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ハクビシンは冬眠する?生態の特徴や予防する方法について

公開日:2023.12.7 更新日:2024.4.22
ハクビシンは冬眠する?生態の特徴や予防する方法について

一見可愛らしい姿のハクビシンですが、野菜や果物を狙って農園に現れたり、民家に住み着いたりします。
そんなハクビシンは冬に冬眠するのでしょうか。

今回はハクビシンが冬眠するかどうかや、侵入を予防する方法について解説していきます。

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1.ハクビシンは冬眠する?

ハクビシンは冬でも活動している

木に登るハクビシンの写真

ハクビシンは野生動物だから冬は冬眠するのではと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ハクビシンは決して冬眠することはありません。

寒い時期になると活動量が大幅に低下する野生動物もいますが、ハクビシンは変わらずに活動を続けます。
その理由には、以下のものが挙げられます。

・ハクビシンは恒温動物であることから、寒くなっても一定の体温を保持できる
・体が大きい特徴から、一定の体温を作り出せる


こうした理由から、ハクビシンは冬になっても変わらずに活動を続けられるのです。

また、冬でも変わらずに行動できるので、エネルギーを作るのに必要な食料を確保する活動を続けていけます。
そのため、冬の時期でもハクビシンに油断してはいけません。

自分で行うか専門事業者に頼んで対策しておくことが大切です。

2.冬でも心配なハクビシンの被害

主な被害

餌を食べるハクビシンの写真

ハクビシンは冬眠しない生き物であるため、冬でも被害が止むことはありません。人間に対してさまざまな被害をもたらしますが、その中でも代表的な被害は以下の通りです。

・騒音をもたらす
ハクビシンは人里にやってくると、民家の屋根裏に隠れることがあります。連日屋根裏から物音がするようであれば、一度確認しておきましょう。
こうした物音は単にうるさいと感じるだけではなく、夜中の睡眠障害まで引き起こす恐れもありますので要注意です。

・食べ物が荒らされる
雑食性の生き物なので、ハクビシンは色々なものを食べます。そのため、畑で育てられていた農作物が食べられたり、ゴミ集積場にある生ごみを荒らされたりといった被害が想定されます。
また、食い荒らされた場所は、掃除をする必要も出てしまいます。

・悪臭を引き起こす
ハクビシンには溜め糞という習性があり、糞尿を常に同じ場所にし続けます。糞尿が蓄積されていくと、建物の天井や屋根裏が腐食する恐れがあります。
また、溜めた糞から虫がわいてしまうケースもあります。

・健康に影響を及ぼす
ハクビシンはダニのような害虫だけでなく、病原菌も持っています。そのため、ダニや病原菌によるアレルギーや病気が広がってしまいかねません。

3.ハクビシンの予防方法

具体的な予防方法

生ごみのイメージ絵

冬にハクビシンをやって来させないために、予防法をきちんとやっておく必要があります。主な予防策は以下の通りです。

・エサになるものを取り除く
家の周りにハクビシンのエサとなり得る生ゴミや食材の残りなどを放置しておくと、それらにつられたハクビシンを呼び寄せることになります。
そのため、あらかじめハクビシンのエサになりそうなものは取り除いておく必要があります。においが出るものはしっかり蓋をしておいたり、食べ物はきちんと見えない場所に保管しておいたりするなどしましょう。

また、屋内外でも、体が小さなペットや家畜が狙われる場合があります。
そのため出来る限りハクビシンの手が届かない場所にゲージや水槽を配置したり、小屋の金網を補強したりするなどの対策をとることをおすすめします。

・侵入経路をふさいでおく
ハクビシンに侵入されないように、通り道になる場所をふさいでおきましょう。基礎コンクリートの通風口や軒天井の換気口などは侵入経路になりやすいので、金網を配置して入れないようにします。

4.冬のハクビシン対策は専門業者にお任せ

業者をおすすめする理由

ハクビシン対策を行う専門事業者の絵

このように、あらかじめ予防対策を行っておくことで、冬のハクビシン対策をすることは可能です。
ただ、予防をしていてもどうしてもハクビシンが家に棲みついてしまうこともあり得ます。

