コンクリートにある蟻の巣を駆除するには?具体的な駆除方法や予防方法について
公開日:2022.11.2 更新日:2024.4.17![コンクリートにある蟻の巣を駆除するには?具体的な駆除方法や予防方法について](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/prd-rescue-static-contents/column_image/thumbnail_discover/RX4H1D2U1c9pSl8vviHDmX7nm4YmHOdih8VUXBVN.webp?v=1738721544)
蟻の巣は土の中に存在することが多いですが、コンクリートにも巣が作られることがあります。
そのため、コンクリートであっても日頃からきちんと対策をしておかないと、簡単に蟻に家の中に侵入されてしまいます。
今回はコンクリートにある蟻の巣を駆除する方法や予防する方法についてご紹介します。
蟻の巣は土の中に存在することが多いですが、コンクリートにも巣が作られることがあります。
そのため、コンクリートであっても日頃からきちんと対策をしておかないと、簡単に蟻に家の中に侵入されてしまいます。
今回はコンクリートにある蟻の巣を駆除する方法や予防する方法についてご紹介します。
コンクリートのひび割れの隙間であっても蟻の巣が作られることがあります。
そのままにしておくと以下のような被害を及ぼすため、コンクリートの蟻の巣はすぐに駆除しておく必要があります。
・屋内に侵入される
自宅の庭や駐車場などのコンクリートに蟻の巣がある場合、そこから屋内に侵入してくる可能性があります。
体が小さいため、わずかな隙間からでも簡単に家の中に入ってきます。
・食べ物が狙われる
目につきやすい場所に食べ物が置いてあると蟻はやって来ます。
戸建住宅のキッチンには勝手口が設けられていることが多く、屋内にある食べ物につられて家の中に入ってくることがあります。
蟻は砂糖やお菓子類といった甘いものはもちろん、小麦粉やお米・動物性たんぱく質までも好んで食べます。
蟻は嗅覚が優れた生き物のため、甘い香りなどによって外にいる蟻たちが引き寄せられることもあります。
・家電に被害が及ぶ
一部の蟻は家屋だけでなく、家電製品に侵入して巣を作ることがあります。
さらに家電製品内部のコードなどを咬んで断線させ、故障や漏電などを引き起こすおそれもあります。
・不快感をもたらす
蟻によっては群れで行動することがあります。室内を大量の蟻が歩いている姿に不快感を覚えることもあるでしょう。
数が多く、一度発生すると面倒なアリですが、いくつか駆除方法があります。
コンクリートの中で巣を作っている蟻を駆除する方法は次の通り。
・毒エサを使う
巣にいる仲間ごとまとめて駆除するのに役立つアイテムです。
毒エサを蟻が現れる場所に置いておくと、自分たちが暮らす巣の中まで持ち帰り、他の蟻や幼虫そして女王アリに分け与えます。
そしてそれを食べた蟻たちが死滅していきます。
ただしエサを食べてから効果が現れるまでにある程度時間がかかりますので、即効性のある対策を求めている方には不向きと言えます。
・液剤タイプの殺虫剤を使う
蟻に直接かけて使う殺虫剤になります。蟻はお互いに体をなめ合う性質があるので、殺虫剤をかけていないアリまで退治することができます。
外にいる集団にかけておけば、巣の中にいる蟻にまで効果を行き渡らせることができます。
・スプレータイプの駆除剤を使う
手軽に使用できる上に、わずかな時間で効果を発揮してくれます。
・食器用洗剤を使う
普段使用されている食器用洗剤は、蟻の駆除剤の代わりとして使えます。
水で2倍に薄めてスプレー容器に入れてアリに直接吹きかけることで窒息させることができます。
コンクリートの中に蟻の巣を作られる被害を防ぐには、駆除だけではなく予防方法も知っておくことが大切です。
・蟻を寄せ付けない環境をつくる
屋内外に食べカスなどエサになりそうなものがあれば片付けておきましょう。
生ゴミをきちんと処分したり、容器に入れて密閉させたりするなど、蟻のエサとなりそうなものはきちんと管理するようにしてください。
また、蟻はエサを見つけると、道しるべとしてフェロモンをあたりに残しておきます。仲間を呼び寄せないために、現れたら洗剤を付けた雑巾で床を拭いておきましょう。
使っていない植木鉢や段ボールも蟻が巣作りのためにやって来ることがありますので、すぐに処分しておきましょう。
・蟻の侵入経路を塞いでおく
前述したように、わずかなすき間からいとも簡単に侵入してきます。
コンクリートにヒビがあれば住宅用の補修パテですき間を埋めておく、リフォーム業者に修繕してもらうなどしておくと、巣作りに利用されにくくなります。
・忌避剤を撒いておく
忌避剤には蟻が嫌いなにおいや成分が含まれています。そのため、自宅の周りに忌避剤を撒いておくことで侵入を防ぐことができます。
また、忌避剤はレモンや酢で代用することも可能です。
蟻はレモンに含まれるクエン酸やお酢を嫌うため、ある程度効果が期待できます。
前述したように、コンクリートの中にできた蟻の巣は市販されているアイテムで駆除することが可能です。
しかしご自身で行うには時間も労力もかかってしまい、非常に面倒です。
そんな時に頼りになるのが害虫駆除業者です。業者をおすすめする理由は次の通り。
・高い駆除効果がある
知識と経験を兼ね備えているスタッフが揃っていますので、巣の奥に潜んでいる女王アリまで確実に駆除してくれます。
薬剤については業者でしか手に入らないものを使ってくれるので、高い駆除および予防効果が期待できます。
・これまでの作業実績や口コミを調べられる
業者によってはホームページに過去の実績が掲載されていますので、参考として目を通しておくといいでしょう。
また、口コミサイトでは実際に依頼された方から寄せられた感想を確認できます。
・必要な手間を省ける
個人でしっかり対策をしようとすると、駆除剤を買い揃えるなど、作業の準備で面倒なことが多いです。
業者であれば電話1本でアリの巣がある現場まで駆けつけてくれるので、個人での作業の手間を省略できます。
・蟻に関する相談ができる
蟻対策のプロなので、発生原因や予防策などさまざまな疑問に答えてもらえます。
疑問に思うことがあれば質問してみましょう。
コンクリートにできた蟻の巣の駆除で気になるのがその費用。
専門業者に依頼した場合、費用相場は1坪あたり5,000~10,000円ほどとなります。
ただ、実際の作業費用の他にも、巣がある場所の状況や使用する薬剤などの条件によって費用が変動していきます。
さらに業者に自宅まで駆けつけてもらうのに出張費用も別途加算されます。
このように専門業者に駆除してもらうとある程度の費用がかかりますが、そんな費用を少しでも安くできる方法があります。
一つは複数の業者の見積もりを見比べること。
最近では多くの専門業者が無料見積もりに対応しています。最低でも3社以上から見積もりを取っておくと費用相場を把握しやすくなります。
また、見積もりを取っておけば、他社に価格交渉する際の材料に利用できます。
もう一つはお得な割引キャンペーンをやっている業者を検索してみること。
期間限定割引やインターネット申し込み限定料金などが適用できる業者もあります。
こうしたキャンペーンには適用条件がありますので、事前に確認しておきましょう。
この他、室内でアリを見かけたらすぐに業者に依頼することも重要です。
早めに業者に連絡して駆除してもらえば被害が少なくて済む上、かかる費用も安くなる場合があります。