キッチンでつまりが起きてしまった!解消のための手順や注意点をご紹介
公開日:2023.4.13 更新日:2024.4.1キッチンでつまりが起こった際の解消方法や注意点、相場などをご紹介!キッチンがつまりを起こしたときの原因の特定方法から自分で解消する手順、注意点や必要工具まで全部まとめてわかりやすく説明していきますのでトラブルの解消にお役立てください。またキッチンのつまりを業者に依頼する際の注意すべきポイントや相場もケース別にきちんと説明しますので、業者を選ぶ際の目安にして頂ければ幸いです。
キッチンでつまりが起こった際の解消方法や注意点、相場などをご紹介!キッチンがつまりを起こしたときの原因の特定方法から自分で解消する手順、注意点や必要工具まで全部まとめてわかりやすく説明していきますのでトラブルの解消にお役立てください。またキッチンのつまりを業者に依頼する際の注意すべきポイントや相場もケース別にきちんと説明しますので、業者を選ぶ際の目安にして頂ければ幸いです。
キッチンがつまる原因の多くは油汚れと食器用洗剤の残りカスです。
普段料理される方なら良くお分かりと思いますが、キッチンの排水溝には様々なものを流します。ネットをしていたら野菜の切りくずなどが排水口に流れることはありませんが食器や鍋、フライパンを洗うときにどうしても油も一緒に流れてしまいます。排水口に流れた油汚れ は途中で少しずつ固形化していきます。そこ油汚れ にさらに汚れが付着してどんどん排水溝が狭くなり最終的にキッチン排水口つまりの原因になります。
もしくは途中で固まっていた汚れが何かの拍子に剥がれて排水溝の狭い部分に引っかかりつまることがあります。食器用洗剤のカスも油汚れと同様に排水溝内で塊を形成することがあります。お水を流しても油汚れや洗剤のカスは取れませんので、パイプ洗浄剤などで定期的に掃除をしておきましょう。
キッチンのつまりの原因箇所は主にS字トラップなのですが、掃除をしている際にサビが出るようであれば注意が必要です。キッチンの排水溝は経年劣化により錆びや割れることもあります。サビが出ると汚れも付着しやすくなりますので、存在を確認したら排水溝の交換を検討して下さい。また二週間に一回は排水口の周りを掃除して、パイプ洗浄剤を使いましょう。
キッチンで起きたつまりの事例を紹介していきますのでメンテナンスや防止の参考にして下さい。
キッチンのつまりで最初に紹介する事例は油を流し続けたケースです。唐揚げや天ぷらなどを作ったあとの油は凝固剤を使い固めたあと捨てるご家庭がほとんどです。しかし今回のケースの方はフライパンに2~3㎝の油だから問題ないと判断し、キッチンの排水溝に流し続けました。結果、排水溝の中に少しづつ油の塊が出来てしまい詰まってしまいました。専門業者が対応した際に排水溝から油の塊が出てきたことで原因が判明しました。少しの油でもつまりの原因になりますので、キッチンペーパーなどに吸わせて捨てるようにしましょう。
つまり事例として次に紹介するのが吐しゃ物が原因のつまりです。キッチンで吐しゃしてしまい汚物によってつまってしまいました。ネットを設置していれば防止できる事例ですのでキッチンの排水溝には必ずネットを被せておきましょう。
キッチンで起きたつまりで最後に紹介する事例がメンテナンス不足によるつまりです。数年にわたり排水溝の掃除をしていなかったためにつまりが起きてしまいました。一見キッチンの排水溝は流れていたら問題ないように感じますが、内部では徐々に汚れの層が厚くなって 進行している可能性がありますので、最低二週間に一度はパイプ洗浄剤を使うなどしてメンテナンスをしておきましょう。
キッチンのつまりを解消する手順と必要な道具を紹介していきますので、自分で解消する際の参考にして下さい。
