本文へ移動

水道管の寿命はどのくらい?交換時期の目安もご紹介!

公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.15
水道管の寿命はどのくらい?交換時期の目安もご紹介!

「水道の出が悪くなった」「水漏れしている」「水道水の色がおかしい」「水道水から異臭がする」
など、毎日使用する水道水に不調がみられたら、それは水道管が寿命を迎えている合図かもしれません。
水道管には安全に使用するための耐用年数が決まっています。それを超えて使用し続けていると、水漏れや水質の異常といったトラブルや、水道管の破裂といった大惨事に発展してしまう恐れがあります。
今回は、水道管の寿命や、劣化症状、劣化が見られた場合の対処方法についてご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

水まわりの救急24 EP

1.水道管の寿命は何年?

水道管の寿命は、使用されている素材や設置されている場所によって異なります。

水道管のイメージ絵

水道管に使用される代表的な素材ごとに耐用年数をご紹介します。

最初にご紹介する「樹脂管」は、平成に入ってから登場した素材のものです。
新しい素材で作られているため、耐用年数はおよそ30年と長くなっています。
他の素材と比べると価格は高めなので初期費用は高くなりますが、長寿に加えてメンテナンスがしやすいといったメリットがあります。

次にご紹介する「硬質塩化ビニルライニング鋼管」は、管の内部を樹脂でコーティングしたものです。
そのため直管部分の劣化が起こりづらく、耐用年数は20年~25年程度です。ただし、平成元年以前のものだと繫手部分に亜鉛メッキが使われているものが多く、サビや腐食が発生しやすい恐れがあります。
こちらの水道管をご使用の場合は、繫手部分の素材に何が使用されているかを確認してみた方がよいかもしれません。

最後にご紹介する「水道用亜鉛メッキ鋼管」は、亜鉛メッキでできているため、錆びやすく不具合なども起こりやすいです。
耐用年数も15年~20年と短めです。現在では、水道管にこちらの素材を使用することは禁止されているので、新しく設置することはできません。

このように素材ごとに水道管の耐用年数は決まっていますが、使用環境などでその年数は前後します。ですので、あくまで目安として、寿命が近くなったら点検を行うと安心して使用ができるでしょう。
また、水道管は寿命が過ぎると様々な劣化症状が現れるので、それを目安に交換などをかんがえてもよいでしょう。
次項では、その劣化症状についてご紹介します。

2.水道管の寿命がすぎるとどうなる?

水漏れや水道水に不調が現れたら、それは寿命の合図かも?!

水が出ている蛇口の写真

水道管の寿命が過ぎてもそのまま使用を続けていると、劣化により何らかの不具合が発生します。また、まだまだ寿命じゃなくても使用している環境によっては早めに劣化症状が現れる場合もあります。

以下に水道管が劣化している時に起こる症状をまとめましたので、水道管の交換時期の目安にしてみてください。

・天井や壁、床から水が滲んでいる
・水が濁っている
・水に不純物が混ざっている
・水の味が変、異臭がする
・水量の減少


以上のような症状が見られたら、水道管が老朽化している恐れがあります。

また、これらの原因はほとんどの場合が、サビか水漏れが原因です。
水を使用していないのに水道メーターが回っている場合は水漏れが発生している可能性が高いです。劣化により水道管に亀裂や穴が発生していたり、接続部分が緩んでいたりといった恐れがあるので、すぐに点検を依頼しましょう。

劣化により水道管にサビがたまると、赤色の水や白濁した水が出てきたり、においや味など水質に異変が起こったり、水の出が悪くなったりといった症状がおこります。
健康に悪影響を及ぼす危険性があるので、この場合もできるだけ早く交換することをおすすめします。

また、寿命をすぎた水道管を使用し続けていると、水道管破裂といった大規模な水道トラブルに発展し、ご近所の方にも迷惑をかけてしまう恐れもあります。

こういったトラブルを避けるためにも、耐用年数に注意したり、老朽化のサインを見逃さずそのままにしたりしないようにしましょう!

3.寿命がきた水道管の対処方法

まずは自分の管理内の水道管かを確認!その後は水道管の交換か、クリーニングで対応しよう!

水道メーターの写真

まずはじめに、水道管の修理や交換を行うときに、どこまでを自分で管理しないといけないかを知っておく必要があります。
家庭で使用している水道の水は、水道局が管理している道路に埋まっている本管から、分水栓・給水管を通って蛇口から出てくるといった仕組みになっています。
分水栓から蛇口までの設備を「給水装置」と呼び、この給水装置は個人の所有物となります。(メーターは除く)
そのため、メーターから自宅側にある水道管の維持管理は自分で行わないといけません。

自分で管理をしないといけない範囲が分かったところで、次は水道管に劣化症状が見られたり、寿命を迎えていたりする場合の対処法についてご紹介します。
この場合は、新しいものへ交換する、または水道管のクリーニングで対処します。

交換する場合は、水道管自体を新しいものに取り替えるので、サビや腐食の発生しづらい状態にすることができます。

水道管のクリーニングでは、たまったサビを取り除き、管内にコーティングを施します。これにより、水の出が悪くなる問題や水質異常の問題を改善することができます。

ただし、老朽化の進んだ水道管にはクリーニングを行えない場合があります。水道管は地面に埋まっているため自分では状態の確認が難しいです。

どちらの対処をしたらいいか分からない場合は、まずは業者に点検をしてもらうことをおすすめします。

4.水道業者の選び方

水道トラブルがあった場合は、対応してくれる業者選びが重要です!

胸に手を当てる水道修理事業者の写真

水道管の新設や引き直し、撤去といった水道工事は、有資格者の管理のもとで行うか、資格を持っていないと施工ができません。
そのため水道管のトラブルにお困りの場合は、プロの業者へ依頼することになります。その際におさえておきたいポイントをご紹介します。

・水道局の指定業者に依頼する
安心してお任せできる水道工事業者の基準として、「指定給水装置工事事業者」であるかどうかで判断することができます。
「指定給水装置工事事業者」とは、各自治体の水道局から認定されている業者のことです。そのため、非指定業者に比べると安全であるといえます。

・アフターフォローがあるかどうか
水道工事は、工事が完了した後も再トラブルが起こりやすい工事といわれています。
そのため、工事後になにかトラブルが起こってもすぐに対応してもらえるようにアフターサービスを行っている業者を選ぶことをおすすめします。

・費用が相場のものかどうか
あまりにも費用相場より安すぎたり、高すぎたりする場合は、質が悪かったり余計にお金を取られたりする場合があります。
複数の業者から見積もりを取ってみることをおすすめします。

・自宅からの距離が近かどうか
水道管の工事は緊急性が高いものが多いため、すぐに駆けつけてもらえるような業者を選ぶことをおすすめします。

業者選びに失敗しないためにも以上のポイントに注意して、信頼できる業者に依頼するようにしてください。

5.まとめ

今回この記事では、水道管の寿命や、劣化症状、劣化があった場合の対処方法などをご紹介しました。

水が出ている蛇口の写真

生活に欠かせない水を家庭に提供するといった大切な役目を担っている水道管にも実は寿命があります。素材や使用環境ごとに寿命は異なりますが、寿命がすぎたまま使用していると様々なトラブルにつながります。

そのため耐用年数や劣化症状を目安に交換などの対処を行うようにしましょう。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

水まわりの救急24 EP

水漏れ修理・水道工事の新着記事

おすすめ記事