《スレート・瓦屋根など》屋根塗装とは？費用相場や注意点などについてご紹介します

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

1.屋根塗装の特徴

屋根塗装は防水性能を維持するために必要！ただし、塗装の周期や必要性は屋根材で変わる

屋根塗装は防水性能を維持するために必要な工事です。ただし、塗装の周期や必要性は屋根材で変わります。

屋根の種類は大まかに分けると、スレート屋根、金属屋根、瓦屋根の3種類です。

スレート屋根はコロニアル、カラーベストとも呼ばれる建材で薄い板のような屋根材です。軽量かつコストが安いですが、10年を目処に塗装する必要があります。

金属屋根はトタンとガルバリウム鋼板に材質が分けられます。
トタン屋根は古い住宅で使われる建材で塗装によるメンテナンスが必須です。メンテナンスをしていなければ、雨漏りに直結する建材です。
ガルバリウム鋼板はメッキ性の金属ですが、耐久性が高く塗装の必要性が高くない建材です。見た目にもスタイリッシュさがあり、人気がある建材です。ただし、メッキの内側は錆びるため、傷や錆びがある場合は、メンテナンスが必要になります。

瓦は、粘土瓦とセメント瓦に分けられます。粘土瓦は耐久性が高く、基本的に塗装が一切必要ありません。その反面セメント瓦は素材がセメントであり、雨水を吸収してしまうため、塗装による保護が欠かせません。

屋根は絶対に塗装しなければいけないものではなく、屋根材の種類ごとで考えることが大切です。

2.屋根の塗装方法

屋根の塗装では縁切りが大切！雨漏れにならない塗装方法を知ろう

特に一般的な住宅で採用されることが多いスレート屋根では縁切りと呼ばれる工程が非常に大切です。
縁切りとはスレート屋根の下側の部分にわずかなスペースを空けておくことです。塗膜でスペースが埋められないようカッターなどで切れ込みをいれます。この工程を怠っていると雨漏りに発展する可能性があります。

「なぜ縁切りをしていないと雨漏りにつながるか」疑問の人もいるでしょう。縁切りしていないと雨水が逆流し、雨水が入ってしまった場合に問題が出てしまうのです。隙間を埋めようとしても、多少の隙間があり、その結果毛細管現象などにより屋根裏にわずかですが雨水が侵入します。縁切りをしていない場合、その雨水が外まで排出されず、いつまでの内部に残ってしまいます。その結果、下地が腐食し、雨漏りに発展するのです。

丁寧な塗装を行う場合、塗装工程も重要です。質が高い工事をするためには、養生、希釈、重ね塗りが欠かせません。詐欺業者はこれらの内容をごまかすことで不当に利益を上げようとします。そのため、信頼できる業者なのかどうか注意が必要です。

3.屋根塗装工事の費用はいくら?

屋根塗装工事の費用は40万円〜80万円ほど！塗装で済まないケースも

屋根塗装工事の費用は面積と塗料のグレードによりますが、40万〜80万円ほどが大まかな相場です。
塗料は大まかにアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素に分けられます。それぞれに値段が変わるだけではなく、耐用年数が変わるため、耐用年数とのバランスで考えることが一般的です。

その両面のバランスがよいのがシリコン塗料でしょう。シリコン塗料の場合、耐用年数が10年前後となり、バランスがよいです。外壁塗装の周期と合わせて考えると、周期を揃えやすいというメリットもあります。ただし、屋根塗装が遅れていると、塗装では対応しきれないこともあります。

塗装をしていない場合、スレート屋根に浮きや剥がれ、ひび割れが発生し、塗装では対処しきれないこともあります。この場合、塗装ではなく、葺き替え、カバー工法などの方法で対処しなければいけません。

カバー工法とは、今ある屋根の上に新しい屋根をかぶせる方法です。葺き替えのように今ある屋根を撤去しないため、その分の費用が抑えられます。
費用としては80万〜120万円ほどかかるでしょう。葺き替え工事の場合、100万〜180万円ほどかかります。また劣化の状態によっては下地補修などで別途費用がかかるかもしれません。

4.屋根塗装の注意点

屋根塗装の注意点は値段だけで考えないこと、外壁との兼ね合いを考えることです。

屋根塗装は安い工事ではないため、値段を安くできないか考えてしまいがちです。しかし、その考え方の場合、質の悪い業者に騙されてしまうことがあります。

屋根塗装は塗料の質以上に、適切な工事ができているかどうかが大切です。適切な工事をするためには、必要な工程があり、そのための手間がどうしてもかかってしまいます。あまりにも価格が安い業者の場合、何らかの工程をカットしている可能性があるため、注意が必要です。

また、外壁との兼ね合いも大切です。外壁は建材にもよりますが、屋根と同様塗装が必要です。屋根塗装も外壁塗装もそれなりの費用がかかりますが、セットで工事した方が手間がかからず、費用面でもメリットがあるでしょう。
塗料の質も揃えて塗装周期を揃えておくと、無駄がありません。

また、足場の仮設料金も無視できません。仮設足場は従業員の安全性だけではなく、作業性にも影響を与えます。質が悪い足場は質が悪い工事に直結するのです。価格としては10万〜20万円ほどかかり、無視できる金額でもありません。

そのため、適正価格かどうか、信用できるかどうかで屋根塗装業者は見極めましょう。

5.まとめ

屋根塗装は信用できる業者選びが大切！値段と耐用年数から考えよう

この記事では屋根塗装の特徴、方法、費用、注意点について解説しました。

屋根塗装は現状の屋根材の種類、メンテナンス周期などから適切な内容で工事を行うことが大切です。しかし、ポイントは多くないため、正しい選び方を知っておけば、後悔しない屋根塗装ができるでしょう。この記事を参考に無駄のないメンテナンスを行う参考にしてください。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR