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ペット火葬でのトラブルに注意!事例やトラブル回避の方法などを解説

公開日:2024.1.31 更新日:2024.4.22
ペット火葬でのトラブルに注意!事例やトラブル回避の方法などを解説

ペットを飼っている方の中には、ペットにもしものことがあったとき、火葬を検討している方もおられるでしょう。しかし、ペット火葬の依頼先によっては事業者とのトラブルが発生することも少なくありません。

この記事では、ペットの火葬についてどのようなトラブルが起きているのか、トラブルを防ぐにはどうすればいいのかなどを解説します。

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1.ペット火葬はトラブルが多い?

中には悪徳な事業者も存在する

眠る犬を撫でている写真

多くのペット葬儀事業者は専門知識と技術を有するスタッフにより、心のこもった丁寧な対応をしてくれます。
しかし、残念ながらすべての事業者が高いレベルを保っているわけではなく、中には不適切な対応をしたり、不正行為を働いたりする悪徳な事業者も存在します。

これは、ペットの人気が高まり火葬の需要が増加したことを背景に、十分な知識や経験がないにも関わらず市場に新たに参入する事業者が増えているためです。
ペット葬儀社は開業する際に行政への届け出が必要ない点もこういった悪徳事業者をはびこらせてしまう要因となっています。

需要が高まっている一方で比較的新しい業界であるペット火葬業界では、依頼者自身がサービスを提供する事業者の情報や評判を事前にしっかりと調べることが重要です。

また、ペット葬儀事業者と依頼者間での誤解やコミュニケーション不足がトラブルの原因となることも多いです。
これは、ペットが亡くなって初めてペット葬儀事業者について調べる飼い主が多いといった実態に所以します。

ペットの死は非常に感情的な体験であり、多くの飼い主にとって大きな悲しみやショックをもたらします。このような状況では、飼い主は冷静な判断ができなくなり、重要な細部や条件の確認を見落とすことがあります。

また、ペットの遺体の取り扱いを迅速に決める必要があるため、十分な時間をかけて事業者を選ぶことが難しくなります。
そしてペットの死について考えたくないという心理から、火葬のプロセスや遺骨の取り扱いについて詳細な質問を避けることも考えられます。

これらの要因は、誤った事業者の選択やサービス内容の誤認につながり、結果としてトラブルに発展する可能性があります。
このため、ペットの火葬に関しては、事前に慎重に情報を集め、可能であれば他の家族や友人の助けを借りることが大切です。

関連記事:ペットの終活とは?目的やどんなことをするのかなどご紹介します!

2.ペット火葬のトラブルの具体例①火葬のやり方に関するトラブル

確認ミスによるトラブルも多い

ペット用の骨壺の写真

ペットの葬儀には人生でそう何度も立ち会うものではないだけに、トラブルになりやすいことも分かりにくいといえます。
そのなかでもよく聞くのは、火葬についてのトラブルです。

▼火葬方法を間違うトラブル
個別でのペット火葬を依頼していたにも関わらず、他の動物たちと一緒に行われる合同火葬が執り行われてしまうといったトラブルも存在します。合同火葬では、他のペットの遺骨と混ざり合ってしまうため、返骨が不可能です。
このようなトラブルの発生原因としては、火葬方法の確認ミスのほか、悪徳業者が費用節約のために意図的に合同火葬を選択するケースがあります。

▼遺骨に関するトラブル
遺骨を預かって火葬するサービスを行う事業者によくあるトラブルで、ペットを預けた後、実際には火葬されずに別のペットの骨が戻ってくる事例が報告されています。
また、遺骨の返却を期待していたにも関わらず、結果として返却されないことも珍しくありません。

遺骨に関するトラブルの主な原因は、火葬費用を騙し取ろうとする悪徳業者にあります。しかし、すべてのトラブルがこのような事業者によるものではなく、遺骨の返却の有無を事前に十分に確認せずにサービスを依頼することが問題を引き起こすこともあります。
返骨してもらいたい場合は、依頼前に事業者が確実に返骨を行うかをしっかりと確認する必要があります。

▼副葬品を断られるトラブル
ペットの火葬を執り行う際に、これまで愛用していたおもちゃや首輪などの思い出の品を棺の中に入れたいという人は多くいますが、これらを断られてしまうケースもあります。
ただこれには理由があり、おもちゃや首輪がプラスチックや金属製の場合、棺に入れて火葬すると有害物質が発生する恐れがあるからです。なかには、プラスチックや金属が溶けて燃え残り、遺骨に付着することもあります。
このような事例が多いことから、プラスチックや金属が使われている副葬品は棺に入れることができないという規定を設けている事業者が増えています。

火葬の際には事前に棺の中に入れるもので禁止されている素材をリスト化しているところもありますし、事前に説明をしてくれる事業者もあります。
このようなトラブルは、事前にしっかりと確認しておくことで防ぐことが可能です。大切なペットの火葬を悔いなく行うためにも、葬儀の内容を必ず事前に確認するようにしましょう。

3.ペット火葬のトラブルの具体例②お金に関するトラブル

法外なお金を請求された事例も

悪徳事業者の金銭トラブルのイメージ写真

ペット火葬のトラブルで最も多いのが金銭トラブルです。
ペット火葬事業者を探すときは、多くの人がホームページなどで探すことが多く、記載されている情報を信用して契約をします。
しかし、悪徳業者の場合、火葬当日に追加料金を請求してきて、最終的に見積額とは全く異なる多額の請求を行うといった手法を取ってくることがあります。