まずひとつ目の手順に必要な道具ですが、重曹、クエン酸(お酢など)、ラップです。キッチンの排水口のふたを取り中にあるバスケット(ゴミ受け)とトラップを取り出します。排水口の周りの水気をキッチンペーパーなどでふき取り、重曹を口の周りに盛るように振りかけます。その上からクエン酸を振りかけましょう。お湯を少しずつかけていくと泡が出始めますので、激しくなるまでお湯を足していきます。その後ブクブクとした泡がおさまったらくしゃくしゃにしたラップでこすり洗いをしましょう。
最後にぬるま湯で洗い流せば完了です。ここでのポイントは反応がおさまるまで待つこととラップを使用することです。スポンジだと重曹の粒子が内部に入り込んでしまい効果が半減してしまいます。その点ラップは重曹の粒子を通しませんので、しっかりと擦ることが出来ます。
キッチンのつまりを解消する手順で次に紹介するのがワイヤーブラシを使う方法です。必要な道具はホームセンターなどで販売されているワイヤーブラシのみです。排水口の部品を全て外した後ゆっくりとワイヤーブラシを挿入していきます。30~40㎝ほど入ったら軽く上下に動かしながら引き戻していきましょう。今回紹介した手順でキッチンのつまりが解消しない場合は専門業者に依頼することをおすすめします。
キッチンのつまりを解消する際に注意点がいくつかありますので紹介します。
まず初めに注意して頂きたいのはお湯の温度です。つまりを解消する方法にはお湯を使うことが多いです。一見沸騰したお湯の方が除菌も出来て一石二鳥な気がしますが、熱湯の使用は絶対に止めて下さい。なぜなら排水溝に使用されている塩化ビニール管の耐熱温度は一般的に80℃だからです。初めはなんとも無いですが、繰り返し熱湯を使用していると配管が破損してさらなるトラブルを引き起こす可能性が大きくなります。
次に注意して頂きたいのが冷静な判断です。料理をしていて水が流れなくなったり、逆流してくると誰もが慌てます。ですが一旦気持ちを落ち着かせてください。慌てていると変な業者に依頼して高額な費用を請求されることもありますし、間違った対処法をしてしまう事があります。緊急事態だからこそ冷静な判断が解消への近道です。
注意点として最後にお知らせするのが、無理に自分で直そうとしないことです。キッチンのつまりを解消する方法として先ほど紹介したもの以外にもラバーカップを使用する方法やS字クラップ部分を取り外す方法があるのですが、無理をした結果水漏れなどのトラブルに発展する可能性があります。餅は餅屋ですので自分で対処できないと判断された場合は専門業者に相談しましょう。
キッチンのつまり解消を業者に依頼した際の相場は8,000円から15,000円ですが、どこの業者に依頼するか、どんな作業内容かによって費用は大きく異なります。
具体的に言えば真空ポンプで解消する簡単なつまりの場合の相場は8,000円ですが、トーラー機を使用しなくてはいけない頑固なつまりの場合は21,000円が相場となります。さらにトーラー機でも解消しない場合は高圧洗浄機を使用することになり費用も35,000円から40,000円が相場となります。
また、つまりの原因が排水管の奥にあればあるほど追加料金が発生します。つまりの原因が分からなかった場合ファイバースコープで調査することも出来ますが費用が別途30,000円必要になります。キッチンのつまりを解消する費用は現場を確認しないと分からないというのが実状ですので、しっかりと見積もりをして貰いましょう。
キッチンのつまりを解消する費用は相場以外にも出張費や夜間早朝料金、見積もり料金など、業者によって様々な費用が必要になる事があります。さらに施工時間が2時間以上になると作業料金が加算される業者もあります。見積もりも30分を超えると費用が発生することもありますのでホームページなどでしっかりと確認してから依頼するようにしましょう。
キッチンのつまりに関する情報を紹介してきましたが、一番大切なことは毎日のメンテナンスです。
油や汚物を流さないことはもちろん、排水口へのネットの設置、二週間に一度のパイプ洗浄剤などを使った掃除や熱湯を流さないなど、日頃から心がけていればつまりのリスクは大幅に減少します。
それでもつまった際は落ち着いて自分で対処したり優良な業者に依頼するようにしましょう。