水道料金を安くするための方法とは?知っておきたい節約術をご紹介
公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.2水は生活する上でなくてはならない必需品ですが、毎日使うものだけに使い方を間違えると、高額の水道料金を請求される場合があります。お風呂・トイレ・洗濯・料理に使っていますが、もちろん水は使えば使うほど料金がかかります。ここでは水道料金の節約術について紹介します。
水は生活する上でなくてはならない必需品ですが、毎日使うものだけに使い方を間違えると、高額の水道料金を請求される場合があります。お風呂・トイレ・洗濯・料理に使っていますが、もちろん水は使えば使うほど料金がかかります。ここでは水道料金の節約術について紹介します。
また、水道局によってはメーター使用量を請求する場合もあります。これは水道局によって請求の切り口が違うだけで、メーター使用料の記載がない場合、その分が基本料金に上乗せされています。基本料金は水道の使用の有無には関係なく、契約している限り必ず水道料金として請求されます。
ある一定量までは水道料金も基本料金内で利用できるのですが、使用量が一定量を超えるとそこから従量課金として計算されるのが一般的となっているのです。
また、基本料金は各家庭に引き込まれる水道管の口径によって基本料金が変わります。東京水道局の例を見てみましょう。
東京水道局の例口径サイズ(mm) 基本料金(円)
13 860
20 1,170
25 1,460
30 3,435
40 6,865
もちろん基本料金は各自治体の水道局によって変わりますし、従量課金の係数についても水道局によって変わるので係数も一律ではありません。
口径についても過去は13mmが主流だったのですが、現在では20mmが主流となっているようです。一般家庭では、13mm、20mm、25mm口径が使用されていることが多いです。これは検針票に記載されているので確認してみるとよいです。
家庭によってはトイレのほうが多そうだけど……という人も少なくないかもしれません。そのトイレの水の使用量を節約する方法について考えてみましょう。トイレの節電を意識的に行っている人は少ないと思います。というのも、使ってもそれほど月々の水道料金が変わらない……という人が多いからです。それでも、節水を心掛けることで現在よりも劇的に水道料金を安くすることができます。
その中でも効果が期待できるのがトイレの水の使用量なのです。一人の一日の水の使用量は200リットルなのだそうです。そのうち一回のトイレの水の使用量は10リットルとして計算するケースが多いです。これも実はおおざっぱな数字で、TOTOの2012年に調べた一度の大の水の使用量ですが、1975年度は20リットルでした。現在のトイレの使用水量の指標となっている10リットルはtoto製のトイレでは1994年度のデータです。最新といっても2012年の最新のトイレは3.8リットルという節水型となっているのです。
肝心のトイレの水の節水法ですが、まずは「大」「小」の使い分けをしっかりとすることです。すべて「大」でまかなっている人は「大小」の使い分けをはっきりさせましょう。それと2度流す人が多いのですが、これは習慣づいたものが多いので意識的に一度流すように気持ちを切り替える必要があります。それと、市販されている節水グッズです。トイレ用のものが多く売られているので、使ってみるとよいでしょう。
一時はトイレのほうがお風呂よりも水道使用量が多かったのですが、上述したように節水型トイレが増えたことと、昨今の浴槽の大型化が大きな理由となっているのです。一般的な家庭では、浴槽に200リットルから250リットルの水が使われ、シャワーなどを含めるとさらに50リットル増えることになります。そのため、お風呂の水をいかに節水するかが水道料金を節約する大きなポイントとなるのです。
一番効果的なのがお風呂の水の交換回数の調整です。今ではお風呂の水を毎日入れ替えている家庭が多いでしょう。しかしかつての日本ではお風呂の水を2、3日に一度しか変えないことが一般的でした。それぞれの家庭の文化や生活環境にもよると思うのですが、毎日水を替えるのか、2日に一回替えるのでは金額に差がでます。
毎月、200リットル×30日=6,000リットルの水を使っていたのが、2日に一回にするだけで、半分の3,000リットルにすることができます。一般的な水道使用量の計算では500円から600円程度の節約になります。意外と少ないと思うかもしれませんが、水道料の平均が5,000円と考えると500円、600円という節約はかなり大きな節水効果です。
キッチンまわりでの水道使用量の節約の決め手が、洗いものである以上、可能であるならば食洗機を用いることがもっともお得な節水術といえます。
コストパフォーマンスを考えてみるとどうでしょうか。食洗機は一台あたり大きさにもよりますが一般家庭用と考えると10万円程度となります。手洗いから食洗機に変えて、節約できる水量は最新式のもので9分の1になるのだそうです。水道料金にして、隔月で100円200円という節約でしたら、10万円の食洗機代を償却できるまでかなりの年数になりそうです。もっともコスパだけではなく洗いものにかかる時間や、手荒れの防止を考えると、食洗機に変える費用対効果はかなり高いと考えていいでしょう。
食洗機を使わない場合の洗いものでの節約ですが、できるだけ洗いものは一回で済ますほうが節水になります。都度洗いでしたら、節水には非効率なのです。ですから、できるだけまとめ洗いがおすすめです。そうなるとキッチンが片付いていない印象を与えてしまいがちでその点は悩ましいところです。
水道料金についてはさまざまな節水方法がありますが、各水道局によっても水道料金が違ってきます。地域によって同じ水道使用量でも数千円も違うケースがあるということですから興味深いところです。
かつては家庭の中ではトイレが水道使用量ナンバーワンだったのですが、節水型トイレの登場と、浴槽のサイズの大型化が進んで水道使用量はお風呂のほうが多くなりました。浴槽のサイズの大型化は、より快適な居住空間としてお風呂が安らぎの場として大きな役割を果たすようになったからに他ありません。
半身浴が流行ったのも無関係とはいえません。老後のことを考えると浴槽は大きいほど便利なのは間違いありません。だからこそ、節水方法を毎日水の入れ替えをしないという方法だけではなく、さまざまな節水方法を考えましょう。
キッチンまわりでは、食洗機を使うかどうかでかなり水道使用量が分かれてしまいがちです。トータル的な費用対効果を考えるよりも、便利かどうかを考えたほうがいいでしょう。