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キッチンの排水口の臭いをなくす方法とは?上がってくる臭いを根本から消す対策

公開日:2023.8.3 更新日:2026.8.27
キッチンの排水口の臭いをなくす方法とは?上がってくる臭いを根本から消す対策

キッチンの排水口から漂う嫌な臭いは、料理や食事の時間を不快にする悩みのひとつです。掃除をしてもなかなか臭いが取れない場合、ふたやゴミ受けの汚れ以外の場所に原因が潜んでいる可能性があります。

本記事では、キッチンの水が排水される仕組みから、排水口が臭くなる主な原因と対処法、予防策までを詳しく紹介します。

重曹やクエン酸を使ったセルフケアの方法はもちろん、水道修理事業者に依頼すべき判断基準や費用相場も網羅しているため、根本から臭いを解決したい方に役立つ内容です。

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キッチンの水が排水される仕組み

キッチンの排水口に水が流れている様子

キッチンの排水口は、ただ水が流れていくだけの場所ではなく、下水からの悪臭の侵入を防ぐものです。

シンク下に設けられた「排水トラップ」が一定量の水(封水)をためる構造になっており、この封水が下水管から上がってくる臭いをブロックする役割を担っています。

通常、シンクから流れた水はゴミ受けで食材カスを取り除いたあと、排水トラップを通って排水パイプから下水管へと流れていきます。排水トラップの内部には「ワン」と呼ばれる椀型のカバーがあり、封水と組み合わさることで臭気の逆流を防ぐ構造です。仕組みを理解しておくと、臭いの原因を特定しやすくなります。

キッチンの排水口が臭い原因と対処法を紹介

キッチンの排水口のからゴミ受けを外した画像

キッチンの排水口の臭いには、いくつかの代表的な原因があります。当てはまる原因を確認したうえで適切な対処法を試すと、効率よく臭いを解消できます。


  • 排水口のふたやゴミ受けが汚れている
  • 排水パイプの配管に隙間ができている
  • 排水トラップ自体が汚れている
  • 排水トラップのワンが壊れている
  • 封水の量が減っている
  • 臭いがひどい場合は水道修理事業者に依頼する

それぞれの原因と対処法について詳しく解説します。


排水口のふたやゴミ受けが汚れている


キッチンの排水口で最も臭いが発生しやすいのが、ふたやゴミ受けの部分です。食材カスや油汚れが付着して雑菌が繁殖することで、強い悪臭が発生します。

ぬめりやヘドロ状の汚れが見える場合、すでに雑菌が大量に発生しているサインです。
特に、生ゴミを長時間放置するとアンモニアや硫化水素などのガスが発生し、刺激のある臭いの原因になります。


対処法:重曹やクエン酸を使ってふた、ゴミ受けを掃除する


ふたやゴミ受けの臭いには、重曹とクエン酸を組み合わせた掃除が効果的です。重曹はアルカリ性で油汚れを分解し、クエン酸は酸性でぬめりや水垢を落とす働きを持ちます。

掃除の手順は以下の通りです。

  1. ふたとゴミ受けを取り外す
  2. 重曹を全体に振りかけて約15分置く
  3. クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1)をスプレーして発泡させる
  4. 古い歯ブラシなどでこすり洗いをする
  5. 40~50度のお湯で十分に流す
  6. 週1回ペースで掃除を行うと、臭いの発生を予防できます。

排水パイプの配管に隙間ができている


ふたやゴミ受けがきれいでも臭いが消えない場合は、シンク下の排水パイプと床の接合部分に隙間ができている可能性があります。接続部分に取り付けられているゴム製の防臭キャップやパッキンは、経年劣化によって硬くなったり、ずれたりすることがあり、その隙間から下水のような臭いが漏れ出すことがあります。

シンク下の収納を開けたときにカビ臭さや下水のような臭いを感じる場合は、排水口ではなく、シンク下の配管まわりに原因があるかもしれません。防臭キャップやパッキンが外れていないか、劣化していないかを確認しましょう。


