ワンルームのゴミ屋敷（汚部屋）片付けの費用相場を解説！できるだけ安く済ませる方法は？

1.ゴミ屋敷化しやすいワンルームの特徴

ひとり暮らしならではの落とし穴とは？

ワンルームはスペースが限られているため、物が少しずつ増えるだけでも部屋全体が圧迫されやすく、生活動線がどんどん狭まっていきます。
さらに、ひとり暮らしの方は他人の目が入らないため、「とりあえず置いておこう」「明日片付けよう」といった先延ばしが習慣化しやすい傾向にあります。
仕事が忙しく帰宅が遅い方や、体調不良、メンタルの不調がある方は特に、掃除や整理整頓に手が回らず、気づけば足の踏み場もないゴミ屋敷になっていたというケースも。

このように誰にも見られないからこそ、生活環境が悪化しても自覚しづらいというのが、ワンルーム特有の落とし穴です。
また、臭いや害虫の発生も自分では慣れてしまい、異常と感じにくくなってしまうことも。

放置が続けば、部屋の原状回復が難しくなり、退去時の費用負担が大きくなるリスクもあるため、早めの対応が重要です。

2.ワンルームのゴミ屋敷片付けにかかる費用相場

ゴミの溜まり具合で異なる

ゴミ屋敷のワンルームを片付ける際にかかる費用は、ゴミの溜まり具合や作業内容によって異なります。
一般的な相場として、床一面にゴミがある場合は40,000〜50,000円ほど、天井まで埋まっている場合は100,000円以上が目安です。

ゴミの量が少なければ軽トラックで搬出できますが、天井まで埋まるほどの大量のゴミは2トントラックが必要な場合もあり、車両の大きさに合わせて費用も高くなります。
また、作業時間が長くなるほど、人件費も高くなることが多いです。

ゴミの種類の影響

以下のようなゴミがあれば、追加料金が発生する可能性があります。

・生ゴミや腐敗物：消臭・害虫駆除が必要になるため
・粗大ゴミや家電：冷蔵庫や洗濯機などはリサイク料金が発生するため
・危険物や薬品類：一般的なゴミとは異なる処分方法が必要になるため

また、エレベーターのないマンションの高層階は搬出作業の手間がかかるため、追加料金を請求されることがあります。

ゴミの溜まり具合や部屋の状況によって片付け費用は変動するため、事前に相場を把握しておきましょう。少しでも費用を抑えるためには、ゴミの量をできるだけ減らしておくのがおすすめです。

3.ワンルームのゴミ屋敷を片付ける際の費用内訳

処分費用や人件費や車両費など

ゴミ屋敷のワンルームを片付ける際にかかる費用は、以下の内訳で構成されています。

①人件費
作業員の人件費は、1人あたり約20,000〜25,000万円が相場です。ゴミの量や分別の手間が多いほど必要な作業員が増え、それに伴い人件費も高くなります。

②車両費
ゴミを運び出すためには、トラック費用が必要です。
・軽トラック：約30,000〜50,000円
・2トントラック：約50,000〜150,000円

ゴミの量が多く、複数台のトラックが必要になれば、20万円以上の費用がかかることもあります。

③処分費用
ゴミ処理には、廃棄物処理料金も発生します。

・可燃ゴミや不燃ゴミ：45リットルゴミ袋で約100袋分が目安
・家電リサイクル法対象品（冷蔵庫・洗濯機など）：約1,000円～5,000円
・大量の粗大ゴミや特殊処理が必要なゴミ：処分費が大きく変動する

処分費用は業者によって異なるため、事前に見積もりを取りましょう。
自治体のゴミ収集を利用する場合でも、ゴミが大量であれば別料金（要予約）が発生することがあります。一度に出せるのは45リットルのゴミ袋2〜3袋までとしている自治体が多いです。それ以上のゴミを出す場合には、事前に自治体へ問い合わせるか、複数回に分けて処分しましょう。

④特殊清掃
清掃が必要な場合は、追加料金がかかります。

・害虫駆除：約10,000円
・ハウスクリーニング（床・水回りなど）：1ヶ所あたり約30,000円

事前にどの範囲で依頼するかを決めておくと、無駄な費用を抑えられます。

4.ワンルームのゴミ屋敷片付け費用を抑えるためにできること

自分でやるべき範囲と業者に任せるべき範囲

片付けにかかる費用を少しでも抑えたい場合、作業の一部を自分で担うという選択肢もあります。
たとえば、衣類や紙類、缶やペットボトルなどの軽いゴミを袋詰めにしてまとめておくだけでも、作業時間が短縮され、結果的に人件費を節約できます。

