骨董品を高く売るための情報を紹介
公開日:2023.2.24 更新日:2024.4.10骨董品を高く売るために必要なお手入れ方法や保管方法などを紹介します。家をリフォーム工事や建て替えする時に整理していたら、掛軸や壺、茶器などの骨董品が出てくることがあります。全く興味が無い人には価値があるものかどうか判断がつきませんね。しかし捨てるにはもったいない。そこで今回は、骨董品が高く売れる状態とはどのようなものか、正しい保管方法、お手入れのコツなどを紹介していきますので、参考にして下さい。
骨董品を高く売るために必要なお手入れ方法や保管方法などを紹介します。家をリフォーム工事や建て替えする時に整理していたら、掛軸や壺、茶器などの骨董品が出てくることがあります。全く興味が無い人には価値があるものかどうか判断がつきませんね。しかし捨てるにはもったいない。そこで今回は、骨董品が高く売れる状態とはどのようなものか、正しい保管方法、お手入れのコツなどを紹介していきますので、参考にして下さい。
この品が高く売れる状態は種類により若干異なりますが、共通しているのは箱の有無です。茶器を始めとして掛軸などで価値の高い骨董品には必ずと言っていいほど箱に納められています。
この箱の素材によってある程度の時代が分かります。さらに重要なのが箱書き。箱の隅や蓋の裏などに墨で文字が書かれていることがあります。これには「〇〇年に〇〇という人が所持していた」「〇〇という人が本物であることを証明する」などと書かれており、本物であることを証明する貴重な資料となります。
しかし骨董の世界で難しいのが、それらが揃っている状態でも本物かどうかは分からないという事です。つまり偽の箱や箱書きがあるということ。実際に高く買い取ってもらえるのは鑑定書がある状態でしょう。また、仮に本物であったとしても、破れていたりカビが生えている状態では高く売ることは困難です。
そのため骨董品を高く売るためには、しっかりとした手入れを行い、正し方法で保管しておくことが重要です。例外として、あまりに珍しい骨董品(青磁の壺など)でしたら、欠けたり割れている状態でも高額で取り引きされることがあります。ですので、骨董品の売却をお考えの方は真贋も含めて、まずは無料査定してもらいましょう。
ここで最初に紹介するのは、絶対に自分で補修しないことです。大切なことですので、二度言います。絶対に自分で補修しないで下さい。
掛軸の破れた箇所にセロテープを貼ったり、割れた壺や茶碗をボンドや瞬間接着剤などで繋ぎ合わせることをしてしまうと、価値がなくなるどころか買取してもらえないこともあります。
掛軸の場合は表具屋さん、陶器の場合は正しい金継ぎができるその道のプロがいらっしゃいますので、必ずそちらに修理を依頼して下さい。
刀の場合も専門の研ぎ師にお願いしましょう。掛軸をお持ちの方は定期的に陰干しを行いましょう。照明の当たらない風通しの良い部屋で、一日しっかりと乾燥させてください。箱に関しても同様のお手入れを。防虫剤や除湿剤を使用する場合は、直接触れてしまうと変色する可能性がありますのでご注意ください。
骨董品の素材として使用されている鋼や紙、土などは、しっかりお手入れすることで、数千年は持ちます。しかしお手入れしなかったり、間違ったお手入れをすると数年で朽ちてしまいます。高く買い取ってもらう状態を維持するためにも、正しい方法でこまめにお手入れすることが大切です。もし、自分で手入れする自信がない、そもそも面倒、という方は骨董品を販売している業者に相談してみましょう。
まず最初に紹介するのは、年代が古い茶碗のお手入れ方法です。茶席で用いられている茶碗は、きちんとお手入れすれば何百年と使い続けることができます。裏千家の家元などは、茶席で価値のある茶碗を普通に使用しています。それが出来るのも正しい方法でお手入れしているからこそ。
手順を紹介すると、使用した茶碗をぬるま湯に浸し、柔らかいスポンジで軽く洗って下さい。すぐに手に取り、柔らかい布でしっかりと水分をとる。たったこれだけです。注意して頂きたいのは水の中に浸けっ放しにしないこと。陶器が過度に水分を吸収してしまい、非常に割れやすくなります。
同じく茶席で使用されている鉄瓶をお手入れする方法は、すぐに中に入っているお湯を捨てて、空焚きで内側を乾燥させましょう。外側の水分は乾いた布やキッチンタオルで拭き取ればOKです。使い続けていると鉄瓶の内側が白くなりますが、汚れではありませんので決して擦ったりしないようしてください。高く売ることができなくなる恐れがありますし、お湯が美味しくなくなります。
骨董品を高く売るためのお手入れ方法をいくつか紹介してきましたが、ポイントとしては、こまめにお手入れすること、分からない時は専門家や販売店に相談することです。
ここで最初に紹介するのは、日光です。骨董品を日光の当たる場所で保管しておくと、紫外線などの影響により変色することがあります。屋内でも照明が強い場合は、同様のトラブルが発生することがありますのでご注意ください。例えば、価値のある掛軸でしたら、大切な来客がある時だけ床の間に飾るなどの工夫が必要です。
骨董品の正しい保管方法として次に紹介するのは湿気です。ただでさえ日本は多湿になりやすい気候です。水が近くにある場所や地面と近い場所で骨董品を保管するのは避けましょう。また、定期的に倉庫や押し入れから出し陰干しすることも重要です。
骨董品を保管する空間としての理想は「蔵」なのですが、現代の一般住宅では持っていない方が大多数だと思います。どうしても湿気を避けられない時は、置き型や粉末の除湿剤を使用して下さい。
正しい保管方法として最後に紹介するのは、高い場所に置かないこと。具体的に言えばタンスや食器棚の上、押し入れの上の天袋や枕棚には収納しないように。出し入れする際に落とす危険がありますし、地震発生時に落下して破損する危険があります。押し入れに骨董品を保管しておくのであれば、上段が望ましいです。大切な骨董品ですから、正しく保管していつでも高値で売却できるようにしておきましょう。
ここまで骨董品を高く売ることに関連するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。
まず骨董品が破損したり腐食している時は、自分で対処せずプロに依頼すること。品物によりお手入れ方法は若干異なりますが、共通して言えることは、定期的に外に出して陰干しすることです。
保管に際しては高温多湿の場所を避け、いつでも高く売れる状態にしておきましょう。