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台風で窓ガラスが割れる場合は?具体的な対策や修理費用について

公開日:2023.6.1 更新日:2024.4.16
台風で窓ガラスが割れる場合は?具体的な対策や修理費用について

近年は台風が大型化しただけではなく、勢力も増してきていることから、それによる被害が拡大しています。
その中でも特に注意が必要なのは台風によって窓ガラスが割れること。
ご家族の安全のためにも、しっかりと対策しなければならなりません。

そこで今回は台風で窓ガラスが割れる事態になったときの対処法や修理費用についてご紹介します。

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1.台風で窓ガラスが割れる際の被害

主な被害

台風で割れた窓ガラス

台風によって窓ガラスが割れる際、具体的にはどういった被害が生じるのでしょうか。

窓ガラスによって起こる被害で1番気を付けなければならないのが、ガラス割れによる怪我です。
台風は風速20mを超えると外にあるものが飛ばされるだけではなく、自宅の窓ガラスが割れるようになります。
割れてしまった窓ガラスは刃物のように鋭くなっているので、素手で触れるのは非常に危険です。
中でもフロートガラスは割れた場合には大きな破片となりますので、誤って触れてしまうと大怪我につながることも。

また、割れてきたガラス片は周囲に置いてあるものに対しても被害を与える可能性があります。
電化製品やスマートフォン、ソファーや椅子といった家財道具が置いてあればそれらが傷つきます。
特に家電製品は精密な部品から構成されていることから、ほんの小さなガラス片が入り込んでしまえば、それが原因で故障につながることもあります。

さらに窓ガラスが割れてしまうとそこから雨風が入ってきてしまいます。特に台風の時期であれば雨に濡れて、窓周辺が水浸しになってしまうことも。

そのほかにも、窓ガラスが割れることによる被害で気を付けておかなければならないものとして、外からの飛来物などがあげられます。

こうしたことから、窓ガラスの台風対策は日頃からしっかり行っておく必要があります。

2.台風で窓ガラスが割れる風速について

風速20mを越えたら危険

台風でさしている傘が壊れそうな写真

多くの家庭の窓ガラスは一定以上の風速を超えると割れてしまいます。
一般的に内外に影響をもたらすとされる風速の目安は次の通り。

・風速10m〜15m未満
風は風速10mを超える場合、風が強いと体感できるようになります。外を歩いている時でも風が吹いている方向へ歩きにくくなり、差している傘が飛ばされそうになります。

また、この段階から、屋外に設置されている看板やテレビアンテナが落下してくる危険性もあります。

・風速15m〜20m未満
風速15m未満であれば辛うじて歩くことはできても、15mを超えてくるとしだいに転倒する危険性が高まってきます。

路上に植えてある木の小枝もこの風速から折れはじめるようになります。
農家の方であれば強風による影響でビニールハウスが損傷するおそれがあります。

・風速20m〜25m未満
風速20m未満では屋外で活動できていた人であっても、この風速になると転倒していく危険性が高まります。
この段階から強度の低い窓ガラスは割れてしまいます。
また、鋼製シャッターさえも壊れることがあります。

・風速25m〜30m未満
風速25m以上からほとんどの人は屋外で立っていられなくなります。
この段階になった場合は、決して屋外には出ずに安全な場所へ避難するようにしましょう。

・風速30m以上
この風速になりますと路上に植えてある木が飛ばされたり、木造住宅が倒壊したりする危険性があります。

3.台風で窓ガラスが割れる事態になった時の対処法

すぐにやるべきこと

割れた窓ガラスをテープで補修している写真

もし自宅の窓ガラスが台風で割れることがあれば、何をするべきなのでしょうか。

まず窓ガラスが割れてしまった際は、周辺の掃除から始めましょう。
始める際は周囲に多数のガラス片が飛び散っているので、小さいお子さんやペットは現場に近づかせないようにしてください。