悪質なのがその手口で、ペットを火葬炉に入れてから料金を請求するため、費用に納得がいかない場合でも中断することが難しく、飼い主側としても拒否ができなくなり、追加費用を支払わざるを得なくなるような状況を作ってきます。
仮に支払いを拒否すると、ペットを生焼けの状態で返すと脅したり、遺体や遺骨そのものも返さないというような暴挙に出ることが多いようです。

一方で、火葬が終わった後も個人情報を利用して、頻繁に電話やお手紙、メールといった連絡手段を使い、高額な寄付を迫ってくるケースも発覚しています。

このようなトラブル事例に多いのは、やり取りが口頭のみだったり、個人事業者だったりするようです。万が一トラブルになった際にも、言った言わないでは証拠がないため、被害に遭ったのにも関わらず泣き寝入りというケースも見受けられます。
事前に見積もりができる場合は必ず依頼をし、口頭のみで話を進める場合はトラブルにならないように証拠が残るようなやり取り(書面やメールなど)を利用しましょう。

4.ペット火葬のトラブルの具体例③ペット火葬車に関するトラブル

煙や臭いで近隣トラブルに発展することも

火葬の際に出る煙の写真

ペット火葬車とは、車に火葬炉を装備したものであり、自宅やその近隣まできてくれて火葬を行ってくれます。
日中仕事をしていて火葬に時間が取れない場合、急いで火葬をして欲しいときにも対応してくれるため、便利さも相まって広く導入されています。
ただし、このペット火葬車によるトラブルも一部存在しているため、飼い主にとっては注意が必要です。

トラブルとして多いのは、「臭い」「煙」「熱風」の3点。
火葬車にも種類があり、古いものや安全性に問題があるような火葬車であると、高温の排熱や身体に有害な煙が排出されます。
新しい火葬車だと比較的臭いや煙などが軽減されているようですが、それでも近隣の人とのトラブルはゼロではないでしょう。どのように感じるかは個人差があるからです。

また、火葬にはおよそ30分~2時間半ほどかかります。その点も考慮して、火葬場所を選択する必要があります。

一般的には、近くに建物がない広い場所で火葬を行うように推奨されていますが、お住まいの地域によってはそのような場所がなかなか見当たらない場合も当然あります。
コインパーキングのようなところで許可を得ずに行うことはトラブルの原因になります。

5.ペット火葬のトラブルを回避するための業者選びのポイント①事前に時間をかけて調べておく

万が一のことが起こる前に事前に調べておくことが大切

事業者選びのイメージ写真

トラブルに見舞われないためにできることは、事前にペットの火葬について調べておくことです。
情報を得て、正しい知識を身につけていくことは、トラブルを防止することにつながります。

ペットの火葬というと、いざそのときが来て慌てて事業者選びをすると失敗する可能性がどうしても高くなってしまいます。それは、比較する時間もなく、空いている業者を急いで選んでしまうからといってもいいでしょう。

普段通っている動物病院の先生が勧めてくれたところにする、料金が安いところにするなど、安易な選び方はしない方がいいでしょう。
悪徳業者ではなかったとしても、自分が思っていた火葬ができない可能性があるからです。

まずは、ペット火葬を行っている事業者のホームページなどで火葬プランや火葬料金を確認するようにしましょう。
加えて、会社概要もチェックするようにしてください。運営している会社の住所、電話番号、責任者の氏名が記載されているかを調べて、会社の所在地をGoogleマップなどで検索してみましょう。
ペット火葬事業者のホームページに、実際どのような火葬を行っているかの写真や在籍している社員の写真、供養の様子が掲載されているようなところが安心です。

また、どのような火葬をしたいのかは、飼い主によっても差があると思われます。考えている火葬内容や予算もはっきりしておくことが必要です。

ペットが亡くなってから考えるのは時間的な余裕もありませんし、なによりも精神的に余裕がない状態となり、的確な判断ができない場合もあります。

6.ペット火葬のトラブルを回避するための業者選びのポイント②複数の業者を比較する

信頼できそうな業者をいくつかピックアップしておく

ペット火葬を行う事業者の絵

ペット火葬について調べていくと、火葬方法も料金もそれぞれの業者によって差があることが分かります。
火葬の種類もさまざまで、火葬車で行う場合もあれば、合同火葬、個別一任、個別立ち合いなどがあります。事業者によって取り扱っている火葬方法が選べる場合もあれば、ひとつの方法に限定している場合もあるようです。

また、ペットの火葬だけを行う事業者からその後の供養を行ってくれるところ、ペットロスなどにも配慮しているところなど、それぞれの事業者にも個性があります。
納得のいくペット火葬をしたいのであれば、ある程度調べた上でいくつかの業者を事前にピックアップするようにしましょう。

それぞれの業者の口コミをチェックすることも大事です。たとえ悪い口コミが入っていたとしても、それに対して誠実な対応で返信をしている業者であれば信頼が置けそうです。
一つひとつの仕事に対して聞きたくないことでも対応してくれる業者というのは、ペット火葬に限らず、信用できるといえるでしょう。

時間が許せば、実際に事業者に足を運んでみるのもおすすめです。
家族の一員でもあるペットの火葬は納得のいく形で行えるように事前に準備しておくことが後悔のないお別れにつながります。

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