台所の換気扇が回らない！その原因と具体的な対処法を紹介

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1. 換気扇が回らない原因

換気扇が回らない原因としては、次のことが挙げられます。

・換気扇の汚れ
換気扇はとても汚れやすい存在。フィルター部分に汚れが溜まっていると、換気扇が動かなくなることがあります。肉料理を作ったり、唐揚げや天ぷらなどの揚げ物を調理したりしていると、食材に含まれる油分を含む蒸気が沸き上がります。この蒸気が油汚れにつながります。また空気中には目では分かりにくいほこりやチリも含まれています。これらも換気扇が汚れる原因になります。

・サビ付き
浴室に付いている換気扇ですと、サビが付いて動かなくなることがあります。湿気が多い場所で換気扇を回していると、モーター部分にサビが付いてしまいます。場合によっては換気扇内部の奥までサビ付くこともあります。

・スイッチの故障 換気扇本体ではなく、スイッチによる不具合が原因の場合があります。スイッチが故障していますと換気扇を回すことができないので、速やかに修理しておくことが必要です。

・電気配線の問題
配線の接続が悪かったり、断線したりしていると、換気扇が動かなくなります。

・経年劣化
通常換気扇本体の耐久年数は約10年です。キッチンであれ浴室であれ、どの換気扇もこの年数が経つと不具合が目立つようになります。

2. 換気扇が故障する前兆

換気扇に次のような前兆が現れると、換気扇が回らないばかりか、故障してしまう可能性があります。

・異音が聞こえてくる
換気扇に何かしらの不具合があると、「カタカタ」や「ゴー」といった音がすることも。換気扇に付いているプロペラやファンといった部品が劣化していると、そうした異音が出てきます。また換気扇のファンを動かすモーターですが、潤滑油が不足していると「カラカラ」といった音が聞こえてくる場合があります。その場合は、オイルを足すことで改善される可能性があります。

・換気効率が低下している
換気扇を動かしていて、風力が以前よりも落ちていると感じたことはありませんか。もしかしたら、本体が故障しているかもしれません。換気扇の風力について調べる場合は、ティッシュを用います。回している換気扇にティッシュを当ててみて、そのまま換気扇に付くのであればきちんと動いている証拠です。もし当てたティッシュが落ちてしまうのであれば、換気扇の風力が低下していることになります。

通常、本体内部の汚れをきれいに掃除することによって、換気効率は改善されます。しかしきちんと掃除しても一向に改善する気配が見られない場合は、部品が故障している可能性があります。

3. 自分でできる対処法

換気扇が回らない場合でも、汚れが原因であればご自身でも対処することは可能です。

掃除道具を準備した上で、きちんと掃除をすれば元通りになります。換気扇掃除をするにあたっては以下の道具を用意しておきましょう。
・ゴム手袋
・ドライバー
・きれいな状態のスポンジ
・ぞうきん
・新聞紙
・台所用洗剤

掃除を開始する前に、換気扇の電源が切ってあるかどうか確認しておきましょう。誤ってスイッチに触れる可能性も考えられますので、コンセントもきちんと抜いておきます。

まずはフィルターから掃除していきます。ドライバーでネジをとり、外したフィルターは新聞紙の上に置きます。奥に付いているカバーやファンも外します。カバーやファンを留めているネジはドライバーを使って外します。

これらの部品をすべて外したら、換気扇を掃除します。フィルター部分に洗剤を吹き付けていきます。フィルター全体に吹き付けたら、洗剤が浸透するまで10分間そのまま置いておきます。10分経過したら、スポンジを使って洗います。洗ったフィルターは新聞紙の上に敷き乾燥させます。

フィルターを乾燥させている間に、換気扇本体を掃除します。雑巾に洗剤を付け、本体の奥まできとんと拭きます。

4. もし故障していたら交換を

もし換気扇の部品に故障が見られた場合は、きちんと交換しておきましょう。

DIY業者どちらの場合でも部品交換が可能です。

交換となると気になるのが費用でしょう。自分で交換作業を行う場合は、ドライバーなどの道具を除けば部品代のみになります。換気扇の部品にかかる費用は次の通りです。
・換気扇
約3,500～10,000円
・レンジフード
約40,000～80,000円

業者に交換や修理作業をお願いした場合、作業費用は次のようになります。
・換気扇の交換
約55,000円～120,000円

また業者に依頼する場合、交換作業費以外にも、使用していた換気扇の撤去作業費やご自宅までの出張費などが加算されます。

この他、深夜や早朝に作業を依頼する際には追加料金が発生します。少しでも費用を安く抑えたい場合は、なるべくご自宅から近い業者に依頼する、または日中に作業をしてもらうようにしましょう。

換気扇部品の交換作業にかかる費用は決して安くはありません。しかし、その金額に見合うだけの価値はあります。換気扇は高い場所に設置されているため、実際に交換作業を行うのは難しいです。プロペラファンのように数キロある部品ですと、人によっては交換を行うのに困難が伴います。

こうしたことから、費用こそかかるものの専門業者に作業を依頼するのが望ましいです。

5. 換気扇の問題でお悩みなら業者に連絡を

換気扇が回らないトラブルは、きちんとしたやり方を押さえておけばご自分でも対処できます。

けれども、「換気扇の汚れに触れたくない」、「部品が重たくて交換作業ができない」という方も多いでしょう。そんな時に役に立つのが専門業者です。専門知識と経験が豊富なプロフェッショナルがきちんと作業を行いますので、ご自分で行うよりも安心安全です。

業者を選ぶ際には、担当者としっかりとやり取りを行うことが肝心。電話やメールなどで作業内容に関して親切かつ丁寧に説明してくれるところであれば、安心して作業を依頼することができます。

また業者を選ぶ時にはインターネットの口コミも役に立ちます。業者のホームページには実際に交換作業を依頼された方の声が掲載されていることがあります。

また最近では、換気扇交換業者の口コミを掲載しているサイトもあります。もちろん個人差はありますが、参考程度に目を通しておくといいでしょう。

作業を依頼する前にあらかじめ見積もりをしておきます。最近では無料見積もりを受け付けている業者も多いので、時間に余裕があるようでしたら複数の業者で見積もりを比較検討してみることをおすすめします。

換気扇のトラブルでお悩みの際には、まずはお近くの業者に相談してみましょう。

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