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ペット葬儀の方法とは?具体的な手続き方法や流れを解説

公開日:2021.7.30 更新日:2024.4.18
ペット葬儀の方法とは?具体的な手続き方法や流れを解説

ペットの葬儀と言うと、どのような手続きを取ればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。ペットの種類によっても葬儀のやり方が異なりますので、きちんとしたやり方や手順を押さえておく必要があります。今回はそんなペットの葬儀方法をご紹介します。

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1. ペットが亡くなったらまずすべきこと

ペットが亡くなった後は、やらなければならないことがたくさんあります。

犬の手を握る飼い主の写真

愛する家族を失うのは悲しいですが、きちんと旅立たせてあげるためにも、きちんとした準備をしておきましょう。

・犬の場合は死亡届を提出する
狂犬病予防法により、愛犬が亡くなった際は自治体に死亡届を提出しなければならないと定められています。死後30日以内までにお住まいの市町村へ死亡届を出しておきましょう。この時、犬鑑札および狂犬病予防注射済票も一緒に市町村に返却しておきます。死亡届の提出を済ませないと、毎年狂犬病予防接種の案内が届くことになります。

・動物病院やトリマーさんに伝えておく
ペットが生前お世話になった動物病院やトリマーの方に、亡くなったことを報告しましょう。またペット可の集合住宅にお住まいの方であれば、大家さんや管理会社にも連絡します。この他、ペット友達にも連絡してあげると葬儀の際に出席してもらえるかもしれません。

・葬儀会社を探しておく
最近ではペット専用の葬儀会社があります。お住まいの地域にある葬儀会社をチェックしましょう。葬儀方法や費用のことなど、さまざまなアドバイスに乗ってもらえます。ですので、担当者ときちんと話し合いをしましょう。

2. ペットごとの葬式の対応

近年は犬や猫に限らず、さまざまなペットを飼われている家庭が多くなっています。ただペットの種類によって葬儀の仕方が違ってくるケースがありますので、きちんと理解しておく必要があります。

寝ている犬と猫の写真

・犬および猫のケース
犬や猫であれば、基本的には人間の葬儀と似ています。犬であれば、種類を問わず火葬できます。ただし小型犬か大型犬かなど大きさによって費用が異なります。また猫ですと犬ほど体格差がないため、葬儀費用はそこまで変わりません。葬儀の際は棺に食べ物やおもちゃを一緒に入れて火葬できます。この時、プラスチックや金属など一緒に入れられないものもありますので気を付けておきましょう。

・ハムスターおよび鳥類のケース
ハムスターや鳥といった小動物も、基本的には火葬を行います。ですが骨が非常に小さいため、火葬している間に遺骨が無くなる場合も。火葬方法に関しては事前に業者としっかり打ち合わせしておく必要があります。

・爬虫類のケース
爬虫類も火葬することができます。火葬後でもきちんと遺骨が残るので、犬や猫の場合と同じような葬儀方法になります。

・魚類のケース
金魚や熱帯魚といった魚も火葬が可能。ですが、体の小さい魚の場合火葬が難しいこともありますので、業者にしっかり相談しておきましょう。

3. 適切な安置方法

ペットが亡くなった後は、安置の準備をしておく必要があります。

ぬいぐるみを抱きしめて寝ている犬の写真

初めに愛犬の目を閉じます。亡くなってからすぐの場合ですと、まだペットの目が開いた状態になっていることもあります。安らかに眠ってもらうためにそっと目を閉じてあげましょう。

その次にペットの身体を清潔な状態にしてあげます。体の周りが汚れていることがありますので、お湯で濡らしたガーゼを使って綺麗に拭きましょう。綺麗にしてあげたら、被毛を丁寧にブラッシングします。

亡くなった時の状況にもよりますが、死後2時間を経過すると硬直が始まります。亡くなった直後の姿勢によっては、棺に上手く遺体を入れられないこともあります。ですので、硬直が開始しない内にやさしく足を折り曲げておきましょう。また死後硬直が開始してから、体から体液が出て来ることがあります。口や肛門などにガーゼを詰めて、体液が出てくるのを防ぎます。

愛犬を安置するために、きちんとペット専用の棺桶や段ボールに入れてあげます。この時、腐敗が進まないように、エアコンを使って室内の温度を20度以下に設定したり、ドライアイスや保冷剤をタオルで包んでペットの身体に当てておきましょう。

この他、遺体の周りには生前好きだった食べ物やおもちゃなどを備えておくといいでしょう。

4. ペット葬儀の流れ

葬儀の手順に関しては以下のようになります。

ペットが埋葬された墓標の写真

1.業者と話し合いをして葬儀の内容を決める
ペットの葬式を行う業者が決まったら、すぐに連絡しましょう。その際に葬儀のプランの選択や追加オプションの有無など、きちんと相談します。火葬を行う場所についてはあらかじめ家族で決めておくか、業者が推薦してくれる火葬場のどちらかを選びます。

2.葬儀場へ向かう
亡くなったペットとともに家族が葬儀場へと向かいます。また葬儀会社によっては、お迎えに来てもらえるプランを用意しているところもあります。この他には移動火葬車が来て、自宅で火葬をしてもらえるプランがあります。

3.葬儀を執り行う
人間の葬儀と同様、ペット葬儀でも住職の方がきちんと読経を行います。その後はお焼香をあげます。

4.火葬する
葬式が終了した後は、火葬場にて火葬を執り行います。終わってから四十九日が経過すると、納骨します。

5.葬儀会社に支払いをする
一連の葬儀が終了したら、最後に葬儀会社に費用を支払います。主な支払い方法としては現金、クレジット決済、ローン決済があります。また葬儀の内容によっては追加オプションの費用が発生することもあります。事前にしっかりと確認しておきましょう。

5. 葬儀トラブルを回避するためにすべきこと

葬儀方法はもちろん、大切な家族の一員を見送るためにペット葬儀会社をきちんと選ぶことも大切です。

犬の手を握る飼い主の写真

業者によっては悪質なところもあり、高額請求やペットの遺体遺棄事件といったトラブルがたびたび発生しています。業者選びの際に知っておくべきポイントは次の通り。

・業者の評判を調べる
最近ではインターネットサイトで、ペット葬儀業者の口コミが簡単に調べられるようになりました。まずは近くの業者の口コミをチェックしてみましょう。また葬儀業者のホームページにもお客様の声が掲載されている場合がありますので、合わせて確認しましょう。

・スタッフの対応がしっかりとしているか
最寄りのペット葬儀業者が見つかったら、まずは連絡してみましょう。葬儀に手配だけではなく、ペット葬儀のやり方や費用のことなどこちらが聞く内容は何でも構いません。やり取りしてみてスタッフに良い印象を受ければ、優良な業者である可能性が高いです。

・料金明細を提示してもらえる
業者に正式に葬儀を手配してもらえる前に、きちんと見積もりを取っておきましょう。優良な業者ほどきちんとした料金体系となっています。最近では無料見積もりを行っているところが多いですので、複数社を見比べるのも有効です。

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