お風呂場がつまった時に出来る解決手順などを分かりやすく紹介します。お風呂場がつまったらどうしていいのか分からなくなる方も多いと思います。特にシャワーを浴びている時や浴槽のお湯を抜いている時などに排水溝に水が流れないと焦りますね。またお風呂場のつまりは悪臭を伴う事が多いので困るだけでなく不快になります。ここからはお風呂場がつまった時の解決方法や注意すべき点、業者に依頼した際の料金などを分かりやすく紹介していきますので参考にして下さい。
お風呂場がつまる原因の多くは髪の毛やボディソープ、シャンプーなどが排水口の中に付着するからです。排水口の中に付着する仕組みですが、まず髪の毛などが流れずに引っ掛かります。そこへボディソープなどが徐々に付着していきヘドロに近い状態になります。
最初は水の流れに影響はないのですが、時間が経過すればするほど凝固化して最終的に排水管を塞いでしまいます。排水トラップの奥で起こりやすく普段目につきませんので、つまってから気付く場合がほとんどです。
それ以外のつまりの原因としてはシャンプーやコンディショナーなどの詰め替え容器の切れ端です。お風呂の中で詰め替えた時に誤って袋の切れ端を排水口の中に流してしまう事があります。それが内部で引っかかり、髪の毛の時と同じように周りに汚れが付着して最終的につまります。
お風呂場がつまる原因として意外に多いのがカミソリの刃によるつまりです。お風呂場で除毛される方も多いと思いますが、使用しているカミソリの刃が排水口に流れることがあります。カミソリの刃は金属ですので徐々に錆びていきつまりの原因になってしまいます。これらの原因は排水口シールの使用や二週間に一度のパイプ洗浄剤による掃除である程度防止することが可能です。
お風呂のつまり事例として最初に紹介するのがユニットバスの事例です。ユニットバスは排水口が一つのため、浴槽と洗い場が分かれているお風呂に比べてつまるリスクが非常に高くなります。
今回のケースでは体を洗っているうちに浴槽の水位がどんどん上昇しつまりに気付かれました。しばらく放置しても流れなかったので水道業者に依頼してバキュームをしてもらった結果、排水口の中から大量の髪の毛と共にシャンプーのフタが出てきました。ユニットバスをお使いの方は日頃からの掃除をこまめにする必要がありますね。
次に紹介する事例は毎日排水口の掃除をしているにもかかわらずつまってしまった事例です。この方は毎日排水口にあるヘアキャッチャーに溜まった髪の毛などを掃除していたのにつまりが発生しました。実はお風呂の排水口はヘアキャッチャーを掃除してもあまり意味がありません。排水トラップまで全て分解して掃除をしましょう。
お風呂のつまり事例として最後に紹介するのがパイプ洗浄剤を使用した直後につまりが発生した事例です。パイプ洗浄剤の裏面の注意書きには必ず〇〇分経過後に水またはぬるま湯でしっかりと流して下さいという文言が書かれています。パイプ洗浄剤は放置し過ぎると逆に排水管の中で固まりますので、指定の時間が経過したらすぐに洗い流すようにしましょう。
お風呂の排水口つまりを解決する手順を紹介しますので、安全面と衛生面には十分気を付けて作業して下さい。
まず必要道具ですがビニール手袋(ゴム手袋)、ゴミ袋、ラバーカップ(バッコンやスッポン)、マスク、重曹、クエン酸です。状況によってはワイヤーブラシや針金(50㎝以上)です。手順としてはまず排水口のふたを外しヘアキャッチャーや排水トラップも外します。
次に排水口の周りに重曹を盛るように振りかけます。その上からクエン酸(なければ酢)をかけましょう。そして水かぬるま湯をゆっくりとかけていきます。ブクブクとした泡が出始めますので収まるまで待ちます。その後たくさんの水かぬるま湯で洗い流せば完了です。
流れが悪い程度のつまりなら上記の方法でほぼ解決します。泡が出る過程で気体も発生しますが有毒物質ではありません。念のため浴室の換気扇をつけて窓も開けておきましょう。
お風呂のつまりを自分で解決する手順として次に紹介するのがラバーカップを使用する方法です。つまった湯がある程度残っている状態で排水口にラバーカップを押し付けて勢いよく引きあげましょう。2、3回繰り返すとボゴッという音と共に溜まっている水が流れ始めれば成功です。コツはラバーカップの中の空気をしっかりと抜くことです。
まず一つ目の注意点として紹介するのが原因の特定です。お風呂がつまると水を流れるようにすることで頭がいっぱいになると思いますが、一番大切なことは原因を特定することです。
お風呂がつまる原因は排水口のすぐそばのこともありますし目の届かない排水管の奥にあることもあります。ここに注意していないと一度つまりを解消しても再びつまりやすくなります。自分で原因を特定できることもありますが無理なようでしたら専門業者にファイバースコープでの調査を依頼することも一つの方法です。
そして次に注意して頂きたいのが無理をしないことです。素人があまり無理してラバーカップやワイヤーブラシを使用していると、排水管が破損してもっと大きなトラブルに発展する可能性がありますので、その点は注意しながら作業して下さい。
注意点として最後に紹介するのが衛生面です。お風呂の排水口にはレジオネラ菌やブドウ球菌、大腸菌など様々な菌が存在しています。手袋やマスクも着用しないでつまりを解消しようとすると感染する可能性がありますので十分注意しましょう。
費用の相場は8,000円から20,000円まで非常に幅が広くなっています。さらに場合によってはそれ以上になる事もありますので、細かく紹介していきます。
簡単なつまりの場合は高圧ポンプを使用するのですが、その際の相場は8,000円から11,000円となります。排水口の奥がヘドロなどでつまっている場合はトーラー機を使います。その際の料金相場は13,000円から18,000円です。高圧洗浄機で排水口のつまりを取る場合の相場は15,000円から20,000円となります。トーラー機と高圧洗浄機は使用箇所が1m伸びるごとに3,000円が加算されます。
また上記の金額はあくまでも一戸建てのお風呂場のつまりを業者に依頼した費用の相場です。マンションにお住まいの方は紹介した相場よりも高額になる傾向があります。
お風呂場のつまりを解消する相場以外にも費用が発生することがあります。水道業者によって異なりますが、出張料金や見積もり料金、夜間深夜料金などが別途必要になる事があります。また作業時間が伸びると追加料金が加算される業者が多数です。逆にインターネット経由で依頼すると割引がある業者も存在します。業者とのトラブルで一番多いのが費用に関することなので相場をしっかりと把握して業者を選択するようにしましょう。
お風呂場がつまった際に出来る対処法や手順、相場などを紹介しましたが実際に経験してみないと分からないのが実状です。
お風呂場のつまりは対処法を間違えると床下の水漏れなど大きなトラブルに発展することがありますので、十分注意して作業しましょう。
お風呂は毎日使用する場所ですので一度でもつまったら再発しないようにしっかりと対処しておくことをおすすめします。
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