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フロントガラスの飛び石被害に保険は使える! 保険の種類と請求方法

公開日:2022.2.3 更新日:2024.4.4
フロントガラスの飛び石被害に保険は使える! 保険の種類と請求方法

車で道路を走行中に、突然、飛び石でフロントガラスにひびが入ったということはありませんか?突然の飛び石被害に驚いて、保険会社に連絡せずに修理に出してしまったりしていませんか?また、車両保険は使えないと思い込んで、修理に出さずに、そのままにしていることはありませんか? 飛び石での被害の場合も車両保険は使えます。このコラムでは、使える保険の種類や請求方法について、順番にご説明していきます。飛び石被害で慌てて損をしてしまわないよう、ぜひ参考にしてみてください。

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1. フロントガラスの飛び石被害は保険の適応内

まず最初に、車のフロントガラスへの飛び石被害に保険が使えるのかどうかを見ていきましょう。

ひびの入ったフロントガラスの写真

車両保険は、被害の大きさや原因に関係なく使えるものですので、飛び石被害も保険の適応内となります。石を飛ばしてきた相手を特定できる場合、さらに、相手が責任を認めている場合であれば、賠償請求をおこなうことも不可能ではありません。

しかし、多くの場合、相手を特定することが難しく、賠償請求の手続きをおこなえない状況となっています。そのため、飛び石被害の場合は、ご自身で加入している車両保険を利用して、補償を受けるケースがほとんどです。請求の手続きの際も、他の理由による請求手続きと同じで、特に違いはありません。

飛び石被害の場合、フロントガラスへの傷が非常に小さく、大丈夫だろうと自己判断して保険の請求をおこなわないというケースもよく見受けられます。被害に遭ったときは小さな傷でも、その後、走行中の風圧や衝撃で傷が広がってしまう危険性もあります。

また、傷によっては車検に通らなくなる可能性もあります。補償が受けられなくなってしまわないよう、たとえどんなに小さな傷であっても、飛び石被害を受けてしまったときに保険会社に相談し、補償の請求をおこなうようにしましょう。

2. 飛び石被害で使える保険の種類

では、どのような種類の保険であれば、飛び石被害の際に使えるのでしょうか?

自動車のイメージ写真

飛び石による被害は、飛来中の落下物との衝突による損害となります。エコノミー型(限定タイプ)や一般型(一般タイプ)のように、保険会社に応じて保険の名前は異なっていますが、補償範囲に応じて分かれている保険のどのタイプでも補償の対象となります。まずは加入している保険の補償範囲についてしっかりと確認してみましょう。

ただし、地震や津波、火山の噴火のような自然災害による飛び石被害の場合は免責と呼ばれ、車両保険の補償の対象外となりますので、注意が必要です。免責の意味については次の項目で確認していきましょう。

3. 気になる免責条件と補償額

次に、免責条件と補償額について見ていきましょう。

自動車事故の補償額のイメージ絵

・免責とは
損害が発生したからといって、保険会社が修理費用の全額を支払ってくれるわけではありません。保険会社が責任を負わずに、被保険者が自己負担で支払わなければいけない金額が設定されています。その自己負担となる金額のことを免責金額と呼びます。そのため、免責金額が0円の保険は他の保険よりも保険料が割高に設定されています。

・補償額とは
実際の修理にかかる金額から免責金額(自己負担額)を差し引いた金額が、保険会社による補償額となります。補償額は免責金額によって大きく変わってきますので、加入している保険をよく確認する必要があります。

例として、フロントガラスを全面取り替えることになって、その修理費用が10万円かかる場合を考えてみましょう。免責金額が5万円の保険に加入している場合、差し引き5万円が補償の対象となり、残りの5万円が免責(自己負担)となります。もしも免責金額が10万円の保険に加入しているのであれば、差引金額は0円となるため全額自己負担で、補償は出ないことになります。

4. 保険金請求の流れ

補償を受けるためには正しい流れで保険金の請求をおこないましょう

自動車を撮影している男性の写真

飛び石被害でフロントガラスに傷がついてしまったら、まずは保険会社に連絡をしましょう。保険会社への連絡の前に車を修理に出してしまうのはNG。飛び石被害による損傷だという確認がとれない場合、保険による補償を受けられなくなってしまいます。

また、飛び石被害に関係のない箇所まで修理されてしまうと、その後の請求手続きができなくなってしまう可能性があります。

保険会社に連絡のうえ、どのような流れで修理をおこなえばいいのか、指示を仰ぎましょう。その際に、損害を受けた箇所の写真を撮っておくと安心です。飛び石被害による損傷だという証拠を自分で残しておくことで、保険請求の際に保険会社に提出できます。

保険会社に連絡すると、損害を受けた箇所の確認や修理の見積もりをおこないます。場合によっては保険会社が修理工場へ出向いて、立ち会いのうえ、査定をおこなうこともあります。

5. 車両保険を適用する際の注意点

車両保険で補償を請求する前に知っておきたいこと

相談している男性と女性の絵

・まずは保険会社に連絡をする
先ほど述べた通り、飛び石被害に遭ったら、まずは保険会社に連絡しましょう。保険会社に連絡をしないで修理に出してしまった場合、飛び石被害による損害だという証明が難しくなり、保険を使うかどうかという選択肢さえも消えてしまいます。保険会社に相談のうえで修理にかかる見積もりを出してもらい、修理の流れや保険を適用するかどうかを判断しましょう。

・保険を使うと損になる場合もある
飛び石被害に遭ったからといって、必ずしも保険を使うことがプラスになるとは限りません。というのも、保険を使うと加入している保険の等級がダウンし、翌年以降の保険料が高くなってしまうからです。

特にそれまで安い保険料で済んでいた場合、保険料が高くなることで修理費よりも高くついてしまう可能性があります。修理にかかる金額はいくらになるのか、免責条件と補償額はどうなっているのか、この2点については必ず確認する必要があります。場合によっては、保険を使わないほうが安く済むケースもありますので、まずは保険会社に連絡のうえ、これらの点を踏まえてよく相談してから保険を適用するかどうかを決めましょう。

飛び石被害で泣き寝入りをしないために、また、補償請求の手続き後に後悔しないために、保険を適用する際の注意点を事前にしっかりと理解しておくことが大事になります。保険会社に連絡をしたからといって、必ず保険を使わなければいけないわけではありません。安心して保険会社に連絡してくださいね。

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