窓にミラーフィルムを貼ると熱割れする?熱割れが発生する原因や対処方法について
公開日:2022.2.7 更新日:2024.7.9
窓を人の視界から遮ったり、窓ガラスを保護したりする際に役に立つミラーフィルム。
ただ人によってはミラーフィルムを貼ることで窓ガラスで熱割れするのでは、と思われる方もいらっしゃいます。
今回は窓のミラーフィルムで熱割れがするか否かの真相や、熱割れを防ぐ方法についてご紹介します。
窓を人の視界から遮ったり、窓ガラスを保護したりする際に役に立つミラーフィルム。
ただ人によってはミラーフィルムを貼ることで窓ガラスで熱割れするのでは、と思われる方もいらっしゃいます。
今回は窓のミラーフィルムで熱割れがするか否かの真相や、熱割れを防ぐ方法についてご紹介します。
遮熱効果や目隠し効果のために窓ガラスに貼ることの多いミラーフィルム。そんな便利なミラーフィルムですが、熱割れと因果関係はあるのでしょうか。
冬場によく発生する熱割れは、窓ガラスが太陽光などの内的外的要因によって温度が上昇し、熱を帯びることでガラスが割れてしまう現象のことを指します。
熱割れを引き起こし始めた窓ガラスは、通常ガラス部分に1本だけヒビが見られます。このヒビをそのままにしておくと次第にヒビの本数が増えていき、修復が不可能になっていきます。
こうしたように、たとえ丈夫に作られている窓ガラスであっても熱割れを起こすことで簡単に割れてしまいます。
一般的にミラーフィルムは太陽光を反射する作用があるので、熱を帯びることがなく、熱割れを引き起こす可能性が低いです。
ただし、ミラーフィルム以外のガラスフィルムの中には熱割れを引き起こすものもあります。
スモークタイプのフィルム、色の濃い不透明のフィルムに関しては太陽光を反射しないため、窓ガラスが熱を帯びやすくなります。
そのため、窓にガラスフィルムを貼り付ける際には種類に注意が必要です。
専門業者でもミラーフィルムを貼る際の注意点について教えてくれますので、修理やリフォームの際に聞いてみるといいでしょう。
窓ガラスはさまざま要因によって熱割れが引き起こされるようになります。日常生活における要因は次の通り。
・太陽光による熱
晴れた日には窓に太陽の光がさしてきますが、その光が熱割れの大きな要因となります。特殊な加工を施した窓ガラスでないと熱割れを引き起こしやすくなります。
多くの住宅に採用されている窓ガラスは日射吸収率が高いことから、日の光に当たることで周辺が熱を帯びてしまいます。
いったん熱を帯びるようになると、ガラスが膨張し続け、熱割れを引き起こすようになります。
ただし前述のように、ミラーフィルムを貼ることで太陽光による熱割れのリスクを軽減することができます。
・遮光カーテン
強い太陽の日差しを避けるアイテムである遮光カーテンも、窓ガラスの熱割れを引き起こす原因になることがあります。
熱割れしやすい理由としては、カーテンと窓の間に熱が滞留しやすくなり、その熱が元で窓ガラスが割れることがあるからです。
・室外機から来る熱風
室内環境を保つための室外機も熱割れの要因になることがあります。特に窓の近くに設置されている場合は要注意です。
室外機より放出される熱風に窓ガラスがさらされることにより、その熱の影響を受けて窓ガラスが割れてしまうことがあります。
熱割れによって自宅のガラスが割れてしまったら、その周りを片付けることが先決です。
まず熱割れで窓ガラスが割れていたら、その周辺を掃除します。
なお窓ガラスが割れると周囲に数多くのガラス片が飛散しているので、小さいお子さんやペットは現場に入れないことが肝心です。
厚手の軍手を使って大きなガラス片を拾っておき、ケガをしないようにガラス片を古い新聞紙で包んでいきます。
ガラス片を包んだ新聞紙は段ボール箱に入れます。
大きなガラス片を回収したら、ほうきやちりとりを使って小さなガラスの破片を掃いていきましょう。
カーペットなどに入り込んでしまっていることがあるので、掃除機を使ってそれらを吸い取っておきます。
ガラス片が入れてある段ボール箱は『割れ物注意』もしくは『ガラス注意』といった注意書きを記載しておき、お住まいの自治体の規定に従って処分するようにしましょう。
また、回収したガラス片の処分についてもケガをしないように、厚手の軍手をきちんと着用することを忘れないでください。
ガラス片の掃除が終わったら、割れた箇所より雨風や外からの飛来物が入ってこないように、窓枠に段ボールを貼るなどしてふさいでおきます。
業者が来て窓ガラスのリフォームをしてもらうまでの間は、このように対処しておきましょう。
窓ガラスの熱割れはちょっとした工夫をすることで防ぐことができます。ミラーフィルムを貼る以外にもさまざまな熱割れ対策があります。
・窓に熱を帯びるものを置かない
窓の近くには熱を帯びやすいものは置かないことが肝心。
お部屋にあるソファーやクッション、カーテンなどは太陽の熱を吸収しやすいため、窓から離れた場所に配置します。
特に黒のように濃い色は温度が高くなりやすいので要注意です。
・ガラスに影が当たらないようにする
窓ガラスの熱割れは周囲との温度差が原因で生じることがあります。
ガラスが影に覆われる時は温度差による熱割れしやすくなるため、ガラスの前に洗濯物や障害物は置かないことが望ましいです。
・窓ガラスをリフォームしてもらう
最も有効な手段は熱に強い窓ガラスにしてもらうこと。
耐熱強化ガラスのように、熱割れを起こしにくい窓ガラスに交換するといいでしょう。
ミラーフィルムを貼ることである程度熱割れを防ぐことができますが、より確実に予防するためには窓ガラスのリフォームが必要です。
専門業者によるリフォーム費用は次の通り。
ガラスのリフォーム:80,000~150,000円
もし窓際の寒さ対策の効率も上げておきたい場合は、窓を二重窓にする、もしくは窓全体をリフォームされることをおすすめします。
二重窓へのリフォーム:150,000~300,000円
窓全体のリフォーム:200,000~300,000円
ただし、上記の費用は窓の大きさや形態によってリフォーム工事の費用は異なります。
また、業者がご自宅まで訪問する際には出張費用も別途加算されます。
窓ガラスのリフォーム費用は高い作業費用が発生しますが、こうした窓のリフォームにかかる費用を少しでも安くする方法があります。
それは業者ごとの見積もりを比較すること。
最近ではほとんどの駆除業者が無料見積もりを実施しています。
電話やメールでの見積もり依頼も可能ですが、より詳細な金額を知るためには業者に現場まで来てもらうことをおすすめします。
この他、業者によってはオンライン申し込み限定価格や期間限定割引などのキャンペーンを実施しているところもあります。
お近くにある業者を調べてみて、こうした割引キャンペーンがあるか確認してみましょう。
▼ガラスの修理や交換を依頼できるガラス屋さん一覧です。
https://rescue.epark.jp/category/glass
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