屋根に鳩が来なくなる方法は?鳩が屋根に来る理由と対策について
公開日:2023.8.7 更新日:2024.4.22
屋根に鳩が来ることで鳴き声による騒音や糞害に悩まされる場合は早めに対応したほうがよいでしょう。
鳩はなぜ屋根に集まるようになるのでしょうか?
今回は鳩が屋根に集まる理由や注意点、鳩が屋根に来なくなるための方法をご紹介します。
屋根に鳩が来ることで鳴き声による騒音や糞害に悩まされる場合は早めに対応したほうがよいでしょう。
鳩はなぜ屋根に集まるようになるのでしょうか?
今回は鳩が屋根に集まる理由や注意点、鳩が屋根に来なくなるための方法をご紹介します。
鳩が屋根に集まる理由は、次のような理由があります。
・高所のため比較的安全
高い屋根の上は、鳩にとって外敵となるネコやヘビの被害から身を守ることができます。
そのため鳩にとって身を休めるのに最適な場所は屋根の上といえるでしょう。
・営巣場所を探している
鳩は屋根の上から周囲を観察し、身を守るための安全な場所を探しています。自宅の屋根が安全な場所と認識された場合は、巣作りされる可能性があります。
また、鳩は場所への執着心が強い習性があり、一度その場所を気に入ると何度もやってきたり仲間を呼んで集団で飛来してきたりすることもあります。
・ソーラーパネルがある場合は身を隠す場所として最適
屋根にソーラーパネルがついている場合は、タカなど空から狙われる外敵からも身を隠すことができるため、鳩の格好の隠れ場所となります。
鳩は4センチ程度の隙間があれば侵入できるといわれており、ソーラーパネルと屋根の狭い隙間は身を守るには最適な環境なのです。
自宅の屋根に巣を作られると鳴き声による騒音や糞の被害に悩まされることもあるでしょう。鳩が頻繁に来るようになったと感じるときには、早めに対策を講じることをおすすめします。
鳩が自宅の屋根に頻繁に来るようになったと感じるときに、もし屋根にソーラーパネルの設置がされている場合は特に注意が必要です。
ソーラーパネルと屋根の隙間は、雨風を防ぐことができ、外敵から身を守ることもできるため、鳩にとって安全な隠れ場所となります。
一度鳩にとって安全な場所と認識されると、その場所に巣を作られてしまう可能性があります。
巣を作られてしまった場合に、巣のなかに卵があったりやヒナがいたりすると、鳥獣保護法により勝手に駆除することができません。
この場合、卵からヒナが生まれて巣立つまで、1ヶ月ほど被害に耐えなければならないケースもあり、そうなる前に対策したほうがよいでしょう。
ソーラーパネルと屋根の隙間に巣が作られてしまった場合、鳴き声の騒音による被害だけでなく、糞による被害でソーラーパネルが劣化する原因にもなります。
傷んだソーラーパネルは、清掃、修理、交換など状況に応じて対処が必要になり、高額な修理代がかかる恐れもあります。
糞害によるソーラーパネルの劣化に陥らないためにも、屋根に鳩が頻繁に来るようになったと感じるときには、巣を作られる前に早めの対策を講じるようにしましょう。
鳩が屋根に来なくなるようにするためには、様々な対策方法があります。
以下に主な対策を挙げてみました。
・バーネット(防鳥ネット)
バーネットはソーラーパネルと屋根の隙間に鳩が侵入しないように隙間をふさぎ、巣を作らせないようにするためのネットです。
・忌避剤
忌避剤は鳩の嫌がる臭いで鳩を寄せ付けなくするものです。屋根用ではスプレータイプが使われることが一般的です。
・ワイヤー
鳩がとまる場所にワイヤーを張ることで、羽などにワイヤーが当たることを嫌がり鳩が来なくなります。
・電気ショック
電気ショックは、微弱電流を流し鳩を驚かせることで鳩を撃退する方法です。鳩がとまる場所に電極を設置し、鳩がその電極に触れると弱い電気ショックを与え鳩が来ないようにします。
これらの対策の中でも、特に電気ショックが効果的と言われています。
鳩は場所への執着心が高く、同じ場所に戻ってくる習性があります。また、鳩は非常に学習能力が高い習性があります。
この習性を逆手にとり、戻ってきた鳩が何度か電気ショックを感じることで、「ここは危険な場所」と学習し、来なくなるのです。
屋根にソーラーパネルの設置がされている場合は、電気ショックシステムを比較的簡単に設置できます。鳩除け対策で電気ショックを検討する場合は、専門の業者に相談してみることをおすすめします。
鳩が屋根に頻繁に来るようになって悩んでいるときには、駆除を行いたくなることもあるでしょう。
とくに巣を作られてしまったときには、鳴き声による騒音や糞の被害に悩まされることもあるかと思います。
鳩の駆除を行う前に「鳥獣保護法」という法律を覚えておくことをおすすめします。
鳥獣保護法とは、鳥や哺乳類などの一部の動物を勝手に捕獲したり殺傷したりしてはいけないと定めた法律です。鳥獣保護法の対象には鳩も含まれており、勝手な駆除は法律で禁止されています。
もし自宅の屋根に鳩が巣を作ってしまっても、被害を及ぼしている鳩はもちろん、雛や卵の駆除を行ってはいけません。
勝手に捕獲や殺傷してしまうと、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられます。
罠を仕掛けて鳩を捕獲することや、殺処分を行うことは絶対にやめましょう。
鳩の被害の対策としてできることは、巣を作られて被害が拡大する前に家に来ている鳩を追い払い、その後再び来ないようにすることが最も効果的といえます。
もし巣が出来てしまって被害に悩む場合は、自分で捕獲や駆除を行わず、専門の事業者に相談することをおすすめします。
自宅の屋根に鳩が巣を作ってしまう前に、早めの対策を講じるようにしましょう。
自宅の屋根に鳩が集まるときには、まずはその頻度や状況をよく確認してみてください。
場合によっては事業者に駆除を依頼する必要性が出てくるため、現状を正しく把握し適切な対応を取るようにしましょう。
・少し立ち寄った程度
羽を休めるために立ち寄った程度に見える場合はまだ被害は低いでしょう。この場合、時間帯は昼間で滞在時間は短いことが特徴です。
・滞在時間が長い
鳩の滞在時間が長い場合は、その場所がある程度安全な場所と認識されている可能性があります。このときには巣を作れる場所を探している段階のため、滞在時間が長いことが特徴です。
・ねぐらにされている
鳩にとって安全で居心地がよい場所と認識されると、ねぐらにされることがあります。この場合、昼間だけでなく早朝や夜でも鳩の姿を見かけるようになります。
・巣を作られている
ねぐらとして安全と認識されると、巣を作って生活するのに適した場所と判断されてしまうこともあるでしょう。
産卵や子育ての場として使われると、駆除の難易度が上がるため注意が必要です。
少し立ち寄った程度や昼間の滞在時間が長い段階では、対策を講じることで鳩が寄り付かなくなることもあります。
ねぐらにされていたり、巣を作られてしまっている場合は、自分で駆除を行うことは困難です。鳩駆除のプロに任せることをおすすめます。