畑のネズミ対策をするには？効果的な駆除方法や予防策について解説します

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１．畑に現れたネズミによる被害

主な被害

近年ではネズミによる畑への被害の対策が求められています。
場所によっては育てていた農産物がすべてダメになったというケースも報告されています。

被害の原因となっているネズミの多くがハタネズミです。
それ以外にもハツカネズミやドブネズミも被害を及ぼすことがあります。

ハタネズミは体長10～13cm程度の大きさのネズミであり、本州を中心に生息しています。
主に農村地域に出没することが多く、穴を掘ってトンネルを作り、ワラや枯れ草を利用して自分たちの住処を形成しています。

ハタネズミはサツマイモやニンジンといった野菜や、リンゴ、ナシなどの果物を好んで食べます。
また、果肉にとどまらず、木の根の皮、苗木や若木なども食べられることがあります。

活動のピークとしては、冬から春にかけて。
さらに雪解け以降も果樹への被害があり、ネズミにかじられることで木が枯れてしまう場合があります。
実際に農村地帯ではネズミに荒らされたことで、農業を放棄したり、畑を放置したりして地域の荒廃が進んでいるところもあります。

ネズミは小さい個体である上、動きも素早いため、畑に侵入されると対策するのに手間取ってしまいます。
駆除作業の負担を少なくするために、日頃から畑の見回りを行うことが大切です。

２．畑のネズミ対策の注意点

対策するにあたって許可が必要な場合も

畑にいるネズミの対策はすぐに行う必要はありますが、個人による駆除や捕獲には注意が必要です。
特定の野生動物に該当することから、捕獲および駆除作業については法律による規制が設けられています。

そのための法律として存在するのが鳥獣保護管理法です。
この鳥獣保護法は資源界における生物の多様性や自然環境保護を目的とした法律です。
ネズミではハタネズミやアカネズミが保護の対象に指定されています。
万が一これに違反したとなると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられることに。

上記のネズミの駆除作業をしたい場合には、あらかじめお住まいの自治体の役所へ捕獲の許可を申請しておかなければなりません。
有効期間は3年間となっていて、駆除をする際には年度ごとに実施する都道府県へ申請を行う必要があります。

なお個人で捕獲するにあたっては猟銃免許を保有していることが条件となります。

ただし鳥獣保護法には例外規定が設けられていて、農業や林業に従事していて、被害防止などの正当な理由がある時だけ許可不要で駆除することが認められています。
また、ドブネズミやクマネズミ、ハツカネズミは鳥獣保護法の対象外になるので、駆除する際に許可は必要ありません。

３．畑にネズミを寄せ付けないために

具体的な予防策

ネズミによる畑への被害を防ぐためにもしっかりと対策を行いましょう。主な予防策としては次の通り。

・忌避剤をまく
忌避剤でネズミが嫌いなにおいを充満させることにより、畑に近寄れなくなります。
スプレータイプ、燻煙タイプ、設置タイプの3種類があり、中でも広範囲に行き渡る燻煙タイプが最も効果的です。

・殺鼠剤を使う
ネズミ用の毒エサであり、通りそうな場所に仕掛けておきます。800円台からと価格がお手頃なのも魅力です。

体にエネルギーを蓄積できないネズミは一日中何かしら食べる必要があるので、置いておけば勝手に食べてくれます。

殺鼠剤を食べたネズミが自分の巣に帰ることで、数週間後には畑周辺に潜んでいるネズミが消滅していきます。
ただしネズミによっては毒が効かない個体も存在します。

・超音波装置を使う
畑に埋め込むもしくは畑などの周りの柵などに取り付けます。
人間にとっては何ともない音であっても、ネズミたちに不快感をもたらし、自然と近づかなくなります。
ソーラーパネルつきのものもあり、日中自動的に充電されることで長時間使い続けられます。

４．畑のネズミ対策なら業者におまかせ！

業者をおすすめする理由

畑のネズミ対策は個人で行うことは可能です。
ただし、すばしっこく感染症の危険性もあるので、素人による作業は困難が伴います。

そこでおすすめしたいのがネズミ駆除の専門業者。
業者が望ましい理由は次の通りです。

・プロの作業員が在籍している
専門業者には防除作業監督者や防除作業従事者などの専門資格など、ネズミ駆除に関する専門資格を持ったプロフェッショナルが在籍しています。
また、業者では個人では入手不可能な薬剤や道具を使用してくれますので、市販されているアイテムを使うよりも確実に駆除してもらえます。

・アフターサービスが付いてくる
ネズミ対策においては再発防止が重要。 専門業者では作業後の現場清掃や再発した際の無償駆除といった、さまざまなアフターサービスを実施しています。
サービスの内容や保証期間は業者ごとに異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。

・無料見積もりを行っている
ほとんどの業者では、作業前に無料見積もりを実施しています。
見積もりはとても重要で、同じ作業でも業者によって数万円も料金が違うという場合もあります。
少なくても3社以上から見積もりをとっておくと、お住まいのエリアの費用相場を把握できます。
もし提示された金額に納得できない場合は、その場でお断りするも可能です。

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