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自治体で行うペット火葬とは?民間との違いや注意点について

公開日:2022.10.17 更新日:2024.4.9
自治体で行うペット火葬とは?民間との違いや注意点について

愛するペットが亡くなったときのお見送り方法として一般的な火葬。
そんなペットの火葬について考える際に、自治体と民間でどちらに頼むべきか悩まれる方も多いと思います。

今回この記事では、ペット火葬における自治体と民間の違いや、ペット火葬を依頼する際の注意点などをご紹介します。
この記事を参考に、ご家族が納得したところに依頼をして、大切なペットを心を込めてお見送りしてあげてくださいね。

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1.自治体で行うペット火葬とは?

民間との違い

飼い主を見ているペットの犬の写真

ペット火葬については、民間業者以外に自治体でも受け付けています。
ただし、自治体にてペット火葬を行う場合はいくつか注意すべきことがあります。

①考え方の違い
自治体では、大切なペットであっても、ほかの野生動物と同じようにご遺体は一般廃棄物と見なして処理されます。
一般廃棄物とはすなわちゴミのことで、できる限り廃棄物が残らないように焼却処理され、最終的に埋め立て処理されます。
そのため、供養をするといった考え方ではそもそもないです。

②対応できる火葬方法の違い
ペット火葬の火葬方法の種類として、主に他のペットと一緒に火葬する「合同火葬」と個別で火葬する「個別火葬」が存在します。
合同火葬の場合は、他のペットの遺骨も混じってしまうことから、遺骨を拾うのは不可能です。

ほとんどの自治体では合同火葬が一般的なペット火葬方法となっています。また、自治体によってはゴミと一緒に焼却されることもあります。

③ペット火葬の受付時間
ほとんどの自治体では、市役所などと同様に平日の限られた時間のうちでしか対応していません。
民間業者であれば、24時間365日受け付けているところもあります。

④ペット火葬にかかる費用
民間業者に比べて自治体の方がペット火葬にかかる費用を抑えることができます。
自治体の場合は、お住まいの自治体にもよりますが、費用相場はおよそ1,000円~10,000円ほど。

民間業者の場合は、選択したプラン等にもよりますが、15,000円~60,000円ほどが相場となります。当然ですが、手厚くお見送りしようとするほど、費用は高くなります。

2.自治体と民間のペット火葬で迷ったら

ペットのお見送りのうえで、何を重視するか

ペットの猫を抱き上げる女性の写真

自治体と民間のどちらに頼んだらいいか決められない場合は、ご自身やご家族がペットを見送る際に何を重視するかで決めるのもよいでしょう。

①費用を安く抑えたい
何よりも費用の安さを重視される場合は、自治体へ依頼することをおすすめします。
火葬ができさえすれば形にこだわらない、火葬前にきちんとお別れができているので後悔はないといった方はこちらを検討してみてください。

②しっかり供養したい
しっかりとした供養を重視される場合は、民間で行っている個別火葬をおすすめします。
個別火葬であればペットのご遺骨が返却されるので、そちらのご遺骨をペット専用の墓地に入れたり、自宅で手元供養したり、遺骨をアクセサリーに入れて肌身離さず供養できたりと、ご自身にあった方法でしっかりとペットの供養が可能です。

ただし一部の自治体では個別火葬も実施している場合がありますので、ホームページにて確認しておくことをおすすめします。

③火葬の日取りを自由に決めたい
ペット火葬をの日取りを重視される場合は、民間業者をおすすめします。
業者によっては、土日祝日や夜遅い時間、早朝など、いつでも対応してくれるので、ご家族のお休みに合わせて、みんなでお見送りをすることが可能です。

また、民間の業者の中でも、ペット霊園と訪問火葬業者では行っているサービスが異なります。
ペット霊園では、火葬から供養まで一括で執り行ってもらえますが、多くの場合ペットのご遺体をご自身で運ばないといけません。
自家用車をお持ちであれば問題ありませんが、タクシーや公共交通機関を使わなければいけないとなるとニオイなどが心配になってしまいますよね。

