水回りリフォームの費用を抑えるには?相場や使える補助金などを解説します
公開日:2023.10.30 更新日:2024.4.22
水回りをリフォームする時には、費用を抑えるコツがあります。費用がかかるからといってリフォームの場所を限定するよりも、まとめて施工したほうが実はお得!
今回は水回りリフォームの相場や費用を抑えるコツ、水回りリフォームをする時の注意点などについて解説します。
水回りをリフォームする時には、費用を抑えるコツがあります。費用がかかるからといってリフォームの場所を限定するよりも、まとめて施工したほうが実はお得!
今回は水回りリフォームの相場や費用を抑えるコツ、水回りリフォームをする時の注意点などについて解説します。
■キッチン
キッチンのリフォームは、全体リフォームか部分リフォームかによってトータルの金額が大きく異なります。
全体リフォームの費用相場は75~150万円程度、部分リフォームの場合は10~25万円程度が相場です。
■お風呂
お風呂のリフォームは、ユニットバスの全体リフォームの相場は75~230万円程度ですが、タイプや工事内容によって金額が異なるため、見積りを確認する必要があります。
特にマンション用のユニットバスは、戸建て用よりも価格が高く設定されています。
■トイレ
トイレのリフォームは、種類や工事内容によって費用相場が異なり、14~36万円程度です。
トイレ本体をタンクレスにする場合や内装工事を含める場合は、費用が上がる傾向にあります。
■洗面所
洗面台のリフォームは、本体の費用と工事費を含め、約17万円から工事が可能です。また、空間全体をリフォームする場合は30~40万円程度かかります。
全体的に、リフォームの工期は場所や内容によって異なりますが、トイレ交換や洗面台交換などの部分リフォームであれば改修する箇所が少ないため1日程度で終わることも。
しかし、内装工事が必要なリフォームについては、数日もしくはそれ以上の日数を要する場合があります。
キッチンを修繕したら次はお風呂、トイレ、洗面所という風に個々にリフォームしていった場合、トータルでかかる費用は莫大なものになります。
このように金銭的な負担となるリフォーム費用ですが、キッチンやお風呂などの水回りをお得な費用でリフォームしたい場合、セットプランを活用するのが費用的にもおすすめです。
水回りの設備を4箇所セットでリフォームするプランをメーカーに申し込んだ場合、それぞれの箇所をリフォームしていくよりもかかるコストがお得になります。
セットプランがお得な理由は、業者が使用する部品などをまとめて発注することで仕入れ値を安くできる点や、工事を一括して行えるため人件費などを節約できるためです。
さらに同一のメーカーで統一しやすく、全体的な工期を短縮しやすいといったメリットもあります。
しかし、こうしたセットプランではセットの内容が変更できないことが多いです。ですが、特にメーカーや個々の部品の機能性にこだわりがない場合は問題なく活用できるでしょう。
水回りの設備はどの箇所も少しずつ劣化が進んでいくため、業者が用意するお得なリフォームのセットプランを活用し、工事費用を賢く節約するのがおすすめです。
リフォームで使用する原材料や設備のグレードを落とすことで全体的な費用を抑えることができます。
例えば、キッチンのリフォームで素材を高級なものからリーズナブルなものに変更したり、または床材や壁材などの素材のグレードを下げることで原材料コストを削減でき、全体的なコストダウンを実現できます。
また、設備のグレードを落とすことも有効です。
例えば、お風呂のリフォームで浴槽やシャワーヘッドなどの設備を高級なものからリーズナブルなものに変更したり、キッチンのリフォームでコンロやレンジフードなどの設備を下位グレードのものに変更することでもコストダウンできます。
さらに、製品としてカタログに掲載のない業者向けの製品などがあることも。業者向けにメーカーが大量生産された製品は値段的にお得なことが多いため、そういった製品の取り扱いがないか確認してみるのも良いでしょう。
原価の要素以外にも、施工の内容を変えることで工数自体が変わるため、リフォーム費用を大きく節約できるケースもあります。
業者から勧められるリフォーム内容が最適という訳ではなく、今後暮らしていくうえで本当に必要となる機能性をよく考え、原材料や設備などについてリフォーム業者と話し合いを重ねることが大切です。
水まわりのリフォームを行う際には、様々な補助金制度が利用できます。ここでは、その代表的な制度について説明します。
・介護保険
一つ目は、介護保険による補助制度です。介護保険制度では、要介護、要支援などの認定を受けた方が居住する住宅でバリアフリーなどのリフォーム(トイレや浴室への手すり設置など)を行う場合、工事費用の一部が補助されることがあります。
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
二つ目は、長期優良住宅化リフォーム推進事業です。この制度は耐震性や省エネ性能の高い「長期優良住宅」へリフォームする場合に対象となる補助金制度です。
災害時の安全性や省エネ効果の向上など、長期的に住居の安全性やコストパフォーマンスを向上させることができます。
・地方自治体の補助金や助成金制度
三つ目は、地方自治体の補助金・助成金制度です。各自治体で、バリアフリーやエコ・省エネに関連したリフォームを対象とした独自の補助金制度・助成金制度などを用意している場合があります。
こちらは節水型トイレや高断熱浴槽、高効率給湯器といったものの交換が対象となるケースが多いです。
こうした制度を取り扱っているかは自治体によって異なるため、詳しくはご自身の自治体にご確認ください。
リフォームを行う際には、事前に見積書の内容をしっかりと読み、業者の信頼性を確認するようにしましょう。
特に、激安・格安業者の場合は安さを追求するあまり中古品や展示品、型落ち設備、廉価版の使用などなどでコストカットを行うことがあるため、そういった点を確認しないと不満足な仕上がりになってしまう可能性があります。
また、大量仕入れによってコストカットを行っている場合、一部の部材のみ変更するといった柔軟な仕様変更が難しく、施主が理想とするリフォームを行えない可能性があります。
そのほか、提出された見積書が相場よりも格安だった場合には、設備や材料の仕様や、工事費以外に追加の費用が発生しないかなどをチェックしておくことが大切です。
最後に、なによりも重要なのは、信用できないと感じた業者には発注しないことです。
リフォームは、長い期間をかけて住まいを快適にすることが目的であるため、信頼できる業者を選ぶことが重要と言えます。
適切な価格帯で信頼できるリフォーム業者を選ぶことが、良いリフォームをするためには最も重要となるため、事前にインターネット上の口コミサイトなどで業者の情報や評判を調べたり、提出された見積書をよく確認して信頼できる業者を選びましょう。