また、業者に依頼する前に、必要な物と不要な物をあらかじめ分けておくことで、作業工程がスムーズになり、追加料金を防ぎやすくなります。

ただし、悪臭が強い生ゴミや腐敗した食品、害虫が発生している場合は、無理をせず業者に任せることが安全です。
自身での片付けが難しい部分を見極め、プロの力を部分的に取り入れることで、コストを抑えつつ効率的にゴミ屋敷の片付けが可能になります。

そのほか、引っ越しシーズンや年末は、家庭から不用品やゴミが大量に出る時期なので、費用が高くなる傾向にあります。費用をなるべく抑えたいなら、繁忙期を避けるほうがよいでしょう。
さらに繁忙期は業者も忙しく、なかなか予約が取れません。どうしても繁忙期に回収してもらいたい場合には、スケジュールに余裕をもって依頼することが大切です。

不用品の買取やハウスクリーニングをまとめて依頼できる業者を選ぶと、トータルでかかるコストを抑えられることがあります。ひとつの業者でゴミ屋敷の清掃を完結できるため、やり取りの手間やスケジュール調整も最低限で済むのがメリットです。

5.信頼できるゴミ屋敷片付け業者の選び方

見積もり・作業対応・口コミをチェック

数あるゴミ屋敷片付け業者の中から、信頼できる業者を見極めるにはいくつかのポイントがあります。

まず重要なのは、無料見積もりの対応が丁寧かどうか。作業内容や料金の内訳を明確に説明し、追加料金の可能性についてもしっかりと説明してくれる業者は信頼性が高いと言えます。

さらに、実績や口コミを確認するのも大切です。ネット上の評判や、写真付きの施工事例があるかなどもチェックポイント。

また、万が一のトラブル時に備えて、保険加入の有無も確認しておきましょう。女性の一人暮らしの場合は、女性スタッフの対応を依頼できるかも事前に相談しておくと安心です。
料金の安さだけで選ぶのではなく、サービス内容や対応力、アフターフォローを含めて比較検討することが大切です。

ワンルームのゴミ屋敷片付け業者は相見積もりで探そう

ワンルームのゴミ屋敷片付けを業者に依頼する場合、最低でも3社以上から見積もりを取って比較しましょう。業者によって費用やサービス内容は異なるため、相見積もりにより適正価格で依頼できます。

■見積もりを取るメリット
見積もりを取れば費用相場を把握できます。ゴミ屋敷の片付けにかかる費用相場には約30,000〜200,000円以上と幅があり、ゴミの量や作業内容によって大きく異なります。
複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格がどの程度かを把握でき、高額請求を避けられるでしょう。

また、見積もりの際に、作業後に追加請求が発生するかどうかも確認できます。オプション料金（害虫駆除・消臭作業・ハウスクリーニングなど）の有無もチェックしておくと安心です。

さらに、業者ごとにサービス内容は異なります。ゴミの処分費用が別途かかったり、「トラック積み放題プラン」のようにお得なパック料金を選べたりすることもあるため、相見積もりは必須です。

■優良な業者の選び方
見積もりを取ったあとは、以下のポイントをチェックして信頼できる業者を選びましょう。

・料金体系が明確になっている
・自治体の許可（一般廃棄物処理業の許可）を取得している
・インターネットの口コミや評判

なお、ゴミの量が多い場合、訪問してもらわなければ見積もりが出ないこともあります。そのため、訪問見積もりを無料で実施している業者を選ぶのもおすすめです。

■悪徳業者に注意
異常に安い見積もり金額を提示したり、すぐに契約を迫ったりする業者は、悪徳業者の可能性があるため注意してください。
見積もり後に出張費などの名目で追加請求されるリスクもあります。過去にトラブルが起きていないかどうかを口コミや比較サイトのレビューで確認しましょう。

6.迷ったらまずは無料見積もりから始めよう

一歩踏み出すことで生活が変わる

「いつか片付けよう」と思っていても、なかなか行動に移せないもの。特にゴミ屋敷状態が続くと、心理的な負担も大きくなり、さらに身動きがとれなくなってしまいます。

そんなときは、まず無料見積もりを依頼してみることから始めてみてください。業者と直接話をすることで、費用感や作業内容が明確になり、不安がぐっと減るはずです。
また、プロの視点から「どこをどう片付けるべきか」のアドバイスももらえるため、解決の糸口が見つかります。

片付けは生活環境を整えるだけでなく、心のリセットにもつながる大切な行動。迷っているなら、行動の第一歩を踏み出してみましょう。
自分ではどうにもできない状況でも、プロなら対応できます。今すぐ、信頼できるゴミ屋敷片付け業者に相談してみてはいかがでしょうか？

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