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トイレの災害対策とは?

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.3
トイレの災害対策とは?

トイレにおける災害対策に関する様々な情報を分かりやすく紹介します。この場所での災害対策の情報を簡単かつ具体的にお伝えします。一口に災害と言っても地震や火事、大雨などさまざま。それらの状況に見舞われた時にトイレが使えないようでは日常生活に困難をきたしますね。また大規模災害の発生時にトイレを使えなくなるのが最も困ると言われています。そこでここからは災害時にトイレが破損した場合の対処法や被害事例、予防対策などをお知らせしていきますので参考にしていただければ幸いです。

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1. 災害時のトイレで見られる被害例

災害時にトイレで起こった被害の事例を紹介。大雨時には逆流してくることも

水を流しているトイレの写真

この場所での被害事例として最初に紹介するのは、水が逆流して来たケースです。

昔からある便所ではなく、水洗トイレを使用していた方が大雨の時に便器内から水が逆流し、トイレ一帯が水浸しになってしまいました。

この被害は現在では少なくなっているのですが、お住まいの地域によっては起こり得るケースです。都市部では雨水と汚水は別々の下水道で処理する分流式なのですが、国内の一部地域では依然として雨水と汚水を統合して処理する合流式の自治体があります。その場合大雨が降ると下水管の水量が増し、逆流してトイレから噴き出ることがあります。

次に紹介する事例は、災害による断水が解除になった後のケースです。災害時には電気だけでなく、水道が止まることもありますね。被害にあわれた方も断水が解除になったので、トイレに行き流した途端にタンクが割れてしまいました。

この被害の原因はウォーターハンマー現象と考えられます。災害時に止まっていたトイレの水を一気に流すと、間に溜まっていた空気も押し出され、タンクや排水管に物凄い衝撃が加わることがあります。くれぐれも給水が開始されたからと言って、一気に流すことはお控え下さい。

最後に紹介する被害事例は、異臭が立ち込めたケースです。ある方が地震によりトイレの水が止まったので、バケツで流していたのですが、臭いが充満してしまいました。辛い時期にあの臭いが立ち込めると、不快という言葉だけでは済まされませんね。

2. 災害でトイレが被害にあった時の対処法

災害でトイレが被害にあった時の対処法を分かりやすくお伝えします

緑色のタオルの写真

この場所が災害により被害にあった場合の対処法はいくつかありますので順番に紹介します。

災害が起きて命の危険が無いと判断したら、どの場所でもいいので蛇口をひねってみましょう。トイレだけ水が出ない場合は明らかに災害での給水管のトラブルですので、水道工事業者に調査を依頼しましょう。

家全体から水が出ない場合は、地域単位での大規模な被害が予想されますので、水道局に確認を取るべきです。

大雨の時に便器から水が逆流してきた場合は、元栓を閉め水が広がらないようにバスタオルなどの厚手のものでトイレの入り口を堰き止め、下水道局に連絡しましょう。可能であれば溜まった水をタオルに吸い込まし、バケツに移すなどの対処をすべきです。特に地震の被害で多いのですが、災害のあと数日が経過し流れが悪くなった時は見えない場所が破損している可能性がありますので、早急に専門業者に連絡しましょう。

このトラブルは一部公的補助になる可能性がありますので、被害が出た時にはスマートフォンなどで写真を撮っておきましょう。また業者に依頼して修復してもらった時には、必ず日付の入った領収書をもらい大切に保管しておいて下さい。いずれにしてもトイレが災害被害で使用できないのでは、生活もままなりませんので早めの対処をお勧めします。

3. トイレが災害被害にあわないために出来る対策とは?

トイレが災害被害にあわないために出来る対策を簡単に紹介します

水道の元栓の写真

この場所が災害被害にあわないための対策として最初に紹介するのが、整理整頓です。よくトイレの上部に棚を自作して収納として利用されている方がいらっしゃいますが、地震の時には崩れる可能性がありますので、予防対策の観点から言えば止めておいた方が無難です。

それと同じように、トイレに本棚を置くこともあまりおすすめは出来ません。トイレの周りは出来るだけ整理整頓を心がけて、不要な物は置かないようにしましょう。

次の対策として紹介するのが、元栓の確認です。トイレには水量を調節する元栓が付いていますし、外には家全体の水の元栓があります。普段から確認しておかないと、いざトイレに被害が起きて元栓を閉めようとしても場所が分からないなんてことも。ただでさえ災害時は気持ちが動転していますので、事前に確認しておきましょう。

この場所での災害対策として最後に紹介するのが、ラバーカップを置いておくことです。災害時にトイレの排水口がダメージを受けると、排せつ物がつまることがあります。そうなってからラバーカップを購入していては遅いので、事前に準備しておきましょう。それといくら予防対策をしていても、トイレが災害によって被害を受けることはあります。そのための対策として、家族が3日間トイレなしでも生活できるように携帯トイレを準備しておきましょう。

4. 災害でトイレに被害が出た時の注意点

災害でトイレに被害が出た時の注意点をいくつか簡単に紹介します

手袋をしている女性の絵

この場所で災害による被害が出た時に注意して頂きたいのが感染症です。トイレの排水口の水には下痢や腸からの出血を促す大腸菌や発熱する緑膿菌、カビなどのさまざまな菌が存在しています。

排水口から水が溢れたからと言って、素手で対処しようとすると健康を害する可能性があります。廊下などに漏れた場合も水拭きだけで済ませた場合、菌が残ってることも。感染症にならないためにも対処する際は、ゴム手袋とマスクを着用し、仕上げ拭きのときには必ず殺菌作用のある次亜塩素酸ナトリウムかアルコールを使用しましょう。

次に注意して頂きたいのがマンションやアパートにお住まいの方です。トイレから逆流した水が下の階に漏れた場合、損害賠償などのトラブルになることがあります。災害によるものですので、起きてしまったことは仕方ないですが、もしものために火災保険や個人賠償責任保険などに加入しておきましょう。賠償責任保険はクレジットカードの特約として付加されていることがありますので、確認しておきましょう。

この場所での注意点として最後に紹介するのが、便器にヒビが入っている場合です。地震が起きた時にトイレは使用できるものの、便器やタンクにヒビが入っていることがあります。一見すると問題ないように感じられますが、突然割れることもありますので早めに交換しておきましょう。

5. トイレにおける災害被害のまとめ

トイレにおける災害被害のまとめと重要ポイントをおさらいします

浸水しているトイレの絵

この場所が災害によって被害を受けた際の対処法や注意点、予防対策などをお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねて重要ポイントを紹介します。

まずトイレに被害が出た場合は、慌てず元栓を閉めて管轄の水道局や下水道局に連絡してみましょう。

その上で自分で対処できるようであれば作業すべきですし、原因が分からない、対処の使用がない方は専門業者に調査と修復をお願いすることをお勧めします。

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