掃除の手順としては、はじめに厚手の軍手で大きなガラス片を拾っていきます。
ケガをしないようにガラス片を新聞紙で包み、処分できるように使わなくなった段ボール箱に入れます。

次にほうきやちりとり小さなガラスの破片を回収します。こちらも集めたら、段ボールに入れます。

大きめのガラス片を集め終わった後は、細かいガラス片がカーペットなどにくっついていることがあるので、掃除機を使ってそれらを吸い取っておきます。

ガラス片を回収した段ボール箱は割れ物注意ないしはガラス注意といった表記を記載した上で、燃えないゴミの日に捨てます。

ガラス片の掃除が完了したら、次にやるのが二次被害対策です。
割れた窓ガラスから雨風や外からの飛来物が入ってこないように、窓枠に段ボールを貼りつけておきます。
貼る際には隙間ができないように注意しましょう。窓枠の段ボールは養生テープもしくはガムテープを貼って固定します。

もし窓ガラスの破損が小さなひび割れ程度でしたら、ガムテープや補修シールで塞いでおくだけで十分です。

4.台風で窓が割れる被害を防ぐための予防策

まずは窓ガラスの保護から

網入りガラスが使われた窓の写真

台風で窓ガラスが割れることのないように、事前にきちんと強風対策をしていくことが肝心です。
準備を行うのに多少の時間と手間を要しますが、ご自身や大切なご家族を守るためにもやっておきましょう。

・飛散防止フィルムを使う
飛散防止フィルムとは、台風によって窓ガラスを割れにくくしてくれるアイテムです。
このフィルムを貼っておけば、台風の衝撃で窓ガラスが割れても破片が飛び散りにくくなります。

飛散防止フィルムはホームセンターやインターネット通販などで入手することができます。
商品には取り扱いに関する説明が掲載されていますので、よく読んだ上で使用するようにしましょう。

・シャッターを活用する
現在の窓ガラスにシャッターが付いているようであれば、積極的に活用しましょう。
シャッターを締めておくことのよって雨風が侵入してくるのを防ぐことができます。

・窓ガラスを交換する
窓ガラスの強風対策で一番おすすめしたいのが窓ガラスの交換。強度の高い窓ガラスにしておけば、台風が来ても安心です。

台風でも割れにくい窓ガラスとしては強化ガラス、合わせガラス、網入りガラスがあります。

強化ガラスは特殊な熱処理により強度が高い上、万が一割れても大きな破片にならず粉々になるので、怪我のリスクが減ります。

合わせガラスはガラスの間にフィルムを挟んだもので、ガラス片が飛び散りにくいです。

網入りガラスは中にワイヤーが入っていて、飛散しにくくなっています。

5.台風で窓ガラスが割れる事態になった場合にかかる修理費用相場

具体的な費用相場

費用相場のイメージ写真

台風で窓ガラスが割れる際に必要となってくるのが、窓ガラスのリフォーム。実際に窓ガラスを新しくした場合はいくらくらいお金がかかるのでしょうか。

先ほどおすすめした窓ガラスのリフォーム費用は次の通りです。
・合わせガラス:50,000~65,000円
・強化ガラス:30,000~50,000円
・網入りガラス:20,000~30,000円


ただし、これらの交換費用は目安であり、窓枠の面積や廃材の処分費、作業環境によって費用が異なります。
これ以外にも、深夜料金や業者の出張費用も別途加算されます。

このようにある程度お金のかかる窓ガラスのリフォームですが、費用を少しでも抑える方法があります。

一つは業者の無料見積もりを活用すること。
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されていますので、後になって不要なオプション料金を請求させることはありません。
もし業者に提示された金額に納得できない場合は、その場でお断りすることもできます。
少なくとも3社以上見積もりをとっておけば、地域で一番安い業者を見つけることができます。

もう一つは火災保険を適用すること。
台風をはじめとした自然災害の影響で窓ガラスが割れる際、ほとんどの保険会社の火災保険を利用できます。
具体的な補償範囲や適用条件は保険会社で異なるので、きちんと確認しておきましょう。

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