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家に出る茶色の小さいアリの駆除方法は?具体的なやり方について

公開日:2023.4.6 更新日:2024.4.19
家に出る茶色の小さいアリの駆除方法は?具体的なやり方について

ふと気づくと家の中にいる茶色の小さいアリ。
たとえ体が小さくても、個体数自体が多いので、大量発生すると家の中でさまざまな被害が発生してしまいます。

今回はそんな家の中に発生する茶色の小さいアリの駆除方法や、効果的な予防方法について解説していきます。

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1.家の中に発生する茶色の小さいアリの正体とは?

ヒメアリ・イエヒメアリ・アルゼンチンアリの可能性が高い

住宅に侵入するアリの絵

茶色の小さなアリは60種類以上存在しますが、その中でもよく見かけるのがヒメアリとイエヒメアリです。
また、お住まいの地域によってはアルゼンチンアリである可能性もあります。
そんなアリの種類ごとの特徴は以下の通りです。

■ヒメアリ
外見の特徴としては、上半身が光沢のある黄褐色でお尻の部分が黒色です。体長は成虫でも1.5~2㎜ほどしかない非常に小さなアリです。

国内ですと、本州、四国、九州、南西諸島に生息しています。
基本的に野外に巣を作ることが多く、日当たりのいい場所の枯草や庭石、植木鉢の中などに営巣します。

雑食ですが糖分が好物で、エサを求めて家の中に侵入してくるといわれています。

■イエヒメアリ
体長は約2~3㎜ほどで、ヒメアリよりやや大きいです。外見は全体的に黄色~褐色でお尻の部分のみ光沢があり黒っぽくなっています。

本来は熱帯地域を中心に生息していたアリですが、貿易の活発化に伴って日本の本州にも生息域を広げるようになりました。最近では北海道でも目撃されたとの報告があり、どの地域でも出現する可能性があります。
寒さに弱く、巣は住宅などの建物の中に作ります。土がなくても巣を作ることができることから、家の中のあらゆる場所に営巣します。

雑食性で、魚肉や乳製品、菓子などありとあらゆる食べ物を餌とします。

また、一つのコロニー内に複数の女王アリが存在するといった特徴があり、繁殖力が高いので、一度家に棲みつくと瞬く間に大量発生してしまう恐れがあります。

■アルゼンチンアリ
体長は2.5~3㎜ほどで、全体的に茶褐色の見た目をしています。

南米原産のアリですが、ここ150年の間に人間の交易に附随して世界中に広がりを見せています。日本で初めて発見されたのが1993年の広島の廿日市市で、その後日本の各地へ分布を広げましたが、静岡県では2019年、2021年に東京では根絶が確認されています。
現在の国内での生息地としては神奈川、愛知、岐阜、三重、奈良、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、山口、徳島の各都府県が挙げられます。

地中に巣を作ることはほとんどなく、石や木、植木鉢の下、家の外壁の隙間や床下、ブロック塀やコンクリートのヒビ割れの中など、物の隙間や人の手が加わった場所を好んで営巣する傾向にあります。

雑食性のため基本的に何でも食べますが、中でも甘味が大好物です。
攻撃性が高く、他のアリなどの昆虫やミミズなどを襲って餌にすることがあるほか、昆虫やミミズなどの死骸や犬の糞などにも群がることがあります。

果樹を荒らすなど農作物への被害も甚大で、日本の農作物や生態系に悪影響を及ぼすことから、外来生物法の「特定外来種」に指定されています。

イエヒメアリと同様に1つのコロニーに女王アリが複数個体存在するため、繁殖力もすさまじいです。

2.家に茶色の小さいアリが発生する原因とは?

人の住む家の中は暖かく、アリの食料となるものが多いため狙われやすい

住宅に住み着くアリの絵

茶色の小さいアリはさまざまな原因で家の中にやって来ます。
なぜアリが家の中にやって来るのか、その理由は以下のとおりです。

・暖かく快適な環境であるため
アリは高温の環境を好みます。特に冬場は外の気温が低いことから、寒さを逃れるために家にやって来ます。

・アリが好む食べ物が置いてある
目の届きやすい場所に食べ物を放置しておくと、それを狙ってアリが現れます。
アリの多くは雑食性のため、お菓子類などの甘いものだけではなく、小麦粉やお米・動物性たんぱく質など、さまざまな人間の食料を好んで食べます。
特にジュースの缶やお菓子の甘い香りは、外にいるアリたちが自宅内へと引き寄せられる要因となります。

