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掃除ができないのは病気?考えられる原因と対処法を徹底解説

公開日:2026.1.7
掃除ができないのは病気?考えられる原因と対処法を徹底解説

掃除をしようと思っても、どこから手をつければよいのかわからず、気づけば時間だけが過ぎてしまうことはありませんか。部屋が散らかった状態が続くと落ち着かず、「できない自分」に目が向いてしまい、自己嫌悪やストレスが強くなる方も少なくありません。

こうした掃除ができない状態は、単なる苦手意識や性格の問題だけでは判断しにくい面があります。気分の落ち込みや集中力の低下、段取りの立てづらさなど、複数の要因が重なっている場合もあり、「掃除ができないのは病気と関係があるのでは」と迷ってしまう方も多いのが実情です。

この記事では、掃除ができない状態と病気の関係を整理し、どの段階で受診や相談を検討すべきかを判断するための視点をまとめています。自分を責める前に、今の状況をどう受け止め、次に何を選べばよいのかを考える材料として読み進めてください。

※本記事は一般的な情報をまとめたものです。病名の確定や診断はできません。掃除ができない状態が続き、日常生活に支障を感じている場合は、医療機関や相談窓口の利用も検討してください。

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1.掃除ができないときに疑われる病気・障害の種類

掃除ができない病気は複数ある

うつや不安のイメージ。紙くずとうつむいた人の頭のシルエット。

掃除が苦手になってしまう病気や障害は1つではありません。気分や思考、行動をコントロールしづらい精神疾患から、物事の優先順位をつけにくい発達障害まで、背景は多岐にわたります。
こうした問題は、本人が「努力が足りない」と自分を責めるだけでは解決しにくく、場合によっては周囲の理解や医療的なサポートが必要になることもあります。

うつ病:意欲低下と日常動作の困難


うつ病(抑うつ障害)では、気分の落ち込みや興味・喜びの低下に加えて、疲れやすさや集中のしづらさが続くことがあります。
睡眠や食欲の変化が重なることで、日常の動作そのものが大きな負担になりやすいため、掃除や片付けの必要性を頭では理解していても、体が動かず手につかない状態に陥ることがあります。
こうした状態が「ほぼ毎日」「1日中に近い時間」続き、生活に支障が出ている状況が2週間以上続く場合は、早めに相談することで安心につながります。

統合失調症:生活機能の低下と部屋の散乱


統合失調症では、幻覚や妄想といった症状だけでなく、意欲の低下や感情表現の乏しさ、注意や記憶、段取りといった認知機能の困難がみられることがあります。
こうした変化が重なることで、日常のタスク管理や物の整理が難しくなり、部屋が散らかりやすくなるケースも少なくありません。周囲からは怠けているように見えても、本人にとっては整理整頓に必要なエネルギーを保つこと自体が困難な場合があります。

認知症:記憶・判断力の低下による片付けの支障


認知症では、記憶や判断力の低下によって日常生活に支障が出やすくなります。物の置き場所を忘れる、片付けの手順を思い出せない、必要な物と不要な物の判断がつきにくいといった変化が重なると、部屋を整えること自体が難しくなります。同じ質問を繰り返す、慣れた作業に時間がかかるなどの変化が目立つ場合は、本人だけで抱え込まず、医療機関や地域の相談先につなぐ視点が重要です。

強迫性障害(OCD):潔癖やためこみの両極端


強迫性障害(OCD)は、不安を伴う考えが繰り返し浮かび、その不安を下げるための行為をやめられなくなる特徴があります。手洗いや掃除などの行為に時間を取られすぎてしまい、生活全体が回らなくなるケースもあります。
一方で、物を捨てられない状態が続くこともあり、診断上はためこみ症として扱われる場合もあります。生活が不安や儀式的行動に支配されていると感じる場合は、専門家への相談が重要です。

ADHD:不注意・衝動性がもたらす散らかり


ADHD(注意欠如・多動症)では、不注意や衝動性の影響で、整理整頓や段取りを立てることが負担になりやすい傾向があります。掃除を始めても別のことに気を取られ、中断を繰り返すことで散らかりが蓄積するパターンもみられます。大人になってから、仕事や家庭の役割が増えることで困りごとが表面化する場合もあります。

自閉スペクトラム症(ASD):こだわりや感覚過敏が原因


ASD(自閉スペクトラム症)では、強いこだわりや見通しの立てにくさに加え、音や匂い、触感などへの感覚過敏がみられることがあります。掃除機の音や洗剤の匂いなどが強い負担となり、掃除に取りかかりにくくなる場合もあります。負担の原因を切り分けることで、対策を考えやすくなります。

