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メジロによる果樹園の被害とは?対策方法などもご紹介します

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.11
メジロによる果樹園の被害とは?対策方法などもご紹介します

メジロは体長約11cmほどで、スズメよりも小さい鳥です。力もそれほどではなく、果樹を好んで食べはするものの、力がないため皮が破れず、被害が大きくなることも少ないでしょう。
しかし、ムクドリやヒヨドリの食べた跡を利用して食べる可能性があるため、注意が必要です。
この記事ではメジロの被害事例や対策について解説します。

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1. メジロによる被害事例①

被害①:この鳥は、他の鳥が食べた果樹のあとを食べることが多い

桜の木の枝にとまっているメジロの写真

メジロの被害事例としてあげられるのは、他の鳥が食べた果樹を食べるケースです。

この鳥は体長11cmほどで、クチバシも1cmほどしかない小さな鳥です。目の周りに輪っかのような模様があるのが特徴です。
スズメよりも体長が小さいため、被害といっても大きなものはありません。

甘い果樹を好む習性があり、柿や梨、りんご、柑橘系の果物なども食べる可能性があります。
ただし、この鳥はクチバシの力が弱く、果物の皮を破れないことが多いため、他の鳥の食べ残しなどを食べることがほとんどなので、自分単体では被害を出すことはありません。

そのため、この鳥の被害が起こっている場合の対策としては、ヒヨドリやムクドリといった他の鳥が果樹を食べないように対策をすることが効果的と言えるでしょう。

2. メジロによる被害事例②

被害②:この鳥単体での被害はほとんどないが、愛玩目的で飼うには注意が必要!

木の枝にとまっているメジロの写真

メジロは10cmほどの小さな鳥で見た目にも愛らしいため、愛玩目的に買いたいという人も少なくありません。
しかし、勝手に飼育するのは、鳥獣保護法によって禁止されているため、勝手に保護すると、100万円以下の罰金や懲役などを課せられてしまう可能性があります。

どうしても飼いたい場合は、捕獲許可と飼養登録を行う必要があります。
ただし例外があり、弱ったメジロを保護するといった目的がある場合などは特別許可が認められるため、違法ではない場合もあります。
しかし、複数羽の飼育は原則認められておらず、捕獲許可と飼養登録は必須のため、こっそり飼うなどは避けましょう。

また、被害にあうからと言って勝手に駆除するのも鳥獣保護法違反に該当するため、避けましょう。

3. メジロへの対策方法①

対策①:果樹園での被害を抑えるためにはムクドリやヒヨドリ対策が効果的

メジロに食べられた柿の写真

この鳥の果樹園での被害を防ぐためには、ムクドリやヒヨドリなどの別の鳥の対策を行うことが効果的です


具体的な対策としては、防鳥ネットを張り巡らせることがおすすめです。
防鳥ネットを張り巡らせれば、他の鳥たちが侵入してくることはなくなるため、被害を抑えられるでしょう。

メジロそのものは体長11cmほどと小さいので、防鳥ネットを張っても侵入される可能性がありますが、他の鳥が入れない状態であれば、被害がおよぶ可能性はかなり抑えられます。
ただし、果樹園は面積が広く、果樹全体を防鳥ネットでカバーするのは時間も費用もかかるため、対策が難しいことも多いでしょう。

そのような場合には、ポリエステル製の袋で袋かけを行ってカバーする方法が効果的です。
ポリエステル製の袋は鳥のつっつきに強く、被害を大幅に抑えられます。
そのため、コストを抑えたい場合はこのような対策がおすすめです。

4. メジロへの対策方法②

対策②:爆音機などの防鳥対策は一時的な効果しかないため、市役所への相談も選択肢

メジロと食べられた柿の写真

この鳥による果樹の被害を抑えるためには、爆音機や防鳥テープ、模型などによる対策も効果がありますが、一時的な効果しか期待できません。

ムクドリやヒヨドリは学習能力があり、何回もこれらの対策を行われていると、慣れや学習によって効果が十分に発揮されなくなります。どうしても被害が抑えられない場合はまず市役所に相談しましょう。
これらの鳥たちは鳥獣保護法の対象のため、被害があった場合でも、個人の判断で捕獲できません。勝手に捕獲すると、100万円以下の罰金や懲役の対象になることもあります。ただし、許可が出れば害鳥駆除業者への依頼が可能になります。狩猟免許を持っていれば本人による捕獲も可能になるでしょう。防鳥ネットでの対策や袋かけでの対策が難しい場合はこれらの対策も選択肢でしょう。

ムクドリやヒヨドリの対策を中心に紹介しましたが、メジロ単体で果樹に被害をもたらす可能性はほぼなく、それ以外の被害を及ぼすこともほぼありません。そのため、メジロそのものにそれほど目くじらを立てる必要なく、放置していても問題ないでしょう。

5. まとめ

メジロは力が弱く対策は不要!果樹被害はムクドリやヒヨドリ対策を!

木の枝にとまっているメジロの写真

この記事ではメジロの被害事例や対策について解説しました。

この鳥は体長がスズメよりも小さく力も弱いため、単体で被害を及ぼすことはほぼありません。
しかし、果樹を好み、他の鳥が食べた跡から果樹を食べることがあります。そのため他の害鳥の対策をすることが、メジロ対策にもつながります。

この記事を参考に果樹への被害を最小に抑えましょう。

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