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黒蟻の羽アリが大量発生!対処法や見分け方などを詳しく解説します

公開日:2024.7.10
黒蟻の羽アリが大量発生!対処法や見分け方などを詳しく解説します

黒蟻の羽アリは5~11月ごろにかけて発生します。
家の中で大量の黒蟻の羽アリをみかけたとき、すでに家の敷地内に黒蟻の巣がある可能性があります。あるいは、これから巣を作ろうとしている可能性も…。

この記事では大量発生した黒蟻の羽アリの対処法について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

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1.家の中で黒蟻の羽アリが大量発生してしまったら

黒蟻の羽アリの対処法

住宅に侵入する黒アリの写真

家の中に羽アリを発見したら、多くの人はシロアリにやられたと思ってショックを受けるかもしれません。
でも、必ずしも羽アリ=シロアリの成虫とは限りません。羽アリは、黒蟻の成虫の場合もあるので、まずは羽アリの種類を見分けるのが大切です。

もし羽アリがシロアリの成虫なら、すぐに対策をとる必要があります。
シロアリは、木材を食べるので、柱をボロボロにしてしまい、家を壊してしまう大変怖くて厄介な虫だからです。
シロアリは素人では手に負えるものではないので、発見したら専門の業者に依頼してすぐに駆除してもらう必要があります。
被害の程度によっては、柱や床下の虫食いの部分の補修も早急に行わなければなりません。

一方で羽アリが黒蟻の成虫なら、木材を食べて被害を与えたり、刺したりといった深刻な被害はないので、落ち着いて対処することができます。
シロアリと黒蟻では色が全然違うので簡単に見分けがつきますが、羽アリになってしまえば、知識がないと両者の区別はつかないかもしれません。

そもそも、シロアリはゴキブリの仲間、黒蟻は蜂の仲間で全く別の種類です。特徴を知れば、シロアリと黒蟻の羽アリも簡単に見分けることができます。

2.黒蟻の羽アリの特徴

まずは黒蟻の羽アリの特徴を整理しよう

地下に巣を作る黒アリの絵

羽アリを見つけたら、シロアリなのか黒蟻なのかまずは見分けましょう。

ヤマトシロアリの羽アリは黒色なので、黒色=黒蟻といった見分け方はできません。そのため、両者の色以外の見た目の特徴をご紹介するので、判断材料にしてみてください。

黒蟻の羽アリは胴体の真ん中で細くくびれています。ちょうど土の上で見かけるはたらき蟻や蜂に似た体型をしています。
それに対して、シロアリは寸胴でくびれていません。

また、黒蟻は羽が前の2枚が大きく後ろの2枚が小さいのが特徴で、シロアリは4枚ともほぼ同じ大きさをしています。

そのほか、発生時期でも判断ができる場合があります。
黒っぽい見た目をしているヤマトシロアリの羽アリ4月中旬から5月下旬にかけての昼間に多く発生します。
ちょうどゴールデンウィーク頃に発生した黒い羽アリなら、シロアリの可能性があります。
また、シロアリの羽アリは昼間に一度に大量に発生するといった特徴もあります。

それ以外の時期、6月から秋にかけて発生する羽アリや夜に飛んでいる黒い羽アリは、黒蟻である可能性が高いです。

■もしかするとアリ型バチかも
家の近くで黒い羽アリのような虫を見かけた場合、それがアリ型バチ(ハチの一種)である可能性もあります。アリ型バチは見た目がアリに似ており、羽アリと誤認されることがよくあります。

アリ型バチかどうかは以下の点に注意して見分けることができます。

・触角の形状
アリの触角は肘のように曲がっていることが多いですが、ハチの触角はまっすぐなことが多いです。

・ウエストの細さ
アリ型バチは通常、アリよりもウエストが細く、ハチのような体型をしています。

・行動パターン
アリは行列を作って移動することが多いですが、アリ型バチは個々に動き回ることが多いです。

・巣の場所
アリは地面や木の中に巣を作ることが多いですが、アリ型バチは地中や植物の茎などに巣を作ることがあります。

具体的な判断が難しい場合や不安がある場合は、専門の害虫駆除業者に相談することをおすすめします。

3.黒蟻の羽アリが大量発生したらどうなる?