ハクビシンは「鳥獣保護法」で保護されていますので、許可なく捕獲することは法律で禁じられています。(狩猟期間を除く)
自分でハクビシンを捕獲したい場合はお住まいの自治体に鳥獣捕獲許可を申請して、捕獲実施後の処理まで申請者が責任を持って行う必要があります。
申請の手続き方法は自治体によって異なりますが、主に捕獲許可の申請書類、捕獲依頼書、捕獲場所を示す図面、そして捕獲予定の頭数など、詳細な情報が求められます。

こういった作業を請け負ってくれるのが、ハクビシンを含む害獣駆除の専門事業者です。
ハクビシンは夜行性の生き物であることから、人間と遭遇しない時間帯に行動している場合が多く、個人では対策がしづらいケースもあるので、ハクビシンの被害にお悩みの方は専門事業者に依頼することをおすすめします。

専門事業者に依頼するメリットは、以下の通りです。

・専門知識豊富なプロが担当している
害獣駆除の専門事業者は、まざまな方法で経験や知識を活かし、自信をもって作業してくれます。自宅の構造を実際に見て、どの場所が侵入されやすいか、どういった対策が有効かなども考えながら作業を行ってくれるので心強いです。

・自分であれこれ準備する必要がない
個人でハクビシン対策をしようとすると、侵入経路を探したり、予防に使うアイテムを用意したりと、手間がかかります。
しかし、専門事業者ならば電話1本で自宅へ駆けつけてくれるので、手間や時間をかける必要がありません。お住まいの近くにある業者であれば、すぐに来てもらうことも可能です。

・駆除後の消毒作業も任せられる
ハクビシン溜め糞をする習性があるため、それまでいた場所は病原菌の温床となっています。
自分で清掃を行う場合、帽子・不織布マスク・手袋の着用など感染予防をしっかりと行う必要があります。また、掃除を終えた後は、次亜塩素酸ナトリウム系のスプレーでの消毒も必須です。

専門事業者に駆除を依頼すれば、駆除後の消毒までしっかりと行ってくれます。

・再発した場合のアフターフォローが用意されているので安心
万が一駆除後にハクビシンが再発した場合のことを考えて、多くの事業者では期限付きのアフターフォローサービスが用意されています。
事業者ごとに有効期限はことなりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

5.ハクビシン対策の費用はいくらかかる?

専門事業者の費用相場

費用相場のイメージ写真

冬のハクビシン対策を依頼する際に気になるのが、費用でしょう。
お住まいのエリアにもよりますが、ハクビシンの駆除や予防にかかる費用相場は以下の通りです。

侵入口遮断工事:700~1,000円(1㎡)
追い出し工事:500~800円(1㎡)
害獣捕獲申請:10,000~50,000円
捕獲ゲージ設置・管理(1か所):15,000~30,000円
害獣の回収処理(1匹):15,000~25,000円
糞・巣の回収:15,000~25,000円
害虫駆除:500~800円(1㎡)
殺菌消毒・消臭:500~1,000円(1㎡)


実際の作業費用の他にも、ご自宅の被害状況によって費用が変動します。また、業者に自宅まで駆けつけてもらう際には、出張費用も別途加算されます。

以上のように、害獣駆除事業者に対応してもらうとそれなりの金額がかかりますが、そんな費用を少しでも安くできる方法がありますのでご紹介します。

一つは複数の業者の見積もりを見比べることです。
ほとんどの業者では、正式に依頼する前に見積もり金額を提示してくれます。3社以上から見積もりをとっておくと、費用相場を把握しやすくなります。

また、見積もりをとっておけば、競合他社と価格交渉する際の材料に利用できます。

もう一つはハクビシンの存在を確認できたらすぐに専門事業者に依頼することです。
早めに業者に連絡して駆除してもらえば被害が少なくて済む上、かかる費用も安くなる場合があります。

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