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水道が断水したらどうする?断水中や復旧後の注意点なども解説

公開日:2022.3.17 更新日:2024.4.5
水道が断水したらどうする?断水中や復旧後の注意点なども解説

日々の生活でなにげなく使用している水道。私たちの暮らしを営んでいく上では、欠かすことのできない設備の一つです。
でも水道がいきなり断水してしまったらあなたはどうしますか。

今回は水道が断水した時の対処法についてご紹介します。
断水中や断水後に気を付けるべきこともご紹介していますので、参考になればと思います。

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1. 水道の断水が起こる原因

水道の断水は計画的なものと予期せぬものがある

水道管工事を行っている写真

水道水の断水が発生する原因はいくつかあります。主な原因となるのは次の3通りになります。

まずは業者による水道管の工事および設備の点検です。
自宅近くで水道の工事が行われる際には、安全のために一時的に断水が実施されることになっています。断水が解除されるまでは、水道水を使用することはできません。

ただし、断水が行われる時間帯は決められており、生活に支障が出ない程度に工事が行われます。マンションの場合ですと、給水設備の掃除や点検が実施される間は断水されます。こうした断水のお知らせは事前に通知されますので、必ず確認しましょう。

次に、電気系統や給水設備の工事で断水することがあります。
電気系統の工事が行われている間は停電することがあり、マンションでは電気を利用することでポンプを動かし、給水しています。ですので、停電中は水道が使えない場合があります。

また、自然災害による影響で断水が起きることがあります。
台風の影響で洪水が起きると水道管が壊れる場合があり、さらに地震の影響によって水道管が破裂してしまうこともあります。
そうした場合には水道管が使えなくなるため、水が供給されなくなります。そのため、水道が断水する結果となります。

2. 断水した場合の対処法

断水に気付いたら止水栓を閉じましょう!

対処法のイメージ写真

予期せぬ断水に気付いた場合や、計画的な断水が起こる前にやっておくべき対処法をご紹介します。

断水が発生したら、ご自宅の止水栓を閉めておきましょう。止水栓は通常水道メーターボックスの中にあります。事前に場所を確認しておくことをおすすめします。

水道管が破裂したり損傷したりした状態で水道を使用してしまうと、ご自宅の汚損や階下へ漏水といった恐れがあります。
また、水道を使用しているときに地震などで水が止まってしまうと、びっくりしてそのまま水栓を閉め忘れてしまうことがあります。その状態のままで突然水道が復旧すると、水が出ていること気づかずにそのままあふれだして階下に漏水してしまうといったことも起こり得ます。
止水栓をあらかじめ閉じておくことでこういったリスクを減らすことができます。

また、トイレや給湯器、洗濯機の止水栓も閉じておきます。
水道が復旧すると、一時的に土やサビなどの異物が含まれた水が出ることがあります。
それらの濁り水がトイレや給湯器、洗濯機の中に入ると、故障につながる恐れがあります。
大切なトイレや給湯器、洗濯機を守るために、水道が復旧する前にそれぞれの止水栓は閉じておきましょう。止水栓の場所については、大体の場合そのトイレや給湯器本体の近くにあります。

余裕があれば、キッチンや洗面所の蛇口など、ご自宅内のすべての蛇口が閉まってるかの確認をしておきましょう。
これにより復旧後に止水栓を開けたときに、蛇口から勝手に水が出てくるのを防ぎます。

ただし、これらの対処法は身の安全の確保ができた場合に行うようにしてください。
地震などの災害により避難指示がでている際は、速やかに避難をしてご自身の身を守ることを第一にしてください。

3. 断水に備えて準備すること

日ごろから水の備蓄を行っておきましょう!

水が入ったペットボトルの写真

水道工事など、計画的な断水であればあらかじめ日程が分かっているので対処がしやすいですが、自然災害のような予期せぬ事態で水道が断水する場合があります。
ここではそんな時でも役に立つ断水対策について紹介していきます。

まずは飲料水を確保しておきましょう。断水中に直面する問題として多いのが飲料水の確保です。
最低限行うべき対策としては、日頃から飲み水をストックしておくことが大切です。人が一日に必要な飲用水はおよそ2.5リットルとされています。
これよりも少し多めの3リットルを確保しておくことで、1日断水しても十分やり過ごせます。

また、日常生活においては飲料水のほかにトイレを流すのに使用する水も重要です。
水道の断水が実施されている時は、トイレに流す水がないと困ります。
トイレ用として使う水を確保する際には、お風呂のバスタブに水をはっておく程度で構いません。
自然災害などもしもの時に備えて、生活のための水をきちんとストックしておきましょう。

そのほか、断水中は手が洗えません。そんな時に備えてウェットティッシュを用意しておきましょう。
衛生上の観点から、多めに用意しておくと安心です。普段からウェットティッシュを多めに用意しておいて、断水に備えましょう。

4. 断水中に気をつけること

断水中の水は使用しないこと!

断水のイメージ写真

ここでは水道が断水している際に気をつけることを紹介していきます。

まず気をつけていただきたいのが、断水中の水は使用しないことです。
人によってはどうしても水が必要で、蛇口をひねってしまうことがあるかもしれません。断水中とは言ってもしばらくの間は水道管に残っている水が出ます。
ただし、水が出ても決して飲んだり、むやみに使用したりしないようにしましょう。万が一断水時に使用されると、工事に支障がでたり、水が使えなくなったりするおそれもあります。
水が必要な際は、ストックしてある水を使いましょう。

また、断水中にトイレの水を流す際にも気を付けなければならないことがあります。
トイレタンクに貯蔵されている水だけでは、トイレが流れない場合があります。そんな時は貯めておいた水をバケツなどの容器に入れて、そのまま便器に流すようにしてください。

5. 断水復旧後について

断水が復旧してからも注意しなければならないことがあります。

色のついた水が出ている蛇口の写真

まずは止水栓を開け、点検のために洗面所もしくは台所の蛇口をひねって試してみましょう。

通常断水が終了した直後ですと、蛇口から濁った水や白い水が出てくる場合があります。水が濁った状態で出てくるのは、水道管の中のさびが水に混ざっているからです。
また、洗面所や浴室ですとストレーナーというゴミを取るための網がついていますので、さびが出ると詰まってしまう可能性があります。透明な水が出るまではしばらくそのままにしておきましょう。

洗濯機の水を使用される場合は、元栓を開いた後に1度排水して赤水が出ないことを確認します。
また、洗濯機から放水を行う際には空気が音を立てて飛散し、周囲に水が飛び散ることがありますので十分に注意しましょう。

トイレは構造上さびや汚れがたまりやすい場所ですので、一番最後に水が使えるかを試すのが望ましいです。

もしこれ以外にも断水後の水道トラブルが発生した場合は、水道業者や賃貸であれば管理会社に連絡されることをおすすめします。
ご自身で対処するのは難しいですし、水道関連の問題を対処するには専門知識と経験が必要になってきます。
何か困ったことがあれば、これらの事業者へ状況を伝えておきましょう。

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