食品に群がる可能性がある

お菓子に群がる黒アリのイメージ写真

黒蟻の羽アリが自宅に大量発生するとどのような影響があるのでしょうか。
シロアリと違って、黒蟻の羽アリ自体が直接的な被害をもたらすことは少ないですが、以下のような被害を引き起こす可能性があります。

・刺したり噛んだりする
黒蟻の中には、お尻の毒針で刺す種類も存在します。黒蟻はハチ目アリ科に属し、ハチを祖先に持つ昆虫です。そのため、細長くくびれた胴体はスズメバチやアシナガバチに似ています。

毒針を持つ黒蟻の代表的な種はオオハリアリです。
オオハリアリは北海道を除く全国に生息し、住宅の庭にも巣を作ることがあります。刺されると、ハチに刺されたように赤く腫れて痛みます。

また、針を持たない黒蟻も、噛みついて攻撃してくることがあります。唾液によって腫れや痛み、かゆみが生じることもあるため、油断は禁物です。

・食べ物が狙われる
飛来した黒蟻の羽アリが巣を作ると、家の中がエサ場となり、食品に群がることがあります。
黒蟻には、花の蜜など糖分を好む吸蜜性の種類と、虫の死骸や動物性タンパク質を好み、蜜も食べる雑食性の種類がいます。
砂糖や甘いジュースだけでなく、雑食性の黒蟻は肉や魚、乳製品などの甘くない食材も食べるので注意が必要です。

・腐った木材に巣を作る
黒蟻は木材を食べる事はありませんが、腐った木に穴を開けて巣を作る種類がいます。朽ち木に巣を作る代表的な黒蟻としては、トビイロケアリが挙げられます。
トビイロケアリは浴室やキッチンなど、湿気で傷んだ木材に巣を作ることがあります。これにより、建物の一部が損傷する可能性があります。

・電化製品に侵入する
ルリアリなどの小型の黒蟻は、電化製品や精密機械の内部に巣を作ることがあります。
「パソコンの調子が悪いと思ったら、黒蟻が大量に住み着いていた」「コンセントの中に巣を作られて大量に黒蟻が出てくる」といった事態がしばしば発生します。
これらは不快感を与えるだけでなく、故障の原因にもなります。

電気製品が黒蟻の被害に遭えば、漏電の恐れもあるので、放置せずにすぐに点検に出しましょう。
機械油を好物にしている黒蟻もいて、車の中で大量に発生することもあります。

そのため、飛来した羽アリが住み着かないように対策を行うことが重要です。

4.大量発生した黒蟻の羽アリの駆除方法

市販の殺虫スプレーは厳禁

掃除機を使用している写真

黒蟻の羽アリが室内に大量発生した場合、掃除機で吸い取るのが手早く効果的です。掃除機で吸い取る際の圧力で死んでしまうため、掃除機のゴミやパックを捨てる際に一緒に処分できます。

他にも、粘着クリーナーやガムテープ、ティッシュやビニール袋を使って捕まえる方法も効果的です。

また、黒蟻の羽アリが家の周りに寄って来ないようにすることも大切です。
家で発生する黒蟻の羽アリも、元はどこかから飛んできた羽アリが家の中に巣を作ったのが始まりです。
簡単にできることなので、羽アリを家に入れないような対策をしてみてください。

■羽アリは光に寄ってくるので、暗くなってから部屋の照明が外に漏れないように、遮光カーテンなどを使いましょう。
■網戸には虫除けのスプレーをかけておくと有効です。
■玄関灯など外の電灯にも、虫除け対策でスプレーをかけたり、LEDライトに交換したりしましょう。

5.黒蟻の羽アリが大量発生したら専門業者に任せよう

黒蟻の羽アリは早めの駆除が大切

害虫駆除の専門事業者のイラスト

家の中で羽アリを見つけたら、羽アリになる前のシロアリなり黒蟻が家の中のどこかに潜んでいる可能性が高いということです。
床下や壁の裏など見えにくいところに巣を作っていると、なかなか気が付かないものです。
特にシロアリの羽アリが大量発生した場合は、すでに柱や床下にかなりの被害が出ていると考えられます。

一方、黒蟻の羽アリだからといって安心することはできません。
前述のように、黒蟻は家の中の食べ物にたかったり、電化製品にダメージを与えたりすることもあります。
シロアリを食べる黒蟻もいるので、そのような種類の黒蟻を見かけたら、危険なシロアリもどこかにいる可能性が高いということです。

羽アリを駆除するには、家の中に潜むシロアリや黒蟻を根絶しなければなりません。しかしながら、シロアリや黒蟻は駆除の専門業者でないと対処は難しいものです。

専門業者に依頼すると、黒蟻・シロアリにかかわらず、羽アリの駆除を行ってもらえます。自分では見にくい床下などの調査もしてくれて、徹底的な対策を講じてもらえます。

心当たりのある業者がいなければ、ネット上から簡単に見積りや依頼を行えるサイトもあるので、使ってみるのもいいかもしれません。

いずれにしましても、早めに対策を取ることが大切です。たとえ黒蟻であっても放置せずにプロに駆除を依頼することをおすすめします。

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