対処法:隙間を埋める


隙間が原因の場合、ホームセンターで購入できる防臭キャップや防臭ゴム、専用の補修パテで埋める方法が有効です。

具体的な手順は以下の通りです。

  • シンク下の収納を空にしてパイプの根元を確認する
  • 隙間のサイズに合った防臭キャップを購入する
  • 古いパッキンが残っていれば取り除く
  • 新しいキャップやパッキンをはめ込む
  • 仕上げに補修用パテで隙間を埋める

ただし、自分での補修に不安がある場合や隙間が大きい場合は、水道修理事業者へ相談するのが最適です。


排水トラップ自体が汚れている


ふたやゴミ受けの下にある「排水トラップ」も、汚れがたまりやすいパーツです。油や食材カスが排水トラップ内に蓄積するとヘドロ状の汚れとなり、悪臭のもとになります。

ゴミ受けをきれいにしても臭いが残るケースでは、排水トラップ内部の確認が欠かせません。


対処法:排水トラップを掃除する


排水トラップは取り外せる構造のものが多いため、定期的な分解掃除で清潔な状態を保つのが効果的です。

掃除手順は以下の通りです。

  1. ゴム手袋を装着する
  2. 排水トラップを反時計回りに回して取り外す
  3. 中性洗剤と古い歯ブラシで内側をこすり洗いする
  4. ぬるま湯で汚れを十分に流す
  5. 元の位置に戻して取り付ける

月1回程度の頻度で掃除を行うと、油汚れの蓄積を防げます。


排水トラップのワンが壊れている


排水トラップ内部にある「ワン」と呼ばれる椀型のカバーが破損していると、下水管からの悪臭がそのまま部屋に上がってきます。ワンは封水と組み合わさって防臭の役割を果たしているため、破損していたり外れていたりすると、下水臭が直接室内へ侵入しやすくなります。

ワンが浮いている、ひびが入っているなど劣化のサインが見られたら、交換を検討しましょう。


対処法:排水トラップのワンを交換する


ワンの交換は、メーカーや型番に合った部品を購入して付け替えるだけで完了する作業です。

手順は以下の通りです。

  1. 取り外したワンの型番や直径を確認する
  2. ホームセンターやネットで適合する部品を購入する
  3. 排水トラップ内に新しいワンをセットする
  4. 水を流して封水がたまるかを確認する

費用は1,000〜3,000円程度が目安となります。型番が合わない場合や取り付けに不安がある場合は、水道修理事業者へ相談するのが最適です。


封水の量が減っている


排水トラップにたまる「封水」は、下水からの臭いをせき止める大切な水です。長期間水を使っていない、もしくは自然蒸発で封水が減ると防臭機能が失われ、臭いが上がってきます。
旅行や出張で家を空けたあとに臭いが気になる場合、封水の減少が原因となるケースがほとんどです。


参照元:「かんとう保全ニュース」国土交通省 関東地方整備局


対処法:水を流して封水を補充する


封水の補充は、シンクに水を1〜2分流すだけで完了する手軽な対処法です。
具体的な手順は以下の通りです。

  1. シンクの蛇口から水を出す
  2. 1〜2分ほど中程度の水量で流し続ける
  3. 排水音が落ち着いたら封水が補充された合図

旅行や帰省などで長期間キッチンを使わなかった場合は、封水が蒸発して臭いが上がってくることがあります。使用再開時に下水のような臭いが気になるときは、シンクに水を流して封水を補充しましょう。


臭いがひどい場合は水道修理事業者に依頼する


自分で対処しても改善しない、もしくは排水管の奥や下水管側にトラブルがある場合は、水道修理事業者への依頼が最適です。配管の奥は素人では確認が難しく、無理に分解すると水漏れや破損を招く危険があります。

特に以下のケースでは水道修理事業者への相談が安心です。

  • 掃除をしても臭いが消えない
  • 配管の隙間や破損が見つかった
  • 下水のような強い臭いが続く
  • 自分で分解する自信がない

無理な自己対応は症状を悪化させる場合があるため、不安があれば早めに水道修理事業者へ連絡するのが賢明な選択といえます。

なお、賃貸住宅にお住まいの場合は、自己判断で水道修理事業者を呼ぶ前にまず管理会社や大家さんへ連絡しましょう。経年劣化による修繕は、オーナー側が負担するケースもあります。


