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掛け軸を高額買取してもらうには?人気の高い掛け軸や買取のコツについて

公開日:2022.8.16 更新日:2024.4.17
掛け軸を高額買取してもらうには?人気の高い掛け軸や買取のコツについて

昔家族がコレクションしていたけれど、家のリフォームなどに伴いいらなくなってしまった掛け軸。
そんな掛け軸でも買取専門店に出せば高額買取してもらうチャンスがあります。

そこで今回は掛け軸の買取について、査定価格が高くなりやすい掛け軸の種類や高額買取のコツなどを解説します。
掛け軸の買取を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

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1.高額買取されやすい掛け軸とは?

高額買取されやすい掛け軸のジャンル

高額買取されやすい掛け軸の写真

掛け軸の買取をしてもらうにあたってはジャンルも重要な要素の一つとなります。
ここでは高額買取の対象になりやすいジャンルについてご紹介します。

・山水画
名前の通り、山や川が描かれている掛け軸。
実際の場所ではなく、理想郷と言われている場所をモチーフにした作品が多いです。なかでも水墨画で描かれたものを「水墨山水画」と呼ばれ、国内外で高い評価を受けています。

・花鳥画
草木と一緒に鳥が描かれている掛け軸。
鳥だけではなく、昆虫や水生生物、小動物などが描かれているものもあります。
美術性のみならず面白さも重視した作品が多いことから、高い人気を誇っています。そのため、手掛ける作家の数も多いです。

・水墨画
墨だけを使って世界観を表現した掛け軸。
墨の濃淡やグラデーションなどを駆使することにより、見る人に強く印象付けています。
墨色と紙の白色だけで表現された掛け軸は和室だけではなく、洋室のインテリアとしての価値も見出されています。

・中国掛け軸
主に中国出身の作家が手掛けた作品の掛け軸。また、中国発祥の技法が用いられた作品も中国掛け軸と呼ばれています。
古くは仏教の教えを絵や書をモチーフにした作品が中心でしたが、時代が変わるごとに風景画や美人画などが多くなっていきました。
最近では投資目的での購入も増えています。

2.掛け軸の買取価値の決め方

掛け軸の買取価値を決めるポイント

掛け軸のイメージ絵

掛け軸の買取は難しく、価値の査定の経験が長くないと鑑定が難しいと言われています。
そんな掛け軸の価値を左右するポイントは主に3点あります。

①作家の知名度
掛け軸の価値を左右する重要なポイントになってくるのが作家の知名度。有名作家の作品であるほど、買取価格が高くなる傾向があります。

日本の作家で言うと、円山応挙や良寛、横山大観、川合玉堂といった名前が挙げられます。
こうした有名作家の作品になってくると多少状態が悪くても高値で買い取ってもらうことができます。

ただし有名作家の作品は中古市場における需要がとても高いことから、贋作も多く出回っています。
一目で偽物とわかるものだけではなく、最近ではサインや落款まで精巧に偽造されたものも少なくありません。
こうしたことから、有名作家の作品の鑑定は難しくなっています。

②作品の希少価値
市場にあまり出回らない作品であるほど高額買取の対象になりやすいです。
作家の知名度が低くても希少価値の高さから高額で取引されるものもあります。

③作家特有の画題
有名作家が得意とする画題も価値を高める要素となります。
例えば、伊藤若冲であれば花や孔雀が描かれた花鳥画を得意としています。
掛け軸を売却する際は作家の得意ジャンルも調べてみましょう。

3.掛け軸を高額買取してもらう方法

掛け軸の高額買取のコツ

掛け軸がかかった和室の写真

掛け軸の買取にあたっては高額してもらうコツが存在します。
たとえ自宅に有名作家の作品がない場合であっても、これらのコツをしっかり押さえておくことで高額買取してもらえる可能性が高くなります。

・木箱
掛け軸を購入される際に木箱に入った状態になっているかと思います。
木箱には作家の名前やかつての所有者の名前を示す箱書きが書かれていて、鑑定の際に本物であるかどうかを確認する重要なポイントになっています。

