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ディスポーザーが動かない?!原因や直し方について解説します

公開日:2023.6.14 更新日:2024.4.19
ディスポーザーが動かない?!原因や直し方について解説します

ディスポーザーが突然動かなくなると、生ゴミの処理に困りますよね。

この記事では、ディスポーザーが動かない原因と具体的な対処法を紹介します。
ディスポーザーが動かないからといって故障しているとは限りません。ご自身でトラブルを解消できる可能性もありますので、ぜひご一読ください。

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1.ディスポーザーが動かない!考えられる原因と直し方について

まずは自分でできる対処法を試してみよう!

正常に動かないディスポーザーの写真

ディスポーザーが動かないとき「故障かも?!」と焦ってしまいますよね。
ただ、ディスポーザーは故障以外にもさまざまな原因で動かなくなることがあります。
そのため、まずは動かない原因を探りましょう。

ディスポーザーが動かないときに考えられる主な原因は以下の通りです。当てはまるものがないか確認してみてください。

・電源に問題がないか確認する
ディスポーザーは家電製品のため、電気が通っていないと稼働しません。
そのためまずは、正しくコンセントに接続されているか、電源スイッチがONになっているか確認してください。
また、ブレーカーが落ちていないかも確認しましょう。
電力が供給されていなかったことが原因であれば、修理や交換は不要です。

・ 過熱保護装置の作動を確認する
加熱保護装置とは、ディスポーザーのモーターの過熱による故障防止のための安全装置で、一定の温度を超えると自動的に作動します。
通常の使用ではこの装置が作動するまで温度が上昇することはまずありませんが、ディスポーザー内に異物が詰まったり、噛み込みが起きたりすると、モーターに負荷がかかって温度が上昇し、過熱保護装置が作動することがあります。

過熱保護装置が作動しているかどうかは、シンク下のリセットボタンの状態で確認できます。
リセットボタンの位置は機種により異なりますので、まずは、取扱説明書を参照しながらリセットボタンの状態を確認してください。

もし誤作動が原因だった場合、リセットボタンを押すことで通常通りにディスポーザーを使用できるようになります。

ただし、解除してもディスポーザーがまだ動かない場合は、異物の混入や噛み込みが原因である可能性が高いです。
その場合の対処法については以下で解説します。

・ 異物が混入していないか確認する
ディスポーザーの中にスプーンや箸などの硬い異物が入り込むと、モーターに負荷がかかり、過熱保護装置が作動して動かなくなることがあります。

異物の混入を確認する際は、必ずコンセントを抜いて電源を切った状態で行ってください。
異物を発見した場合は、箸やトングを使用して拾いましょう。安全のため、手は入れないようにしてください。
もしも、異物が明らかに入り込んでいるけど自分では取り除けない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

異物を取り除いたあとは、加熱保護装置のリセットボタンを押します。その後、ディスポーザーが正常に作動するようになれば、引き続き使用して問題ありません。

異物の混入はトラブルの原因となりますので、常に生ごみ以外のものが入らないように注意しましょう。

・食べ物カスの嚙み込みが発生していないか確認する
貝の殻や卵の殻、動物の骨などの大きくて固い生ごみがディスポーザー内で噛み込んでしまい、モーターに負荷がかかり加熱保護装置が作動することがあります。
また、処理しきれないほどの大量の生ごみを一度に投入した場合も同様に噛み込みが発生し、装置が作動する可能性もあります。

このような噛み込みトラブルに対処するために、ディスポーザーには機種ごとに噛み込み解除用のツールが付属しています。
作業を始める前に、安全のためにディスポーザーの電源プラグを抜くことを忘れずに行いましょう。

ディスポーザーの底に解除ツールを挿入して、左右にカチャカチャと動かしてみてください。スムーズに360度回るようになれば噛み込みが解除されたということです。
その後、加熱保護装置のリセットボタンを押して、ディスポーザーが正常に作動するようになれば問題は解決です。

