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自分でゴミ屋敷を片付ける方法とは?具体的なやり方や業者の費用相場について

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.16
自分でゴミ屋敷を片付ける方法とは?具体的なやり方や業者の費用相場について

「捨てられないものを置いておいたつもりがいつの間にかゴミ屋敷になってしまった!」
こうした時、ゴミを放置しておくと病気などの悪影響を受けることになります。すぐに片付けてきれいにしましょう。

今回はゴミ屋敷の片付け方について解説します。
また、片づけ業者に依頼した際にかかる費用相場についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.ゴミ屋敷の定義とは?

ゴミ屋敷とされる条件

ゴミ屋敷の写真

ゴミ屋敷については統一された定義は存在せず、自治体ごとに定められている「ごみ屋敷条例」によって個別に決められています。

多くの自治体の条例では、ゴミ集積所ではない一般の住宅であるにもかかわらず、不要物(ゴミ)が家屋内外にため込まれており、周囲から見てもゴミが蓄積していることが分かる状態の建物や土地を指しています。
投棄されたゴミが住宅の外にまで溢れている状態ですと、ほぼゴミ屋敷ということになります。

こうしたゴミ屋敷が発生する要因としては、住んでいる人の健康上の理由でゴミを処分するのが難しくなっていたり、ゴミの分別が難しくなっていたりすることが多いです。

ゴミ屋敷を放置しておくことはさまざまな問題を引き起こします。

例えば犯罪の誘発。
ゴミ屋敷のように外見から散らかっている住宅は犯罪を誘発する要因となります。
実際に放火、不審者の出没などの事例が発生しています。

また、ゴミが多いと住宅に悪臭が発生することになります。
この他、大量のゴミは害虫やネズミを寄せ付けることにもなります。

ゴミ屋敷の存在はその住宅だけにとどまらず、近隣住宅にも影響を及ぼします。
近隣への影響が及ぶ前に、住宅に住んでいる人自身でゴミ屋敷の片付け方を行う、もしくは片づけ業者にやってもらうなどして処分する必要があります。

2.ゴミ屋敷の片付け方とは?

具体的なやり方

チェックリストとゴミ屋敷の絵

ゴミ屋敷を片付けようとすると、ものが多すぎて気が進まないこともあるでしょう。しかし、きちんとしたやり方でやれば自分でもできます。
正しいゴミ屋敷の片付け方は次の通り。

・前日に殺虫剤を散布しておく
ゴミ屋敷にあるものを処分する前日に殺虫剤を撒いておきましょう。生ゴミが散らかっている場所や家具の裏側などには害虫が潜んでいることが多いです。
そのため、きちんと安全を確保した上で、害虫退治のスプレーを撒いておきます。
もし数が多いのであれば燻煙剤タイプの殺虫剤がおすすめです。

・いるものといらないものを分ける
殺虫剤を撒いた翌日に片付け作業をしていきます。
家に置いてあるものをすべて確認して、いるものといらないものを分けていきます。

手元に置いておきたいものの基準を明確化しておくと素早く作業を進められます。
特に現金や有価証券、高額な貴金属やブランド品、アンティーク家具などは残しておきましょう。
また、新しい家電製品や書籍なども売却できる可能性があります。

・いらないものを処分する
分別された不用品を処分していきます。
不用品回収業者に引き取ってもらう、オークションサイト、フリマアプリへ出品する、粗大ゴミとして捨てるなどの方法があります。

・掃除する
最後に部屋を掃除します。
汚れを落としにくい時はハウスクリーニング業者やゴミ屋敷清掃業者に依頼するのがおすすめです。
ゴミ屋敷清掃業者であれば、ゴミなどの不用品もまとめて回収してくれるので、自分でゴミを分別する手間がかからず便利です。

3.ゴミ屋敷を片付ける際のポイント

計画立てや思い切りが重要

不要になった家具や家電の写真

そうはいっても、正しい片付け方でゴミ屋敷をきれいにするのは簡単ではありません。ただし、片付け方のコツを押さえておくと効率良く作業することができます。
主なポイントは次の通り。