キッチンの排水口の臭い解消を水道修理事業者に依頼する費用相場


水道修理事業者に依頼する場合の費用は、作業内容によって幅があります。作業前に必ず見積もりを取り、内容と金額に納得してから契約するのが鉄則です。

作業別の費用相場の目安は以下の通りです。


項目費用
排水口・排水トラップの清掃1件5,000〜10,000円
排水パイプの高圧洗浄1件15,000〜30,000円
防臭キャップ・パッキンの交換5,000〜15,000円
排水トラップ本体の交換10,000〜25,000円
排水管の部分修理・補修15,000〜40,000円

費用は地域や水道修理事業者、配管の状況によって変動するため、複数水道修理事業者の比較検討が安心につながります。

キッチンの排水口の臭い発生を防ぐ予防策

キッチンの排水口のゴミ受けを洗っている様子

キッチンの排水口の臭いは、日々のちょっとした工夫で予防できます。臭いの原因となる汚れをためないように、定期的なケアを習慣にしましょう。

排水口の臭いを防ぐうえで大切なのは、汚れがこびりつく前に落とすことです。シンクを使ったあとは、ゴミ受けにたまった生ゴミを捨てて軽くすすぐだけでも、雑菌の繁殖やぬめりの発生を抑えやすくなります。

さらに、週に1回程度はふたやゴミ受けを外し、重曹やクエン酸などを使って汚れを落とすと、臭いの予防につながります。月に1回ほど排水トラップを確認し、内部に汚れがたまっている場合は取り外して洗いましょう。

あわせて、シンク下の防臭キャップや配管まわりに隙間・劣化がないかも、ときどき確認しておくと安心です。

毎回完璧に掃除しようとすると負担になりやすいため、「使ったあとにゴミを捨てる」「週末に少し丁寧に洗う」など、無理なく続けられる形でルーティンに組み込むのがポイントです。

キッチンの排水口の臭いに関するよくある質問

水道から出た水が排水口に水が流れていく様子

キッチンの排水口の臭いについて、多くの方から寄せられる疑問にお答えします。


  • お湯を流すのは効果ある?
  • パイプユニッシュは効果がある?

それぞれ解説します。


お湯を流すのは効果ある?


排水口にお湯を流すと、油汚れを溶かして流す効果が期待できます。油は冷えると固まりやすく、配管内にこびりついて悪臭の原因になるためです。

ただし、熱湯をそのまま流すのは控えましょう。塩ビ管は60度を超えると変形や破損を起こすリスクがあります。40~50度程度のぬるま湯を、ゆっくり時間をかけて流すのが安全な使い方です。


パイプユニッシュは効果がある?


パイプユニッシュなどの強アルカリ性のパイプクリーナーは、ぬめりや髪の毛、油汚れを分解する効果が高い洗剤です。定期的に使用すると、排水管内の汚れ蓄積を防げます。
ただし、酸性タイプの洗剤と混ぜると有毒なガスが発生する危険があります。使用する際は他の洗剤と併用せず、必ず単独で使うのが鉄則です。

何度使用しても臭いが解消しない場合は、配管そのものに問題があるサインかもしれません。早めに水道修理事業者へ相談するのが最適です。

キッチンの排水口の臭いは根本的な問題を解決しなければ意味がない

キッチンの排水口の臭いは、ふたやゴミ受けの汚れ、配管の隙間、排水トラップの不具合、封水切れなど、複数の原因が考えられます。原因を正しく特定し、根本から解決しなければ、一時的に臭いが収まってもすぐに再発してしまうのが現実です。

まずは重曹やクエン酸を使ったセルフケア、封水の補充など、自分でできる対処法を試してみましょう。

それでも改善しない場合や、配管の奥にトラブルがある可能性が高い場合は、無理せず水道修理事業者への相談が最適です。

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