このトラブルを発生させないためにも、あらかじめ説明書を読んでディスポーザーが対応している生ゴミの種類を把握しておき、それ以外は投入しないように気を付けましょう。

・漏電ブレーカーが作動していないか確認する
ディスポーザーは、安全性を確保するために多くの場合、漏電ブレーカーが組み込まれた電源プラグを備えています。
もしこの漏電ブレーカーが何かしらの原因によって作動すると、通電していない状態になるためディスポーザーは動かなくなります。

この確認方法については、まずは電源プラグを確認してください。
もし漏電を示すランプが点灯している場合、漏電ブレーカーが作動しています。
漏電ブレーカーを復旧させるためには、通常、ランプの横にあるボタンを押し込む必要があります。
ランプが消灯したら使用可能となるので、ディスポーザーを再び動かします。
漏電ブレーカーが再び作動しない場合は、復旧が完了したと言えます。

しかし、もしボタンを押してもランプが消えなかったり、ディスポーザーが動かなかったり、再び動かなくなって再度漏電表示ランプが点灯したりする場合は、故障の可能性がありますので、専門業者に相談することをおすすめします。
安全確保のためにも、自分で修理しようとせずに専門家に任せることが重要です。

・ディスポーザーが寿命を過ぎていないか確認する
ディスポーザーは使用頻度にもよりますが、耐用年数は10年程度といわれています。
もし使用年数が長い場合は、機械自体が寿命を迎えて動かなくなった可能性が高いです。
その場合は新しいものへの交換も検討しましょう。

2.ディスポーザーが動かないときは専門業者に依頼しよう

専門業者をおすすめする理由

排水溝トラップが外されたディスポーザーの写真

自分でできる対処法を試してみたけど動かない場合や、使用年数が長い場合、故障していると判断できる場合はディスポーザーの修理・交換が必要になります。

ネジの緩みや配線の接触不良など簡単な修理であれば自分でも対処できる場合がありますが、取り付け方を間違えると水漏れなどの新たなトラブルが発生する恐れがあります。
ディスポーザーの修理には一定の技術や経験が必要です。簡単に見えても実は複雑な修理作業が必要なことも多いです。

そのため、ディスポーザーの故障が疑われる際はメーカーや水道修理業者に依頼することをおすすめします。

3.ディスポーザーの修理・交換を依頼する専門業者の選び方

専門業者を選ぶポイント

ディスポーザーを点検している事業者の写真

ディスポーザーの修理には、業者によって品質や価格が異なることがあります。

優れた業者を選ぶと、リーズナブルな価格で満足できるディスポーザーの修理が実現できるだけでなく、しっかりとしたアフターサービスも期待できます。

一方で、信頼性の低い業者では、ニーズに合わない製品の提案や高額な請求、作業後のトラブルへの対応が不十分などのリスクが高まります。

以下に、業者を見極めるためのポイントを詳しく解説します。

・ディスポーザーの修理・交換に強い業者を選ぶ
ディスポーザーの交換修理業者は、ディスポーザーに関する豊富な知識と経験を持っていることが重要です。
交換修理業者が適切な診断と修理・交換作業を行うためには、ディスポーザーの仕組みや部品の知識が必要になります。
評判の良い業者や大手の専門業者であっても、ディスポーザー修理に慣れていない場合があります。
そのため、ディスポーザーの修理・交換実績がある業者を選ぶようにしましょう。実績については、業者の公式ホームページ等で確認できます。

・水道局指定工事店であるか確認する
ディスポーザーの交換修理業者を選ぶ際には、水道局指定工事店であるかを確認しましょう。
水道局指定工事店は、各地方自治体の水道事業者(水道局)などから「給水・排水装置工事を適切に行える業者」として指定を受けた事業者のことです。

指定業者と非指定業者では対応できる工事内容に差が出ます。
施工費用が安いからといって、非指定業者に依頼すると後々トラブルに発展する恐れがありますので、必ず水道局指定工事店であることを確認するようにしましょう。

・アフターサービスや保証が充実しているか確認する
業者を選ぶ際には、アフターサービスや保証制度の有無も確認しましょう。
ディスポーザーの価格や交換費用は同じでも、業者によって保証内容や期間が異なることがあります。