・外にあるものにくっついていた
アリを家の中に入れてしまう原因には、外にあった新聞紙やダンボール、植木鉢などを屋内に移動させた際に一緒に付いてくるケースがあります。
体が小さいことから、アリがくっついているのを見落としている場合も少なくありません。

3.家の中に発生する茶色の小さいアリの駆除方法

具体的な駆除方法

食べ物を運ぶアリの絵

家の中に発生する茶色の小さいアリは、個人でも駆除できます。
主なアリ駆除の方法は以下の通りです。

・毒エサを使う
毒エサは、巣にいる仲間ごとまとめて駆除するのに役立つアイテムです。
アリの姿をよく見かける場所に置いておくだけで、後は自分たちで巣の中まで運んでくれます。巣に持ち帰った毒エサを食べた他のアリや女王アリは死滅していきます。

ただし、ヒメアリやイエヒメアリは非常に小さいため、そのままの状態の毒エサでは大きくて運ぶことができません。
そのため、使用する際は小さく砕いておくようにする必要があります。

それでもアリが持ち帰ってくれない場合は、砂糖水を周りに仕込む、もしくは持ち帰りやすい食べ物に混ぜておくなどの工夫をして様子を見てみましょう。

・スプレータイプの駆除剤を使う
他の害虫駆除と同様に、エアゾールタイプの殺虫剤を噴射して使う方法もおすすめです。手軽に使用できる上に、わずかな時間で効果を発揮してくれます。
ただし、女王アリは決して外へは出ないので、その場にいる個体にしか効き目がありません。
家の中で偶然見つけて退治したい時に、活用しましょう。

4.家の中に発生する茶色の小さいアリの駆除は専門業者にお任せ

業者をおすすめする理由

アリの駆除事業者の絵

家の中に発生する茶色の小さいアリは市販されているアイテムである程度駆除することが可能です。

ただ、アリを根絶するためにはアリの巣ごと駆除する必要があります。
繁殖力の高いイエヒメアリやアルゼンチンアリの場合、頻繁に分巣を繰り返すのでいつの間にか巣の範囲が大きく広がっている可能性があります。被害が拡大してしまうと個人で対策を行うのは難しいです。

そこでおすすめなのが、クロアリの駆除を代わりにやってくれる害虫駆除業者です。

アリの巣駆除のプロが家の中を調査をし、被害箇所やすべての巣の場所を特定してクロアリを徹底的に駆除してくれます。
駆除に使う道具も業者でしか手に入らないものを活用しているため、確実な駆除や予防効果が期待できます。

また、現地調査によりクロアリの侵入経路を特定できるので、薬剤を散布したり侵入口を閉鎖したりして、しっかりと再発予防に努めてくれます

5.家の中に発生する茶色の小さいアリの駆除費用はいくらかかる?

具体的な費用相場

費用相場のイメージ写真

家の中に発生する茶色の小さいアリの駆除を業者に依頼する際に気になるのが、費用でしょう。

専門業者にイエヒメアリのようなクロアリの駆除作業を依頼した場合、費用相場の目安は10,000円~70,000円ほどとなります。
ただし、こちらはあくまでも目安なので、巣がある場所の環境や使用する薬剤、ご自宅の被害状況などによっても、費用が変動します。

このように、クロアリ駆除業者に対応してもらうとそれなりの金額がかかりますが、費用を安くできる方法がありますので、ご紹介します。

まず一つは、複数の業者から見積もりを取る方法です。
業者を選ぶうえでこれは必須で、複数業者の料金を比較することで、その作業にかかる費用相場を知ることができます。
それと同時に、高額な請求をしてくる悪徳業者を避けることもできます。

3社以上から見積もりを取っておくと、費用相場を把握しやすくなります。

また、見積もりをとっておけば、競合他社と価格交渉する際の材料にも利用できます。

もう一つは、お得な割引キャンペーンをやっている業者を検索してみることです。
期間限定割引やインターネット申し込み限定料金などが適用できる業者もあります。
ただし、こうしたキャンペーンには適用条件がありますので、事前に確認しておきましょう。

この他、室内でアリを見かけたらすぐに業者に依頼することも重要です。
早めに業者に連絡して駆除してもらえば被害が少なくて済む上、かかる費用も安くなる場合があります。

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