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トイレを和式から洋式にするには?工事の流れや費用相場などを紹介します

公開日:2023.8.25 更新日:2024.4.22
トイレを和式から洋式にするには?工事の流れや費用相場などを紹介します

洋式トイレは、和式トイレと比べて身体的な負担が少ないのが特徴です。そのため、ケガや年齢をきっかけに、和式から洋式にトイレをリフォームしたいという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、和式から洋式トイレにリフォームするメリットや工事の流れ、工事費用などを解説します。補助金が使える場合もあるので、ぜひ参考にしてください。

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1.トイレを和式から洋式にするメリットとは?

4つのメリットを詳しく紹介

和式から洋式にリフォームされたトイレの写真

近頃は、ほとんどのトイレが洋式になっています。家のトイレも、新築やリフォームをしたところは洋式トイレを採用しているところが多いのではないでしょうか。

ここでは、トイレを和式から洋式にするメリットを4つ紹介します。

・節水効果がある
最近の洋式トイレは、エコの観点から節水効果の向上にこだわりを持ってつくられています。
一昔前の和式トイレだと一度に使用する水の量が約16リットルなのに対し、洋式トイレは約6リットルです。1人暮らしでも1回約10リットルの違いは大きいですが、数人で暮らしているのであれば、格段に水道代が変わるでしょう。

・衛生面の向上
和式トイレとは違い、洋式トイレは排泄物がすべて水のなかに沈みます。
また、脱臭や自動洗浄などの機能が付随していることも多く、臭いや汚れが残りにくいでしょう。

・身体的な負担が軽減される
しゃがむ動作は膝や腰に負担がかかるため、高齢の方やケガをしている方にとってはとても辛く、トイレに行くことが億劫になっている可能性があります。
また、小さい子供の場合は筋力が未発達のため、一人で用を足すことが難しいでしょう。

イスに座ったような姿勢で用が足せる洋式トイレは、しゃがむ和式トイレと比べると格段に身体的な負担が軽いといえます。

・温水洗浄便座なら冬も快適に使用できる
洋式トイレのデメリットとして、冬場は便座がひんやりすることがあげられます。また、洗浄機能を使用した時に温水ではなく水だった場合、冷たくてびっくりすることもあるでしょう。

しかし、温水洗浄便座であれば、そのようなデメリットも解決することが可能です。便座や洗浄水があたたかいので、寒い時期でも快適に使用できます。

2.トイレを和式から洋式にする工事の流れ

工事の流れを一通り見てみよう

洋式の便器を設置している事業者の写真

トイレを和式から洋式にするためには、どのような工事が必要なのでしょうか。
ここでは、工事の流れと期間を紹介します。

■工事の流れ
1.まずは、現在設置してある和式トイレやタンクなどを解体します。
それに伴って壁のクロスや床材の解体が必要な場合は、それらも一緒に撤去します。

2.次は、配管と電気工事です。
和式トイレと洋式トイレでは配管の位置が違うため、洋式トイレ用の給水管と排水管を設置します。
温水洗浄便座の場合はコンセントを使用するため、電気工事も必要になります。

3.次に、床や壁の下地工事と内装工事を行います。
解体時にむき出しになっているため、その部分の補修が必要です。木材で下地をつくり、クロスやタイルなどお好みの仕上げ材を貼り付けます。

4.最後は、洋式トイレの設置です。
所定の場所に便器を設置したら、配管の接続と電気配線をつなぎます。
手洗器や手すりなどの付属品を取り付け、正常に流れるかどうか確認したら工事完了です。

■工事期間
工事期間は、リフォーム内容によって異なりますが、和式から洋式にするだけであれば1日で完了するでしょう。
ただし内装工事や電気工事が絡む時は、数日かかる場合があります。

3.トイレを和式から洋式にリフォームするにはいくらかかる?

