ハムスターの最期とは?冬眠との違いや飼い主が取るべき行動について
公開日:2022.1.17 更新日:2024.4.5
大切に育てているハムスターでもいずれ最期の時が来ます。その最期の時期や兆候にはある特徴があり、飼い主としてそれを知っておくことはとても大切です。
今回はそんなハムスターの最期の兆候や、それに対して飼い主が取るべき対応についてご紹介します。
大切に育てているハムスターでもいずれ最期の時が来ます。その最期の時期や兆候にはある特徴があり、飼い主としてそれを知っておくことはとても大切です。
今回はそんなハムスターの最期の兆候や、それに対して飼い主が取るべき対応についてご紹介します。
ハムスターの最期を見極める上で重要なのが寿命を知っておくこと。一体ハムスターは平均として何歳まで生きるのでしょうか。
種類ごとの具体的な寿命は次の通り。
・ジャンガリアンハムスター:2~2年半
・キャンベルハムスター:2~3年
・ゴールデンハムスター:2~3年
・ロボロフスキーハムスター:2~3年
・チャイニーズハムスター :2~3年
多くのハムスターの平均寿命は2~3年余りとなっています。
ハムスターは寿命の短い生き物であることから、飼い主の方が環境を考えて大切に育てていかなければなりません。
ハムスターの育て方については次の通り。
・生育環境
ハムスターの生育環境において必要なことは室内温度を18~26℃に保つこと。夏の暑い日や冬の寒い日はエアコンを使って室内温度を適切に保つ必要があります。
・衛生管理
ハムスターを健康で過ごしてもらうには毎日のお水の交換が不可欠。
エサについても腐敗しやすいものについてはきちんと取り替えておかないといけません。
・健康管理
健康管理において大切なことは日頃からきちんと運動させること。
運動させないままでいると健康を害することにつながります。おもちゃを使って日頃から楽しみつつ運動ができる習慣をつけていきましょう。
ハムスターは冬眠の習慣がある生き物であり、初めて飼った人ですと体調に異変があったり、死期が近づいてきていたりするのではと思われるかもしれません。
ハムスターの最期と冬眠との違いは次の通り。
・呼吸をしているかどうか
冬眠と最期を見極める上で重要となってくるのが呼吸の有無。
確認方法としては指先を濡らして口元に近付けるやり方があります。
これで呼吸があると確認出来たら冬眠に入っている証拠です。
・目や口が閉じているか確認する
ハムスターが冬眠しているのかどうか確認する際に見た目だけで判別する方法もあります。
もし目や口が閉じている状態であれば、すでに冬眠に入っていることになります。
反対に最期に近づいていたり、亡くなっていたりする場合は、筋肉が弛緩するため目や口が開いていることがあります。
・体の弾力を確認する
ハムスターの生存確認を行うにあたって知っておきたいのが弾力の確認。
冬眠している状態のハムスターですと起きている時と同じように体が柔らかくなっています。
反対にすでに亡くなっている状態であれば、死後硬直を開始していることから体に触れてみて固くなっていると感じられます。
もし様子を確認してみて最後の状態だとわかれば安置の準備をしておきましょう。
他の動物と同じくハムスターは最期の時期になるとさまざまな様子を見せます。
これらの様子を確認することは飼い主として大切なことであり、見られた際には獣医師に相談するようにしましょう。
・食欲が落ちている
ハムスターは寿命が近づいていくと次第に食欲が落ちていきます。
食欲の低下の兆候を確認するために日頃からきちんと食事の管理をしていきましょう。
・いつもより睡眠時間が長い
ハムスターは高齢化すると睡眠時間が長くなり、それが寿命が近づいている証拠といえます。
ただし体調不良で寝ている場合もありますので、いつもより寝ている時間が長いと思われたら獣医師に相談してみましょう。
・よく下痢をするようになった
ハムスターは年を取ると下痢をすることが多くなる場合があります。
もし下痢の頻度が多くなったと思われたら獣医師に相談してみましょう。
・動きが鈍くなっている
高齢化することでハムスターの動きは鈍くなっていきます。
ただ体調不良で動かなくなっていることもありますので、注意深く観察しておきましょう。
・体温が低下している
死期に近づくと多くの動物は体温が低下していきます。
もし触ってみて体温が低い場合は死期である可能性があります。
ハムスターが最期を迎えた際には葬儀の準備をしておきましょう。葬儀社が来るまでにはある程度時間がかかるので、適切な方法で安置しておきましょう。
亡くなった直後のご遺体は腐敗が進んでいきます。亡くなってすぐに埋葬を行うのが難しい場合は、速やかに遺体をケアしてあげます。
まずタオルを使ってハムスターの遺体をきれいにしておきましょう。
そうしたら目や口元を閉じておき、寝ている状態にしてあげます。そのあとはご遺体の腐敗が進まないようにドライアイスや保冷剤で体を冷やします。
なお、ご遺体は涼しい場所に安置しておくようにしましょう。
葬儀はなるべく早めに執り行うことが望ましいです。火葬までの時期が延びるほど遺体の腐敗は進んでいきます。
ドライアイスもしくは保冷剤を使って体を冷やす場合は、火葬するまでに4~5時間ほど安置しておくことができます。
もし冷蔵庫にて遺体を安置しておく場合は、1週間から2週間程度は腐敗せずに済みます。
また、亡くなった時の状態も火葬を執り行う時期を判断する上で重要です。もしご遺体に外傷や腫瘍がある場合や夏場などは腐敗が進みやすくなります。
その場合は長くても3日以内には火葬を執り行うことが望ましいです。
ハムスターの葬儀してもらう場合は費用だけではなく、業者の質も確認しておくことが大切。ペット葬儀者は数多くあるものの、優良業者と呼ばれるところとそうでないところがあります。
優良業者を選ぶ上で押さえておくべきポイントは次の通りです。
・実績が豊富である
業者の実績を確認するためにはその創業年数を見ておきます。創業から3年以上経過している業者であれば安心して依頼することができます。
・業者の評判を確認する
優良業者と呼ばれているところは、ほとんどが依頼された方より高い評価を受けています。業者の公式ホームページや口コミサイトでは、実際にペット火葬を依頼された方の声を見ることができます。
・経験豊富なスタッフが在籍している
大切なご家族の供養ですので、信頼できるスタッフがいるかどうかも重要。お電話でのやり取りなど、こちらに親身に対応してくれるところほどしっかりとした業者であることが多いです。
・小型動物にも対応している
ハムスターのように小型動物を火葬をされる場合ですと、通常の火葬炉では遺骨が残りにくいです。
そこで、小型動物の骨が残りやすい小型炉を用意しているかどうか確認しておきましょう。
また、最近では小動物の遺骨を残せる大型炉もあります。