・計画を立てておく
ゴミ屋敷の片付けの基本は計画を立てること。
作業を行う日にちや時間帯、作業にかかる時間などを明確にして予定に反映させます。

この時、片付けに必要な人員も把握しておくことが大切です。
ご家族や親戚の方など、片付けに協力してくださる方がいらっしゃれば手配しておきましょう。

・大きい物から処分していく
家具や家電など大きい物から順番に処分していくことをおすすめします。
大きい物を取り除くことでスペースが確保されるだけではなく、きちんと片付けているという感覚を覚え、片付けるモチベーションが高まります。

近くにあるゴミばかりに目が行きがちですが、室内全体を見渡して大きい物がどれだけあるかチェックしておきましょう。

・迷ったら捨てるをモットーに作業する
いるものといらないものとを分ける時になかなか割り切れない方もいらっしゃるでしょう。ただ割り切れないままですと、一向に室内はきれいになりません。
ですので、迷ったら捨てることを意識して、思い切って捨ててしまいましょう。

4.ゴミ屋敷の片付け方で困ったら業者にお任せ

業者をおすすめする理由

片付けられたゴミ屋敷の絵

このように個人でもゴミ屋敷の片付け方を抑えればある程度片付けられますが、あまりにも物が散らかっているとどこから手を付けたらいいかわからないと思います。

そこで頼りになるのが不用品回収業者が行っているゴミ屋敷の片づけサービスです。
以下の理由からゴミ屋敷の片付けは不用品回収業者をおすすめします。

・依頼した人の声が確認できる
業者選びの判断基準として重要なのが依頼者の声。
最近では業者のホームページ口コミサイトなどで不用品回収業者の評判を調べることができます。
実際に依頼された方の評価が高いところほどきちんと作業してもらえる傾向があります。

・電話1本で来てくれる
専門業者は電話1本ですぐに駆けつけてくれるので非常に便利です。依頼者側がすべきことは見積もりの確認と作業費用の支払いだけ。

・粗大ゴミを持ち込まなくてもいい
自治体に粗大ゴミとして出す場合は指定された回収場所まで持ち運ばないといけません。特に大型家電や家具は運ぶのに労力がかかります。
不用品回収業者ならスタッフが自宅まで来てくれるので、重労働の手間が省けます。

・不用品買取にも対応してくれる
不用品回収業者では、製品や状態によって家具や家電など要らなくなった物の買取に対応しています。
不用品回収業者に買取を依頼すれば回収と買取の両方に対応してくれるので安心です。売却で発生した利益についてはそのまま回収費用に充てられます。

5.ゴミ屋敷の片づけにかかる費用

業者に依頼した場合の具体的な費用相場

不用品回収事業者がゴミ屋敷を確認している写真

ゴミ屋敷の片付けを不用品回収業者に依頼する際に気になるのが費用。片付けを行う部屋の広さやゴミの処分量によって費用が異なります。
費用の目安は次の通り。

1R:30,000~80,000円
1DK:50,000~110,000円
1LDK:70,000~190,000円
2DK:85,000~250,000円
2LDK:120,000~280,000円
3DK:170,000~400,000円
3LDK:180,000~500,000円
4LDK以上:220,000円~要見積もり

このように何かとお金がかかる不用品回収ですが、工夫次第で費用を抑えることが可能です。

一つは繫忙期を避けて申し込むこと。
年末の大掃除の期間は不用品回収の依頼件数が多くなり、通常よりも処分費用が割増されます。
そのため、不用品を処分するのであれば12月中旬までを目安に専門業者に申し込むことが望ましいです。

もう一つは見積もりを比較すること。
見積もりには作業ごとの内容とその費用が詳しく記載されています。作業の詳細をきちんと確認しておけば、後になってから不要なオプション費用が発生する心配がありません。
提示された費用に納得がいかない時は、その場でお断りすることが可能です。

少なくとも3社以上から見積もりを比較することで、お住まいの地域で最も安い業者を見つけられます。

この他、オンライン申し込み限定割引や期間限定割引などお得なキャンペーンを実施しているところもあります。
近所にこうした業者があるか確認してみるといいでしょう。

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