セルフネグレクト:自己管理の放棄と健康被害


セルフネグレクトは、健康や衛生など生活全般の管理を放棄してしまう状態を指します。掃除や片付けに限らず、受診や服薬、食事、入浴などが滞り、生活環境が悪化していくことがあります。
本人が困っていないと感じて支援を拒む場合もあり、生命や身体に重大な危険が生じるおそれがあるため、地域の支援や医療につなぐ視点が重要です。

2.掃除ができない状態を改善するための対処法

自身にあった対処法を見つけていく

病院を受診する男性患者の写真

掃除が進まない理由は人によって異なります。「一気に片付けようとして止まる」のか、「手順が見えずに止まる」のか、「体力や気力が不足して止まる」のかによって、必要な対策は変わります。まずは自分がどの段階で止まっているのかを整理することが大切です。

まずは範囲を小さく区切ることで、行動のハードルを下げられます。「5分だけ」「机の上だけ」「床の見える範囲だけ」といった単位で始めると、達成しやすく、再開もしやすくなります。できた経験を積み重ねることが、次の行動につながります。

以下は、状態別に取りやすい行動と相談先の目安をまとめたものです。



状況の目安

まず試したい工夫

相談先の例



気分が沈み、動き出せない状態が2週間以上続く

5分だけ片付ける/「捨てる」ではなく「まとめる」から始める

かかりつけ医、心療内科・精神科



手順が立てられず途中で止まる

「①ゴミだけ捨てる→②洗い物だけ→③床だけ」の順に固定する

発達相談、医療機関、支援者



物を触る・音・匂いが強いストレスになる

手袋・マスク・低刺激洗剤・静音機器などで刺激を減らす

医療機関、支援機関



生活自体が回らず衛生が保てない

本人だけで抱えず支援導入を優先する

市区町村、地域包括支援センター




医療機関への相談・受診する


掃除に関する悩みが長期間続き、精神的な負担が大きい場合は、精神科や心療内科などの医療機関を受診する選択肢があります。うつ病やADHDなどの可能性を医療の視点で確認することで、適切な支援や対処法を見つけやすくなります。早めに専門家のサポートを受けることで、無理のない形で生活を整える道筋が見えてきます。



家族や親しい友人に打ち明ける


一人で掃除の悩みを抱え込むと、孤独感や自己否定感が強まりやすくなります。家族や親しい友人に状況を伝えることで、精神的な支えだけでなく、実際の片付けや相談先につなぐサポートを得られることもあります。周囲と共有すること自体が、状況改善のきっかけになる場合があります。



行政・地域の窓口や支援サービスの活用


高齢者のセルフネグレクトや生活機能の低下が疑われる場合は、市区町村の福祉課や地域包括支援センターが相談先になります。生活状況に応じて、介護保険サービスや見守り支援、関係機関の紹介につながることがあります。
本人が支援を拒みやすい場合でも、家族や周囲が相談することが悪化を防ぐ第一歩になります。



ゴミ屋敷片付け業者に片付けや掃除を依頼する


部屋の状態が深刻で、自力や家族の支援だけでは対応が難しい場合は、ゴミ屋敷片付け業者や不用品回収業者を利用する方法があります。専門スタッフがまとめて撤去や清掃を行うことで、短期間で生活環境を立て直せる点がメリットです。
依頼する際は、実績や料金体系を確認し、自分の状況に合った業者を選ぶことが重要です。

3.病気でなくても掃除ができなくなってしまう背景

誰でも掃除ができなくなることはある

ノートパソコンの画面を見ながら頭を抱えるビジネスウーマンの写真

一時的にモチベーションが下がったり、生活リズムが乱れたりすると、誰でも掃除にまで手が回らなくなる時期があります。こうした状況は決して珍しいことではなく、ライフイベントや体調など複数の要因が重なって起こります。大切なのは、必要以上に自分を責めず、狭い範囲からでも再び片付けを始められるきっかけを作ることです。

仕事や介護、育児で忙しく時間がない


仕事が多忙な時期や、家族の介護・育児に追われる生活では、落ち着いて掃除に取り組む時間を確保しにくくなります。限られた時間を生活の優先事項に割り振る中で、掃除が後回しになってしまうケースも少なくありません。家事代行サービスを利用したり、家族に協力を求めたりすることで、負担を軽減できる場合があります。



