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シロアリが大量発生してしまった!主な原因や駆除方法について

公開日:2023.5.26 更新日:2024.4.19
シロアリが大量発生してしまった!主な原因や駆除方法について

大切な住宅に甚大な被害を与えるシロアリは、少し油断しただけで大量発生してしまうこともあります。
シロアリは雑食性のため、木材やコンクリートといった建材のほか、畳やプラスチックなどさまざまなものが餌食となるので、放置しておくと自宅の損失につながります。
シロアリの食害により家屋の支柱やコンクリートなどに穴があくと、最悪の場合自宅が倒壊する恐れも…。

今回はシロアリが大量発生してしまう原因や、具体的な駆除方法について解説していきます。

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1.シロアリが大量発生してしまう原因とは?

シロアリが好む環境が揃っている家は要注意!

住宅の木材を食べているシロアリの絵

春先から梅雨にかけて、気温の上昇とともにシロアリは地中の巣(コロニー)から出て、エサとなる「木材」と「水分」を求めて活動を始めます。

シロアリが木材をエサとする理由は、木材の中に存在する「セルロース」と呼ばれる繊維を栄養源として利用するためです。
また、シロアリは乾燥に弱く、生存のためには水が必要不可欠です。

そのため、そのどちらもが揃っている住宅がシロアリ被害に遭ってしまうというわけです。

住宅の中でも、シロアリに狙われやすい家の特徴は、について詳しく解説します。

・湿度が高い
シロアリは皮膚がとても薄いため乾燥にとても弱く、光や外気を嫌い、高温多湿な環境を好みます。
このシロアリが好む環境に合致しやすいのが建物の床下です。そのため、家屋の中でも特に湿度が高い床下に巣を作ったり、床下から家の中へと浸入してきたりするパターンがほとんどになります。

床下以外にも、浴室も自宅内でシロアリが発生しやすい場所の一つです。
浴室は水を多く使う場所なので、必然的に他の場所より湿度が高くなりやすいです。浴室を使用した後は、換気扇をつけたり窓を開けたりして換気する、乾燥機をつけるなどの湿気対策を行いましょう。

・雨漏りや水漏れが発生している
シロアリは湿った木材を好む習性があります。なぜかというと、湿った木は柔らかくなっているので食べやすく、さらに水分補給もできるからです。
そのため、雨漏りや水漏れによって木材が濡れて湿気を含んだ状態になると、シロアリにとって格好の繁殖環境になります。

・日当たりが悪い
前述した通りシロアリの皮膚は薄くて乾燥しやすいです。そのため日光を苦手として日の当たらない場所を好み、普段は土の下で暮らしています。
そして地上へ移動する際にも、なるべく光が当たらないようにトンネルを掘り進めながら移動します。

このような習性から、床下や植木鉢の下などの日陰ができる場所などを住処にすることが多いです。

・シロアリ予防を怠っている
シロアリ予防をやっていなかったり、前回の予防施工から5年以上経過していて薬剤の効果が切れていたりする家屋は要注意です。
シロアリ予防を適切に行っていないと、自宅へのシロアリの侵入を許し、いつの間にか被害が拡大してしまいます。

このようなシロアリの好む条件が揃っていると、大量発生につながる恐れがあります。

2.大量発生したシロアリをそのままにしておくとどうなる?

シロアリが大量発生すると、住宅全体がダメージを受けることに

シロアリが発生している住宅の絵

住宅には大好物である木材が豊富にあることから、シロアリを寄せ付けやすいです。

シロアリはとても小さな体を利用して、ほんのわずかな隙間であっても簡単に侵入してしまいます。
そのため、たとえコンクリートのベタ基礎でも油断できません。

侵入したシロアリは木材のほか、コンクリートや畳、繊維類、プラスチックなど何でも食べてしまうので、家の中のさまざまなものが食害に遭い、劣化していくでしょう。

また、シロアリの食害を受けて内部にある柱や土台がダメージを受けると家屋全体の耐久性や耐震性が低下します。

実際に日本建築学会近畿支部の調査によると、1995年の阪神淡路大震災で倒壊した家の多くは、シロアリや腐朽被害が原因で発生したとの報告があります。

そのほか、シロアリは毒を持っていませんが、噛まれるとアナフィラキシーショックで意識の低下や皮膚の腫れなどが引き起こされることがあります。

また、家屋が被害を受けていると考えると、地震が起こった際に瞬く間に倒壊するのではないかという不安で精神的にダメージを受けてしまうことがあります。

3.大量発生したシロアリの駆除方法

具体的な駆除方法

防護服を着た人がシロアリの駆除を行っている絵

大量発生したシロアリを対処するのは簡単ではありませんが、やり方はいくつかあります。
主な駆除方法は次の通り。

・ベイト工法を利用する
ベイト工法とはベイト剤(毒エサ)を使った駆除方法です。
使用するベイト剤(毒エサ)とステーション(容器)はそれぞれホームセンターなどで購入することが可能です。

