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トイレのレバーが空回りする?!水が流れない時の対処法を解説します

公開日:2019.2.8 更新日:2024.4.2
トイレのレバーが空回りする?!水が流れない時の対処法を解説します

「トイレのレバーが空回りする」「トイレのレバーが戻らなくなった」
など、いきなりこのような不調が起こり、トイレの水が止まらなくなったり、逆にトイレの水が流せなくなったりすると慌ててしまいますよね。
トイレを満足に使用できないと生活に大きな支障が出てしまうので、どうにかして自力ですぐに直したいと考える方も多いかと思います。

そこで今回この記事では、トイレのレバーが空回りする原因や修理方法などをご紹介します!
また、トイレの水を手動で流す応急処置法やトイレタンク内の掃除方法についてもご説明しますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。

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水110番

1.トイレのレバーが空回りするときの主な故障原因とは?

故障原因は、「レバーとバルブをつなぐ鎖」「バルブの根元」「レバー本体」にあることが多い!

タンク横のレバーの写真

トイレのレバーの故障原因で考えられるものは3つあります。

1. レバーとフロートバルブをつなぐ鎖がはずれている
2. フロートバルブの根元のトラブル
3.レバー本体の軸が悪くなっている


この原因を説明するためには、まずトイレのレバーを回すとどうして水が流れるのかについて説明する必要があります。

レバーを回すと、レバーと鎖でつながった黒いゴム玉のような「フロートバルブ」といった部分が上に持ち上がります。
フロートバルブはトイレのタンク内部に溜まった水をせき止めているため、その部分が上に持ち上げることで排水が行われ、タンク内の水が便器に流れはじめます。

水が便器に流れて、タンクの中の水位が下がると、タンク内の水位を守るための設備である「ボールタップ」が作動して、給水管より給水がはじまります。
仕組みとしては、ボールタップの先端についている浮き球がタンク内の水位に連動して上下することで、ボールタップの弁が開閉するようになっています。
そのため、タンク内の水がなくなると給水が始まり、ある程度まで水がたまると給水が終わります。

これがトイレのレバーを回すことで水が流れる仕組みです。

トイレのレバーの故障が見られたら、まずはトイレタンクのカバーを取り外して原因を特定しましょう。

番が原因の場合には、フロートバルブとレバーをつなぐ鎖が外れたり切れたりしていないかチェックしてください。
2番が原因の場合は、フロートバルブがきちんと水を塞いでおらず隙間ができていないか見てみましょう。
3番が原因でレバーの軸が折れてしまう、曲がってしまっている場合には、レバーの交換が必要になります。

まずは原因をしっかり特定して対応しましょう。

2.トイレのレバーが空回りするとき対処方法①鎖・フロートバルブを交換する

作業を始める前に、まずは止水栓を締めましょう。止水栓はトイレの横あたりにあり、十円玉やマイナスドライバーで回すことで水を止められます。 水を止めておくことで、今後の作業がしやすくなります。

トイレの横に置かれたバケツの写真

トイレのレバーが空回りをするとき、ほとんどの場合、原因はトイレのレバーとフロートバルブをつなぐ鎖にあります。

タンクの中を確認して、その鎖がはずれていたらつなぎ直しましょう。
つなぎ直し方としては、落ちている鎖をレバーの軸の先に引っ掛けるだけ。その際は、鎖が少したるむ程度の長さに調整してください。

もし、鎖が切れてしまっているようであれば、新しいものへと交換が必要になります。
こちらの鎖はホームセンターやインターネット販売などで購入可能です。鎖にはさまざまな種類があるので、現在使用しているトイレの品番に合うものを選ぶようにしましょう。

鎖の取り付け・交換が終わったら、レバーを回すことでフロートバルブがきちんと開くかどうかを確認してください。
もしレバーが動かない場合は、鎖が短すぎるかもしれません。その場合は長さを調整してみてください。

また、トイレのレバーが空回りをするときフロートバルブに原因があることもあります。
フロートバルブはゴム製のため、経年劣化により破損や変形をします。それにより隙間ができて水が流れなくなります。
劣化が進んでいる場合にはフロートバルブごと新しいものに交換する必要があります。

ただし、失敗すると水が止められなくなったり、対処し切れない場合もあります。
上記で改善しきれない場合には、水道業者に修理をお願いしましょう。
依頼する時間帯によっては深夜料金などで割り増しになる可能性もありますので、修理を自分でするのであれば、そう言った時間にならないようにしておくのがベターです。

また、もし便器の中に排泄物が残っていたら作業をする前に流しておきましょう。
手動でトイレを流すには、バケツに水をためて勢いよく便器に流し込むだけ。
ただし、便器の中身が飛び跳ねることがあるため、床に新聞紙などを敷き、汚れてもよい格好で行なってください。

その他にもフロートバルブを手動で持ち上げることで排水が行われ、無事に流れる場合もあります。
その際は、手洗い管の部分から水が噴水のように飛び出してくるので、注意してください。