ディスポーザーには寿命があり、使用中の故障リスクもあります。アフターサービスや保証が充実していれば、修理・交換や相談が容易にできるため安心です。
ディスポーザーの修理・交換後も長く使い続けるためにも、業者のアフターサービスや保証について詳しく調査しましょう。

・口コミや評判を確認する
他の顧客の口コミや評判を調査することも重要です。
インターネット上のレビューサイトや業者のウェブサイトのカスタマーレビューを確認し、過去の顧客の経験や評価を参考にすることで、信頼性の高い業者を選ぶ手助けになります。

・見積もり内容を確認する
業者の価格設定や見積もりを比較することも重要です。複数の業者から見積もりを取り、作業内容と価格を比較しましょう。
ただし、安さだけで選ぶのではなく、サービス内容や業者の信頼性などを総合的に考慮することが大切です。

4.ディスポーザーの故障を防ぐには

ディスポーザーを長持ちさせるコツ

ディスポーザーに水を流している写真

ディスポーザーが突然動かなくなったり、故障したりするのを防ぐために、日ごろから注意すべき使用方法について解説します。

・大きな生ごみは細かくしてから投入する
大きい生ごみをそのまま投入してしまうと、モーターに負担がかかってしまいます。
ですので、なるべく大きい生ゴミは細かく切ってから投入することを心がけましょう。

また、一度に大量の生ごみを投入することもモーターへの負担となりますのでご注意ください。

・処理できない物をしっかり把握する
ディスポーザーには処理できる範囲がありますので、硬い物や大きな骨、堅い果物の核、ゴムやプラスチック、油脂や脂肪などをディスポーザーに流さないようにしましょう。

・ 熱湯を流さない
熱湯はディスポーザー内部で熱変形や腐食などのダメージを引き起こす可能性があります。ディスポーザーがダメージを受けると水漏れが生じ、漏電や基盤の故障のリスクが高まります。
調理に使ったお湯などの熱い液体を捨てる際は、水道水と一緒に流すようにしましょう。

・ 中性洗剤以外は流さない
ディスポーザーの内部には金属が使用されているため、漂白剤や塩素系洗剤などを流してしまうと金属が腐食して錆びやすくなります。
また、アルカリ性洗剤はディスポーザー本体の劣化や腐食につながります。
そのため、中性洗剤以外は流さないようにしてください。

・ 油は捨てない
ディスポーザーに油を流すと部品や排水管の劣化につながります。
また。配管の中で固まってオイルボールができてしまうとつまりの原因となります。

・ 定期的にお手入れをする
最低でも週に1回はディスポーザーの掃除をすることで、急に動かなくなるなどのトラブルや故障を防ぎ、ディスポーザーの寿命を延ばすことにもつながります。

配管のお手入れ方法としては、6~8Lほどの水をバケツに溜めて、それを一気に流します。これにより配管の洗浄ができます。

内部のお手入れとしては、ディスポーザーの半分ぐらいまで氷を入れ、中性洗剤とレモン汁を数滴たらして機械を作動します。これにより、ぬめりを除去できます。

監修

株式会社クラシアン

「くらしあんしんクラシアン」でお馴染みの株式会社クラシアン。
1991年6月21日創業以来、水まわりの緊急トラブル対応・水まわりのリフォームなどを手掛け、全国に拠点を広げる。
「くらしに安心を提供する」という理念のもとに、一般家庭や店舗、商業施設などで起こったあらゆる水まわりのトラブルに365日対応。年間対応件数100万件以上を達成し、依頼件数No.1(※1)の実績を誇る。多くのお客様に信頼される「水まわりのトラブル」のスペシャリスト。
※1 東京商工リサーチ調べ(集計期間2021年4月~2022年3月)
<資格・著書・受賞歴など>

1級管工事施工管理技士
2級管工事施工管理技士
給水装置工事主任技術者
排水設備工事責任技術者
水道局指定工事店(一部地域を除く)
建設業許可内容 神奈川県知事許可 第087688号

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