使い方としては、まずベイト剤をステーションにセットしておきます。

次に建物の基礎から20~30cm離れた場所に穴を掘って、そこにステーションを埋めます。

設置して1ヶ月後にステーションを調べ、シロアリがいたら駆除中の証拠です。

再びステーションを確認し、生きているシロアリがいなくなったら駆除は終わりです。

・バリア工法のやり方
床下や家のまわりなどに直接薬剤を散布したり、木材に穴を開けて薬剤を注入したりする方法です。

シロアリの被害箇所にドリルで4mmほどの穴を開けて、薬剤を注入します。
穴を開けた箇所や床下の基礎部分、束柱などの木部の表面にもムラ無く薬剤を散布します。
木部への薬剤処理が終わったら、地表にも薬剤を全体的に薬剤を散布しましょう。

蟻道などは薬剤散布が完了した後に、取り除いて破棄してください。

4.大量発生したシロアリの駆除は業者に任せよう!

業者をおすすめする理由

住宅の害虫駆除を行う事業者の絵

このように、シロアリの駆除は市販されているアイテムを使うことで個人でもできます。
ただ大量発生している状況ですと、駆除しきれないことが多いです。
全ての巣とシロアリを駆除しないと、また自宅がシロアリ被害に遭う可能性があるほか、近所にシロアリ被害を拡散させてしまうことにもつながりかねません。

そんな時に頼りになるのがシロアリ駆除業者です。専門業者をおすすめする理由は次の通り。

・効率良く駆除をしてくれる
シロアリの駆除に慣れていないと、作業に手間取って貴重な休日をまる一日使ってしまうこともあります。さらにそれでも作業が終わらないこともざらです。

そんな厄介なシロアリ駆除も。プロの業者であれば素早くかつ正確な作業が期待できます。
駆除に使う道具は業者でしか手に入らないものを活用しているため、なかなか駆除しにくいところにいるシロアリも確実に駆除します。

・自分であれこれ準備する必要がない
個人でしっかり対策をしようとすると、薬剤の効果や使い方を調べたり、毒エサの設置作業をしたりと、何かと面倒な作業が多いです。
業者であれば電話1本で自宅へ駆けつけてくれるので、道具を買うなどの準備をする手間が省けます。

・アフターサービスも受け付けている
一度駆除してからも、しばらくしてシロアリが発生することもあります。
そうしたことを考えて、業者によっては再発した際の無償駆除サービスを実施しているところもあります。
アフターサービスには保証期間がありますので、事前に確認しておきましょう。

5.大量発生したシロアリの駆除費用はいくら?

具体的な費用相場

シロアリ駆除の費用相場のイメージ写真

自宅で大量発生したシロアリを駆除してもらう際に気になるのがその費用。
シロアリ駆除にかかる費用の相場は次の通りです。

・ベイト工法:4,000~8,000円(1mあたり)
・バリア工法:6,000~10,000円(坪単価)


シロアリ駆除のやり方によってかかってくる費用が異なります。
また、被害の状況や自宅の環境次第では金額がさらに高くなることもあります。
さらに業者に自宅まで駆けつけてもらうときに、業者の作業所から自宅までの距離が遠いと出張費用が高くつきます。

シロアリ駆除にはそれなりの金額がかかりますが、費用を安くできる方法がありますので、ご紹介します。

まず一つは、複数の業者の見積もりを見比べる方法です。
ほとんどの業者では、正式に依頼する前に詳細な見積もり金額を提示してくれます。
最低3社以上から見積もりを取っておくと、お住まいの地域の費用相場が把握しやすくなります。

また、見積もりをとっておけば、競合他社と価格交渉する際の材料に利用できます。

もう一つは、お得な割引キャンペーンをやっている業者を検索してみることです。
期間限定割引やインターネット申し込み限定料金などが適用できる業者もあります。
ただし、こうしたキャンペーンには適用条件がありますので、事前に確認しておきましょう。

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