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一人暮らしでゴミ屋敷を掃除するには?具体的な進め方や業者の費用について

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.17
一人暮らしでゴミ屋敷を掃除するには?具体的な進め方や業者の費用について

一人暮らしをしていると、毎日の仕事や趣味の時間に追われていて掃除をさぼりがちになってしまうこともあります。
しかし、きちんと掃除をしないとあっという間にゴミ屋敷になります。

今回は一人暮らしでもゴミ屋敷の掃除をするコツや進め方について解説します。
あわせて、専門業者に依頼した場合にかかる費用相場についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

1.一人暮らしでゴミ屋敷になる理由とは?

主な理由

ゴミが放置された部屋でくつろぐ女性の写真

多くの人はゴミ屋敷と聞くと一軒家にゴミが散らかっている様子を想像しますが、一人暮らしのマンションであってもゴミ屋敷になることがあります。

一人暮らしでもゴミ屋敷となってしまう原因は次の通り。

・住んでいる人の性格
住んでいる人が片付けるのが苦手だったり、掃除をするのが好きではなかったりするとゴミが溢れていきます。
それ以外でも実家で暮らしていた時は家族が処分してくれていたので自分での片づけ方がわからず、一人暮らしをするようになってゴミ屋敷になってしまった場合もあります。
また、人によってはゴミ屋敷のような状態でも不快に感じないこともあるでしょう。

・住んでる人の育ってきた環境
実家がゴミ屋敷だった場合は、部屋が散らかっていることに違和感を覚えにくいので、一人暮らし先でもゴミ屋敷になってしまうケースも多いです。

・住んでいる人の属性
一人暮らしのゴミ屋敷になりやすい人物像として高齢者、若い女性、独身男性が挙げられます。
高齢者の方ですと、気力と体力の問題で粗大ゴミを処分することが難しくなってきます。
また、意外と多いのが若い女性。服やゴミが散乱し、足の踏み場もない状況をつくり出してしまっている方も多いです。
独身男性の場合では、コンビニ弁当や総菜、カップラーメンといった食事のゴミや、洗濯物がたまってしまっているパターンが多くみられます。
そのほか、男女関わらず、仕事が忙しいと片づけやごみ捨てまで手が回らずに、お部屋にゴミがたまってしまうことも多いでしょう。

・精神面の問題
環境の変化から孤独感やストレスを感じると、ゴミ屋敷化しやすいといわれています。憂うつな状態になると無気力化し、長い間ゴミを放置してしまいます。
また、人によっては孤独感を解消するために周りにものを置きたがることもあります。

2.一人暮らしでゴミ屋敷掃除を始める準備

掃除にあたっての準備

ゴミ出しの日が描かれた看板の写真

一人暮らしでゴミ屋敷を掃除することは簡単ではありませんが、きちんと準備することで実行できます。
具体的な準備の手順は次の通り。

①計画を立てておく
ゴミ屋敷の片付けの基本は計画を立てること。
作業を行う日程や作業にかかる時間などを明確にして予定に反映させます。

この時、片付けに必要な人員も把握しておくことが大切です。
ご家族や親戚の方など、片付けに協力してくださる方がいらっしゃれば手配しておきましょう。

②自治体のゴミ出しのルールを確認する
部屋を片付けられない人の中には自治体のゴミ出しのルールがわからない人も多いです。
燃えるゴミの日や燃えないゴミの日など、曜日ごとにどういったゴミが捨てられるのかを把握します。

大量に出てくるゴミの多くは可燃ごみであるため、燃えるゴミの日の前に掃除をしておくことをおすすめします。

また、自治体によってはごみ袋の種類が決められています。指定されたゴミ袋についても前もって用意しておきましょう。

③掃除道具を準備する
部屋の掃除に必要な掃除道具をあらかじめ準備しておきましょう。必要になる掃除用具の一例は以下の通り。
・汚れてもいい衣類
・ゴミ袋
・雑巾
・クイックルワイパー
・掃除機
・箒、ちり取り
・ビニール手袋
・掃除用洗剤
・スポンジ
・ブラシ類 等

3.一人暮らしのゴミ屋敷掃除の進め方

具体的なやり方

燻煙剤で退治されたゴキブリの絵

個人だと面倒なゴミ屋敷の掃除でも、手順通りに行えばきれいにできます。
一人暮らしでもできるゴミ屋敷の掃除の進め方は次の通り。

・前日に殺虫剤を散布しておく
ゴミ屋敷にあるものを処分する前日に殺虫剤を撒いておきましょう。
特に生ゴミが散らかっている場所や家具の裏側などには害虫が潜んでいる可能性が高いです。
きちんと安全を確保した上で、害虫退治のスプレーを撒いておきます。もし数が多いのであれば燻煙剤タイプの殺虫剤がおすすめです。

・ゴミとそうでないものを分ける
殺虫剤を撒いた翌日に片付け作業をしていきます。
お部屋に置いてあるものをすべて確認して、ゴミとそうでないものを分けていきます。
あらかじめ手元に残しておきたいものの基準を明確化しておくと素早く作業を進められます。

・いらないものを処分する
分別されたゴミを処分していきます。
通常のゴミとして捨てるのはもちろん、不用品回収業者に引き取ってもらう、売れそうならオークションやフリマアプリに出品するなどの方法もあります。

・掃除する
最後に部屋を掃除しておきます。
部屋をきれいにした後も再びゴミ屋敷にしないために、毎週土曜日に30分掃除するなど、決まった日にちにやっておきましょう。

4.一人暮らしのゴミ屋敷掃除を専門業者に依頼したらいくらかかる?

専門業者に任せた場合の費用相場

ゴミ屋敷の掃除を行っている事業者の写真

このように一人暮らしでもゴミ屋敷の掃除方法を抑えればある程度片付けられますが、あまりにも散らかっているとどこから手を付けたらいいかわからないと思います。
そこで頼りになるのがゴミ屋敷清掃の専門業者です。

ただ専門業者に依頼する際に気になるのが費用。
片付けを行う部屋の広さやゴミの処分量によって費用が異なります。費用の目安は次の通り。

1R:30,000~80,000円
1DK:50,000~110,000円
1LDK:70,000~190,000円
2DK:85,000~250,000円
2LDK:120,000~280,000円
3DK:170,000~400,000円
3LDK:180,000~500,000円
4LDK以上:220,000円~要見積もり

このように何かとお金がかかるゴミ屋敷の掃除ですが、工夫次第で料金を抑えることができます。

一つは繫忙期以外の日に申し込むこと。
年末の大掃除の期間は依頼件数が多くなり、通常よりも処分費用が割増されます。
そのため、依頼するのであれば12月中旬までを目安に専門業者に申し込むことが望ましいです。

もう一つは見積もりを比較すること。
見積もりには作業ごとの内容とその費用が詳しく記載されています。作業の詳細をきちんと確認しておけば、後になってから不要なオプション費用が発生する心配がありません。
提示された費用に納得がいかない時は、その場でお断りすることが可能です。

最低3社以上から見積もりを比較することで、お住まいの地域で最も安い業者を見つけられます。

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