3.トイレのレバーが空回りするとき対処方法②トイレのレバーを交換する

トイレのレバー交換は止水栓を止めてはじめましょう。

トイレの洗浄レバーの写真

トイレのレバーが回らない・戻らない時は、レバー自体にサビや破損といったが不具合が起こっている可能性があります。
そういった場合は、レバーを新しいのものに交換しましょう。レバーに関してもネット通販やホームセンターで購入が可能です。

トイレのレバー交換の際もまずは止水栓を締めて、水を止めてからはじめるとスムーズに進めやすくなります。

その次にトイレタンクのカバーを持ち上げて取り外しましょう。フロートバルブを持ち上げて中の水を全て抜いて作業開始です。

レバーハンドルはナットで固定されているため、ネットをモンキーレンチで緩めることでハンドルを取り外すことができます。
ナットとハンドルの間には水漏れを防ぐパッキンがありますが、劣化しているようであればパッキンも取り外せます。

そうしたらレバーを新しいものに取り替えるのですが、ハンドルの向きを注意しないと回せなくなるため、取り付けの向きに注意して取り付けましょう。

作業の途中で部品をなくしたり、壊したりしないよう作業は慎重に行なってください。

最後にタンクカバーを戻し、止水栓を開いて水をためてからレバーを回して、水がきちんと流せるのか確認しておきましょう。

無事に流れない場合や、水漏れが発生するようであれば、作業の手順が間違っているか、他に原因がある場合が考えられます。
そんな場合には、水道業者を呼んで修理してもらった方が間違いありません。

4.業者に依頼をしたときにかかる費用とは?

費用相場は5,000〜20,000円程度!

領収証の写真

トイレのレバーが空回りするのを水道業者に修理してもらう場合には、その原因によって修理代金が変わりますが、大まかに5,000~20,000円程度の費用がかかることが一般的です。

内部のパッキンがちょっとずれているだけであれば5,000円程度で収まります。

内部のフロートバルブやボールタップが壊れている場合にはその交換に8,000〜12,000円程度になります。

レバーの故障で程度が重い場合にはタンクの脱着が必要になることもあります。 その場合、手間がかかるため20,000円程度の費用がかかります。

とはいえ水道業者の修理代金は電話で問い合わせても、原因がはっきりしないと明細が出せないことも多く、正確な金額は現地で見積もりになることがほとんどです。
ただし深夜にお願いすると深夜割増がかかってしまうこともあるため、大まかな金額程度であれば確認しておくのがよいでしょう。

作業時間はその原因にもよりますが、20分~30分程度で解決することがほとんどです。

水漏れやレバーが空回りしてしまうと焦りがちになってしまい、悪徳業者に騙されてしまう可能性もあります。
そうした業者に騙されないためには、まずはどのくらいの金額がかかってしまうのか、どんな作業なのかできる範囲で確認しましょう。 優良な業者ほど丁寧に説明してくれます。

また、そこまで緊急性がないようであれば複数社から見積もりを取ることで、作業費用の相場(適正価格)を知ることができます。

5.番外編:タンクの中の掃除方法

トイレタンクの中はカビが生えやすい!

タンク内部の写真

修理や点検のために初めてタンクのカバーを外して中を見てみたら、その汚さにびっくりした!といった声はよく聞きます。

トイレタンクの中は水が入っているため、湿気が溜まりやすく雑菌の巣窟となりやすい箇所です。そのため、放っておくとすぐにカビが繁殖してしまいます。
しかも、そのカビの成分の入った水を便器に流すことで、黒ずみしやすくなるなど、便器にも被害が・・・!
気付きにくい箇所ですが、トイレタンクの中も定期的に掃除をおこないましょう。

■トイレタンクの掃除方法
1.掃除しやすいようにタンク内の水を抜く
止水栓を閉めたあとに、レバーを引くとタンク内の水がなくなります。

2.タンクのふたを掃除する
お風呂場などでトイレ用の中性洗剤をしようして、スポンジなどで汚れを落とします。
手洗い器の水垢が気になる場合はクエン酸を使用して掃除すると効果的です。
掃除を行う際には、ふたを割ってしまわないように注意してください。
綺麗になったふたは水気がなくなるようにしっかりと乾燥させましょう。

3.タンクの中を掃除する
スポンジや歯ブラシを駆使して、中性洗剤を使用し黒ずみを落としていきます。
黒ずみを落とし終えたら、止水栓を緩めてタンク内に水を貯めてください。
元の水位まで戻ったのを確認したら、ふたを戻してレバーを引いて水を流します。そうすることで、タンク内の洗剤を流し出します。この作業を2回ほど行えば掃除は完了です。

トイレタンクの掃除を行う上での注意点としては、タンクの中には細かな部品が存在するので壊してしまわないように気をつけてください。

また、カビ掃除と言えばカビキラーなどの塩素系漂白剤を使用したくなる方も多いかと思います。 ただし、強い塩素はタンク内の鉄製の配管やゴム製のパッキンなどを劣化させてしまうため、使用は厳禁です!
中性洗剤を使用して綺麗にするようにしましょう。

もしも、掃除の中で水漏れなどが起こった場合は、大事に至る前にすぐに専門業者へ相談してください。

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