お風呂つまりにパイプユニッシュが効かない時はどうする?原因や解決法を紹介
公開日:2023.10.23 更新日:2024.4.22
お風呂つまりにはパイプユニッシュを使用するという方も多いのではないでしょうか。しかし、パイプユニッシュを使ってもお風呂つまりが解消されない場合があります。
ここでは、お風呂つまりにパイプユニッシュが効かない時の原因や、その時の対処法などについて解説します。
お風呂つまりにはパイプユニッシュを使用するという方も多いのではないでしょうか。しかし、パイプユニッシュを使ってもお風呂つまりが解消されない場合があります。
ここでは、お風呂つまりにパイプユニッシュが効かない時の原因や、その時の対処法などについて解説します。
パイプユニッシュを使用してもお風呂つまりが改善しない場合は、以下のような理由が考えられます。
1.汚れの箇所にパイプユニッシュが届いていない
つまりの原因となっている汚れが排水口の奥にあると、パイプユニッシュがその箇所まで行き届かずに効果が出せません。
パイプユニッシュの使用時はヘアキャッチャーについた髪の毛やゴミ、排水トラップなどのパーツを外して、汚れの箇所までパイプユニッシュが行き届くように使用しましょう。
2.しつこい汚れが固着している
パイプユニッシュを使用したのに、少し時間が経つとすぐにつまってしまうといった場合は、排水口に溜まった汚れが長期間放置されたことで固着してしまい、簡単に流れていかない状態だと考えられます。
そうした状態ではパイプユニッシュを使用するよりも、ラバーカップまたは真空式のパイプクリーナーを使用するのがおすすめです。
3.固形物がつまっている
つまりの原因が髪の毛や石鹸カスが由来の汚れではなく、プラスチックのフタやボディーソープなどの詰め替え用の入れ物だった場合には、パイプユニッシュで解決できません。
このような固形物がつまっていたら、直接手で取り除くかラバーカップなどを使用して除去すると良いでしょう。
アメリカのSCジョンソン社が販売するパイプユニッシュは、お風呂のつまりを始めとした排水口、排水管のつまりを解消する洗浄剤として広く知られています。
排水口につまった髪の毛や石鹸カス、皮脂などは、しばらくするとバクテリアのエサとなることでヘドロ状の汚れに変化します。
このようなヘドロが増えることで、正常に水が流れていくのを阻害するのです。それ以外に悪臭の元にもなってしまうため、風呂場でなんだか嫌な臭いがするといった場合もヘドロが原因であることが多いです。
パイプユニッシュはこうしたヘドロを強いアルカリ性の成分で溶かし、簡単に洗い流せる状態にします。
お風呂の排水口以外に、洗面所やキッチンなどの排水口のつまりも同様に解決できます。
一部、パイプユニッシュの成分で溶かせない場合もありますが、幅広い汚れの成分に対応しているため、つまりが発生した際はまず使用してみると良いでしょう。
使用する際は、ヘアキャッチャーに絡みついた髪の毛などを取り除いて、汚れの箇所までパイプユニッシュが届くように意識して決められた量を流し込みます。
15~30分ほど放置した後、多めの水を一気に流して汚れを洗い流しましょう。
パイプユニッシュを効果的に使用するには、いくつかのポイントを意識することが大切です。
ここでは、パイプユニッシュの正しい使い方の手順や、効果を最大限に発揮するためのコツについて解説します。
▼パイプユニッシュで汚れを落とす際の手順
①適量を排水口に流し込む
洗い流したい汚れによって、パイプユニッシュの量を変える必要があります。
つまりの予防や消臭効果などを期待して使用するなら1目盛分、ヌメリなどの軽度な汚れの場合は2~3目盛分、汚れがひどく、つまりが発生している場合は4~5目盛分が適量です。
②15~30分ほど放置
パイプユニッシュを流し込んだら効果が発揮されるまで15~30分ほど待ちます。
もっと長く放置した方が効果が出るのではと考える人も多いかもしれませんが、溶け出した汚れが再び固まってしまう恐れがあるため、かえって逆効果です。
必ず決められた時間で洗い流すようにしましょう。
③多めの水で一気に流す
浮き出した汚れを、多めの水で一気に洗い流します。
流す際は40~50度ほどのお湯にすることで洗浄効果を高められますが、あまりにも高温の熱湯を流すと排水管が傷んでしまうため、50度までのお湯にしましょう。
パイプユニッシュは正しく使用すれば排水口の汚れやつまりを解消できますが、使用時にはいくつかの注意点があります。
正しく使用しないと人体に悪影響が出てしまうこともあるため、以下の点に注意しましょう。
・他の洗剤と混ぜて使用しない
パイプユニッシュは強いアルカリ性がある塩素系の洗剤なので、他の洗剤と一緒に使用してはいけません。特に酸性の洗剤と混ざると人体に有害なガスが発生する恐れがあります。
パイプユニッシュを使用する際は必ず浴室の窓、扉を開けて換気できる状態で行いましょう。
・使用時に長時間放置しない
パイプユニッシュを排水口に流す際は、長くても30分以内に流水で洗い流しましょう。あまり長く放置すると、せっかく溶け出した汚れが再び排水管に張り付いてしまい、逆効果となります。
・どうしてもつまりが取れなければ業者に依頼する
パイプユニッシュを使用してもつまりが解消しない場合、無理に量を増やしたり自分で解決しようとしたりすると、排水管を傷めてしまうこともあります。
そのため、どうしてもつまりが解消しないのであれば、専門の事業者に依頼するのが確実です。事業者であればつまりの原因を正しく判別したうえで、適切な対処をしてくれるでしょう。
排水口のつまりにはパイプユニッシュが有効ですが、どうしてもつまりが取れない場合は、パイプユニッシュで解決できないものが原因となっている可能性があります。
たとえば洗剤のキャップといった固形物がつまっている場合や、汚れ自体が固くなって固着してしまっている場合などです。
つまりを解消する方法としては、真空式のパイプクリーナーを使ってつまりの原因となっているものを引き上げたり、ワイヤー式のブラシを使用して排水管の奥の方で固まっている汚れをかき出したりする方法があります。
ただし、こうした処置をしても汚れを完全に落としきれずに、再び水がつまったり水漏れが起きたりする恐れもあります。
このような排水口のつまりの原因を確実に排除したいのであれば、専門の事業者に依頼するのが良いでしょう。
排水口のつまり修理を専門に扱っている事業者であれば、様々なケースに対応できるだけの経験があり、つまりの原因を確実に取り除いてくれます。
さらに、アフターフォローにも対応している事業者であれば、再びつまりが発生した際にも相談しやすいでしょう。
自力で修理しようとして排水管が傷んでしまうケースもあるため、どうしてもつまりが取れない時は、早めに事業者に相談するのがおすすめです。