毎日疲れすぎていて掃除する体力がない


過労やストレスが続くと、帰宅後は休息を優先したくなるものです。仕事や家庭の役割で心身ともに疲れ切っている状態では、掃除まで手が回らないのも自然なことです。疲れた日でも続けやすい小さな片付け習慣を取り入れることで、散らかりを最小限に抑えやすくなります。



完璧主義で掃除に取り掛かれない


掃除を完璧に仕上げようとする意識が強いと、作業の規模が大きく感じられ、取り掛かる前に止まってしまうことがあります。細かい部分まで一度にきれいにしようとすると、多くの時間とエネルギーが必要になり、結果として何もできない状態が続いてしまいます。まずは目標を低く設定し、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。

4.掃除ができない状態とは?定義と問題点

ゴミ屋敷・汚部屋をそのまま放置するのは危険

散らかり放題の部屋の写真

物が大量に堆積した状態(いわゆる「ごみ屋敷」)は、悪臭や害虫の発生、火災のおそれなど、周辺の生活環境に悪影響を及ぼす可能性があります。消防庁の資料でも、ごみ屋敷は生活環境や火災リスクに関わる課題として扱われています。

床が見えないほど物が散乱すると転倒事故のリスクも高まるため、「片付けが苦手」で済ませず、早めに対策を考えることが重要です。

散らかった空間がもたらすデメリット


散らかった状態では物の所在がわからなくなり、探し物に費やす時間が増えます。毎日数分のロスであっても、1か月、1年と積み重なると大きな負担になります。また、住環境の乱れ(物の散乱や不衛生な状態など)がストレス要因になり得ることを示した研究もあります。部屋が片付かないこと自体がストレスとなり、さらに掃除への意欲を下げる悪循環が起こりやすい点に注意が必要です。



汚部屋・ゴミ屋敷化のリスクと社会問題


ごみ屋敷は近隣トラブルの原因になり、行政や消防が対応に苦慮することがあります。消防庁の調査では、調査対象となった181事例のうち、未解消事例の約3割で居住者が堆積物を有価物だと主張し、排出に応じない状況がみられた一方、法令に基づく指導や助言によって排出に至った事例も報告されています。また、同じ調査では、事案のおよそ7割が健康面や経済面の課題を抱えていたとされ、片付けの問題が生活課題の一部として起こりやすいことがうかがえます。



掃除が苦手なことが心身に与える影響


散らかった環境で過ごすと、視覚的な刺激が多くなり、集中力が削がれたり精神的に疲れやすくなったりします。汚れが積もるほど嫌悪感や無力感が高まり、うつ状態に近い感情を引き起こす場合もあります。部屋が整わないことで自己評価が下がり、やる気が失われるなど、心身の両面にネガティブな影響が及ぶ点が問題です。



■合わせて読みたい
「ゴミをゴミ箱に捨てられないのは病気かも?」ためこみ症の正体と治療法

5.まとめ|掃除が苦手な状態を放置しないために大切な考え方

病気の可能性も含めて早めに相談し、無理のない方法で改善を目指す

カウンセリングのイメージ写真

掃除が苦手な背景は多様ですが、そのまま放置すると心身の健康だけでなく、社会的な関係にも影響を及ぼす深刻な問題へと発展する可能性があります。病気や障害が疑われる場合は、早めに医療機関へ相談し、必要に応じてカウンセリングや支援を受けることが重要です。

病気ではなくライフスタイルや環境要因が原因の場合でも、一人で抱え込まず、家族や専門業者の力を借りながら少しずつ改善していく姿勢が、状況を立て直すための大切なポイントになります。

監修

ゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃 ゴミ屋敷バスター七福神

創業14年、ゴミ屋敷片付け・汚部屋清掃の専門業者。年間実績20,000件以上を誇る。長年の経験で培われた独自のノウハウと、専門教育を受けた熟練スタッフによる丁寧かつ迅速な作業が強み。

手が付けられないほどのゴミ屋敷も、豊富なスタッフ数と車両数を駆使し、最短1日でのスピード解決を実現。プライバシーに配慮した秘密厳守の対応で、ご近所に知られる心配もない。

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<資格・著書・受賞歴など>

遺品整理士
生前整理士
事故現場特殊清掃士
空き家管理士
相続診断士
酒類販売業免許
家電リサイクル券 システム 取扱店
古物商許可:第542791100800 号
宅地建物 取引業許可:愛知県知事(1) 第24958 号
解体工事業番号:愛知県知事(登-30) 第937号
一般廃棄物収集運搬業許可
産業廃棄物収集運搬許可
(愛知県 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 栃木県 静岡県 岐阜県)

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