トイレの種類別の費用相場

一体型トイレの写真

洋式トイレといっても、さまざまな種類があることをご存じですか?
洋式トイレには、主に以下のような3つのタイプがあります。特徴と費用相場を解説するので、ぜひ参考にしてください。

・組み合わせトイレ
組み合わせトイレは、便器とタンクがそれぞれ独立しているトイレです。タンクに水がたまっているため、断水したとしても数回使用できます。

しかし、継ぎ目があって掃除がしにくかったり、ある一定量の水がたまらないと流れなかったりなどのデメリットがあります。

このトイレにリフォームする際の費用相場は35~48万円程度です。トイレ自体のグレードによっても価格が異なるため、相場に幅があります。

・一体型トイレ
一体型トイレは、便器と水をためるタンクが一体化しているトイレです。
継ぎ目がなく掃除しやすいですが、一ヵ所壊れるとすべてを交換しなければならないというデメリットがあります。

こちらのリフォームにかかる費用相場は43~54万円程度です。組み合わせトイレと比べるとデザイン性や機能性が高いため、相場も高くなっています。

・タンクレストイレ
タンクレストイレは、タンクがない便器のみのトイレです。デザイン性が高く、掃除がしやすいところも嬉しいポイントでしょう。
また、連続で水を流せるところもメリットの一つです。

しかし、水道管から直接接続するため、水圧が弱い場所では施工できないことがあります。

費用相場は48~59万円程度です。3つのなかでは一番デザイン性が高いトイレなので、価格も比例して高くなっています。

4.簡易取り付け型洋式トイレとは?

簡易取り付け型洋式トイレのメリットとデメリット

簡易取り付け型洋式トイレの絵

身体的につらく洋式トイレにリフォームしたくても、なかなかそこまで費用をかけられない人もいるでしょう。

そのような場合におすすめなのが、簡易取り付け型洋式トイレです。
簡易取り付け型洋式トイレは、和式トイレのうえからかぶせるだけで簡単に洋式トイレにすることができます。
工事の必要がないので、自分で取り付けることも可能です。

・メリット
簡易取り付け型洋式トイレは、便座の種類が豊富です。シンプルなタイプのものから、便座がやわらかいタイプ、暖房機能が付いているタイプなどさまざまあります。

また、なんといっても費用が安く済むこともメリットの一つです。和式トイレのうえに取り付けるため、配管工事や電気工事、内装工事の手間が必要ありません。
そのため、10万円程度の予算があれば十分でしょう。

・デメリット
簡易取り付け型洋式トイレは、掃除するのが大変です。特に内側は掃除がしにくいため、必要に応じて便器を持ち上げなければならないこともあります。
しかし、便器のずれが生じると使用時に汚してしまう可能性もあるため、正常な位置に戻すことが大切です。立ち上がりや座る際も、便器がずれないように心がけましょう。

5.トイレを和式から洋式にするリフォームで使える補助金とは?

介護保険や地方自治体の補助金がある

介護保険のイメージ写真

トイレを和式から洋式にリフォームする際は、保険や補助金を利用できる場合があります。
自分が該当するかどうか工事前に確認してみましょう。

・介護保険
介護保険は、要支援・要介護に認定されている人を対象にしている保険です。
介護を目的としたリフォームであれば、「介護保険における住宅改修」に該当し補助金がもらえる可能性があります。

条件は、要支援・要介護に認定されている人が、リフォームする家に住んでいることです。
入院している場合や福祉施設などに入居している場合は対象外となるので注意しましょう。

工事費の上限は20万円で、補助金額は利用者の所得によって工事費の7~9割が給付されます。そのため、一番多くもらえる場合で18万円です。

原則利用者一人当たり一度しか申請できませんが、工事費が20万円の範囲内であれば複数回にわけて利用可能です。
例えば、一度目の工事が12万円で済んだ場合、二度目の工事が8万円以内であれば利用できます。

さらに細かな決まりもあるので、対象者に該当する場合は詳しく調べてみましょう。

・地方自治体の補助金
地方自治体によっては、トイレのリフォームが補助金の対象になる可能性があります。
どのような補助金制度があるかは地方自治体によって異なるため、お住まいの自治体に相談してみましょう。

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