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アナグマの駆除方法とは?具体的なやり方や予防策について

公開日:2022.9.13 更新日:2024.4.17
アナグマの駆除方法とは?具体的なやり方や予防策について

白黒で可愛らしい見た目をしているアナグマですが、最近では農作物に被害を与える生き物として警戒されています。

今回はアナグマの駆除方法について解説していきます。

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1.アナグマの生態

主な特徴

居住区域に出没したアナグマの写真

アナグマの駆除を行うには、まずその生態について知っておきましょう。生態を理解しておくと対策がしやすくなります。

・見た目
アナグマはイタチ科に分類されている生き物であり、体長は約40~50cm、尻尾の長さは約6~12cmほどあります。

体は白~灰色をベースとしていて、足と鼻は黒色です。目の周りには縦に黒い筋が通ったような模様が見られます。

・生息域
国内では本州、四国、九州地域にわたって生息しています。
例年11月下旬~4月にかけては冬眠していますが、一部の地域では年間を通して活動しています。

基本的にアナグマは林、森、竹林など木の多い場所で生活をしていますが、最近は市街地の拡大に伴って人が多い場所にも現れるようになり、民家の床下に隠れていることがあります。

・巣
アナグマは深い穴と身を隠す浅い穴を二つつくり、それを利用して生活しています。
また、穴の周りにはテカテカとした糞が見られます。もしそうした糞や穴がある場合は、アナグマが潜んでいる可能性があります。

・特性
夜行性の動物であり、夜になると活発化します。

性格は基本的に温厚で、他の野生動物と比べて警戒心があまりありません。そのため、人間が近づいてきてもなかなか逃げていかないことがあります。

2.アナグマ駆除の注意点

主な注意点

寝ているアナグマの写真

民家では床下などに潜んでいるアナグマですが、個人が勝手に駆除をすることは禁じられています。
特定の野生動物に該当することから、捕獲および駆除作業については法律による規制が設けられています。

そのための法律が鳥獣保護管理法です。
この鳥獣保護法は資源界における生物の多様性や自然環境保護を目的とした法律です。万が一これに違反したとなると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられることになります。

ただ捕獲による駆除は認められています。

個人で野生動物の駆除作業がしたい場合は、あらかじめお住まいの自治体の役所へ捕獲の許可を申請しておかなければなりません。

自治体における申請手続きの手順は以下の通りです。

1.申請書類(鳥獣の捕獲等許可申請書や有害鳥獣捕獲等依頼など)を用意する

2.申請窓口へ行く

3.捕獲したことを報告する

なお個人で捕獲するにあたっては猟銃免許を保有していることが条件となります。
ただし自治体によっては自宅敷地内なら狩猟免許を不要としている場合もあります。

自治体の許可申請はすぐにおりるわけではなく、最短でも数日、長い場合には1カ月近くかかるケースも。
捕獲した野生動物に関する取り決めは自治体によって違うため、前もってお住まいの地域の自治体に連絡して確認しておきましょう。

3.アナグマの駆除方法

具体的な対策法

木酢液が入ったボトルの写真

前述した通り、アナグマの駆除(捕獲)を行うには狩猟免許の資格や自治体への申請が必要となります。
そちらが揃っている場合の駆除方法としては、『箱罠』が有効です。箱罠はホームセンターで購入することができます。

用意した箱罠には、エサとしてピーナッツやとうもろこし、スイカなどアナグマが好みそうなものをエ入れて、アナグマが通りそうな場所に仕掛けておきましょう。
こうすることで、夜間の間にエサを求めたアナグマが罠にかかっていることがあります。

狩猟免許を持っていない場合にできる駆除方法としては、アナグマを傷つけることなく追い出すことです。
主な追い出し方は以下の通りです。

・アナグマが嫌いなにおいを撒く
アナグマは強いにおいがするものを嫌います。
木酢液やアニマルピーなどのにおいが強い液体を撒いておくことで、既にいるアナグマを追い出すことができます。特に木酢液は自然由来の成分を使用しており、人間にとっては無害です。
ただし、雨によって効き目が弱くなることがありますので、その時は再度撒いておきましょう。

また、こちらの方法を試す際は、臭いによる隣人トラブルなどに注意してください。

・害獣除けグッズを使う
最近では強い光や音を出して野生動物を追い払うグッズが発売されています。
便利である一方、機械の音や光は使えば使うほどアナグマが慣れてしまうため、音や光の点滅の規則を変えながら使うことが望ましいです。

・電気柵で侵入を予防する
電気柵を設置しておくことで、そこを危険な場所だと認識させ、アナグマを遠ざけることができます。

4.アナグマ駆除は業者にお任せ

業者選びのポイント

罠にかかったアナグマの写真

アナグマの駆除で頼りになるのが害獣駆除の専門業者です。
ただ業者によっては優良とされるところとそうでないところがあります。そこで優良とされる業者を見極めるためのポイントについてご紹介します。

・専門資格を保有しているか確認する
前述の通り、野生動物の駆除を行う場合には「狩猟免許」を保有していなければなりません。
駆除業者には必要な資格と経験を持つスタッフが在籍しています。

・実績を確認しておく
業者選びにおいて重視しておきたいのが作業実績。業者のホームページにはこれまでの作業実績が掲載されています。

・業者の口コミを調べる
一般的に優良業者と呼ばれているところは、依頼された方から高い評価を受けています。インターネットの口コミサイトには過去に依頼された方の意見が掲載されています。

・スタッフの対応が丁寧である
顧客に対して丁寧な対応を心掛けている業者ほど、作業においてもしっかりと対応してくれる傾向にあります。電話でのやり取りや訪問時の対応などで問題がないか確認しておきましょう。

・アフターフォローが充実している
業者には作業後の現場点検や無償駆除など、さまざまなアフターサービスがあります。具体的なサービスの内容や保証期間は業者ごとに違うため、事前に調べておきましょう。

5.アナグマの駆除費用はいくらかかる?

具体的な費用相場

草原を歩くアナグマの写真

アナグマ駆除を依頼する際に気になるのが費用です。
お住まいのエリアにもよりますが、アナグマの駆除や予防にかかる費用の相場は50,000~100,000円ほどです。

ただし、上記の費用はあくまでも目安であり、駆除をしたい箇所の点数や作業内容などで費用が異なる場合があります。

アナグマの駆除費用を少しでも安く抑えたいなら、業者ごとの見積もりを比較しましょう。
最低でも3社以上から見積もりをとると、業者ごとの比較がしやすいです。違う会社の見積もりを見比べてみることで最もお得な業者を発見することができます。

業者によっては電話やメールでの見積もりを受け付けていますが、実際に現場まで来てもらうことでより詳細な見積もり金額を算出してもらえます。

見積もりにあたっては費用の安さだけではなく、作業内容の詳細をきちんと確かめておくことも重要です。
特に安いことを強調しているところですと、アフターフォローなど必要な作業が省略されてしまっている可能性があります。

そのほか、お得な割引キャンペーンをやっている業者を検索してみましょう。
業者によっては期間限定割引やインターネット申し込み限定料金などが適用できるところもあります。
お住まいの地域を調べてみてこうした業者がないか調べてみるといいでしょう。

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