣れていない人がやる場合、かえって動きが悪くなることも。
歪みや緩みを放置しておくと、負荷がかかりやすい状態になっているため、扉の劣化自体を進行させてしまいます。不安な場合には自分で対処しようとするのではなく、リフォーム業者に任せる方がよい場合も少なくありません。
また引き違い扉の開閉が悪くなる場合、レールが悪くなっているか、食器棚本体が歪んでいることが考えられます。食器棚本体が歪んでいる場合には、個人での対処が難しいため、こちらも専門業者に任せましょう。
また食器棚自体が歪んでいる場合、修理にかかる費用が非常に高額になる恐れがあります。そのため、もし修理を希望する場合には、高いお金を払ってでも、補修する価値があるのかどうか、一度検証して見てください。
食器棚の修理で多いのが、塗装の剥がれやキズ、凹みなどの問題です。
食器棚は毎日開け閉めし、食器をぶつけてしまうなどして、キズや凹みが発生してしまいやすくない部位になっています。子どもなどにぶつけられてしまうなどすることも少なくないですよね。
そのようなキズは小さなものであれば、補修用のクレヨンやシートがあるため、それらの道具を使うことで軽度なキズであれば、隠すことが可能です。これは小さな凹みであっても同様です。
ただし、凹みが大きい場合、きれいに補修するためにはそれなりの技術が求められます。そのため、補修痕を目立たせたくない場合や、自分できれいに仕上げる自信がない場合には、専門業者に補修を依頼するのも選択肢になるでしょう。
また天板などは食器棚を直接おく部分のため、塗装などが剥がれてしまいやすい部分です。このような部分には、全体を塗装する方法や、部分塗装などで対応することもできます。どれだけ丁寧に扱っても、天板は汚れやキズがついてしまいやすい部分のため、定期的に塗装し直すのが、きれいさを維持するポイントになるでしょう。
食器棚はそのデザインや扉の種類が様々で、どんなものが使われているのかによって修理の方法も変わります。
開き戸がついている場合には、裏の蝶番の取り外し、調整ネジをドライバーで調整することで、扉の高さや前後の位置を調整すると、開閉がスムーズに進む場合があります。
少しコツがありますが、自分で色々試してみると、ちょうどよい位置に持っていくことができるでしょう。難しい場合には、専門業者に依頼すると、最適な位置に調整してくれ、見た目もスッキリし、開閉もスムーズにしてくれますよ。
また引き出しの開閉がスムーズにいかない場合には、レールの歪みなどが原因だと考えられます。この場合はレールや金具を交換してあげると、開閉がスムーズに進められます。
キズの補修の場合には、補修用のクレヨンやパテなどを使うのがおすすめです。これらで簡単にキズをカバーしてから、筆などで木目の模様を再現することで、見た目に補修した形跡を残さず補修できます。ただし、きれいに仕上げる自信がない場合には、専門業者に任せるのも選択肢でしょう。
食器棚の修理を依頼する場合、自分でやる場合には1万円以下、外部に依頼する場合には8,000円～かかるのが一般的です。
食器棚の修理といっても、自分でできる範囲のものであれば、必要なものはすでに家にあるもので対応できることも多く、ないものであっても、ほとんどの場合、1万円とかからずに材料を調達することが可能です。
きれいに仕上げたい場合などの場合には、技術が求められることは確かですが、簡単なものであれば、自分で道具を準備して修理に挑戦してみるのもおすすめです。
そのときにはあまり無理をせず、できないなと感じたら、早めに修理業者に依頼するようにしましょう。
自分で対処するのが困難なものの場合には、8,000円～の修理費用がかかります。しかし、扉の立て付けや開閉などの問題を簡単なものであれば、すぐに解決し、キズの補修などもほとんど目立たないレベルで作業できます。
ただし補修内容によっては非常に修理費用が高額になってしまうことも。そのような場合には、食器棚を修理するより新しく食器棚を買い直す方が全体的に経費を抑えられる場合もあるため、必要に応じて、検討してみましょう。
この記事では食器棚に現れる症状や、その対処法、修理にかかる相場について解説しました。
それぞれの修理の中には自分でできるほど簡単なものもあり、そのような内容であれば自分で解決させることも十分に可能です。
この記事を参考に自分でできることなのかどうか見極め、大切な家具を最善の方法で修理する参考にしていただければ幸いです。
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