掛け軸にとどまらず、どんな中古品であっても付属品を揃えておくことは大切です。

・鑑定書
有名な作家や歴史的人物をモチーフとした作品の場合は、鑑定書の有無が重要なポイントになってきます。
人気の高い有名な作家の作品ですと、偽物が数多く出回っていることがあるので、鑑定書があることで本物だと証明できます。

掛け軸の来歴や真贋を証明するために必要な書類ですので、掛け軸の買取を依頼する際は必ず一緒にしておくようにしましょう。

・状態
掛け軸は紙や布でできているので、他の骨董品に比べて保管するのが難しいです。
もちろん有名作家の作品であれば多少の傷があっても買取が成立しやすいですが、そうでない作品の場合は査定価格に大きく影響してきます。
たとえ作家の知名度や希少性があまり高くないものでも、きれいに保管されていれば高額買取も可能です。

4.掛け軸の保管方法

掛け軸をキレイに保管するコツ

巻かれた掛け軸の写真

掛け軸の価値を維持するためにしっかり保管しておくことは大切です。

それではどのように掛け軸を保管すればいいのでしょうか。掛け軸の保管で重要なポイントは次の通り。

・桐箱に保存する
掛け軸は外に置いておくと、シミやカビ、虫食いなどが原因で傷つけてしまいます。
また、冬場のように湿度が低い環境に置いておくと、掛け軸の素材の硬化や劣化で傷んでしまいます。

こうした外からの影響から掛け軸を守るために必要なのが桐箱です。
桐は軽くて丈夫な素材であり、年間を通して一定の湿度で掛け軸を保存しておくことができます。
また、桐箱には虫を寄せ付けない成分が含まれていて、厄介な虫食いからもしっかり守ってくれます。

・保存の際に巻きすぎない
掛け軸を保存する際は巻いてから桐箱に収納しますが、保存のコツは巻きすぎないこと。
巻きすぎてしまうと掛け軸が折れたり、シワができたりします。
こうしたことを防ぐために、太巻という桐の芯材を軸棒に取り付けて巻いておくのが望ましいです。

・定期的に掛け替える
掛け軸を保管したままにしておくと後が付いてしまうことがあります。そのため、定期的に桐箱から出してかけておく必要があります。
収納したままにせず、たまに桐箱から出してお部屋にかけておくようにしましょう。

5.掛け軸の買取は専門業者にお任せ

掛け軸の買取に業者をおすすめする理由

掛け軸の買取を行う事業者の写真

自宅の大掃除や周辺整理で不要になった掛け軸の買取先として一番おすすめしたいのが掛け軸買取の専門業者。
専門業者をおすすめする理由は次の通り。

・プロの鑑定士が在籍している
専門業者には掛け軸に関する知識と経験が豊富な鑑定士がいます。プロは常に市場価格を調査しているので、正確な査定価格を付けてくれます。

また、希少性のある掛け軸であっても、独自でしっかりとリサーチしてくれるので、高額買取が実現しやすいです。

・さまざまな買取方法に対応している
店頭買取以外にも、出張買取や宅配買取に対応しています。

出張買取は、電話やメールで問い合わせて担当スタッフに自宅まで直接来てもらう方法です。
都合のいい時間帯を事前に指定できるので、いつでも気軽に利用できます。
依頼者は商品をお店まで持ち込まなくていいのが大きなメリットです。

宅配買取は、業者から送られてきた宅配キットや自分で用意した段ボールに商品を詰めて、お店に買い取ってもらう方法です。
担当スタッフと合う必要がないので、対面による査定に抵抗のある方でも利用しやすいです。

・無料査定をしてくれる
業者によっては無料査定を受け付けているところもあります。
同じ掛け軸でも業者によって査定価格が異なることもあるため、最低でも3社以上の業者に査定してもらうといいでしょう。

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