反対に訪問火葬業者であれば、ご自宅などの指定された場所に火葬炉が積まれている車を用意してもらい、そこで火葬が執り行われます。
移動の手間や時間がかからないので、ペットとのお別れに気持ちを集中させることができます。
また、生前一緒に過ごしてきた自宅で火葬を執り行うことができるのが大きなメリットです。
自宅以外でも火葬は可能なので、ご依頼の際に相談してみてください。

3.自治体にペット火葬を依頼した場合の流れ

自治体にペットの合同火葬を依頼する際の流れ(例)

ペットのウサギに餌をあげている写真

自治体にペット火葬を依頼する際は、お住まいの自治体のホームページなどでその流れを確認しておきましょう。
自治体によっては、事前の申し込みが必要な場合があります。

ここでは、自治体にペット火葬を依頼する際の流れの例をご紹介します。

1.予約が必要な場合は、お住まいの環境事業センターへ電話またはメールで申し込む。

2.ペットのご遺体を段ボールやビニール袋等に納めて、火葬場に運ぶ。収集に来てもらう場合は、その時間に合わせて用意しておく。
※首輪など燃えないものは一緒に入れないようにする。

3.委託業者により合同焼却処理が行われ、骨はほどんと残らず灰になります。わずかに残った灰は埋め立て地に運ばれます。

4.現金で火葬費用を支払う。

4.ペット火葬後に必要な手続き

ペットの種類によっては死亡届の提出が必要

ペットの犬に寄り添う男性と女性の写真

ペットの品種によっては火葬以外にも市役所で行う手続きがあります。

ペットが犬の場合は、死後30日以内にお住まいの自治体の保健所に廃犬届を提出し、登録を抹消しなければなりません。

近年ではインターネットにて申請を受け付けている自治体もあります。ペットの死亡届の届出にあたって必要な情報としては以下の通りです。
・飼い主の住所
・飼い主の氏名
・愛犬の死亡年月日
・登録番号

登録を抹消しておかないと、「狂犬病ワクチン接種の案内」や「ワクチン接種の督促状」が自宅に届いてしまいます。

もし亡くなった愛犬が血統書付きであった場合は、血統書登録を抹消する手続きも済ませておかなければなりません。
血統書の裏面に死亡年月日と飼い主の氏名住所を記載した上で、当該する犬種団体に送付します。

もし生きていた証として血統書を手元に置いておきたい場合は、団体に連絡することで保管が認められることがあります。

なおマイクロチップに愛犬の情報を登録されている場合は、日本獣医師会から発行された登録通知完了ハガキを添付し、日本獣医師会に連絡します。

ちなみに猫など他のペットについては市役所での手続きは不用です。
ただしマイクロチップに情報が登録されている場合は、犬と同様に日本動物保護管理協会に亡くなったことを報告する必要があります。

5.ペット火葬はペット葬儀社に依頼することをおすすめします

きちんとしたお見送りをしたいなら、ペット葬儀社へ

上を見上げるペットの猫の写真

自治体でもペット火葬は行えますが、多くの自治体のホームページには、「埋葬、ご供養をご希望の場合は、民間の動物霊園等にご依頼ください。」といった旨が記載されています。
つまり、大切なペットをしっかりと供養したいとお考えの飼い主の方は、どうしても費用を抑えたい場合を除いては、民間のペット葬儀社に依頼することがおすすめです。

ペット葬儀社であれば、豊富なプランが用意してあるので、ご家族のニーズに合わせてプランをカスタマイズすることも可能です。

ただ業者によっては信頼できるところとそうでないころが存在するのが現実です。信頼できる業者を選ぶポイントは次の通りです。

・実績が豊富である
業者の実績を確認するためにはその創業年数を見ておきます。
最低でも創業から3年以上経過している業者であれば安心して依頼することができます。

・料金が明確であるか確認する
悪質な業者を選ばないためには料金体系をきちんと確認することが大切です。
プランや料金総額が記載されているかを確認し、わからないことがあれば積極的に質問しましょう。

・安心して任せられるスタッフが在籍している
大切なペットをお見送りするので、安心して任せられるスタッフがいるかどうかも重要です。
実際に接してみて丁寧に対応してくれるところほど、きちんと葬儀を執り行ってくれます。

・小型動物にも対応している
ハムスターやインコといった小さな生き物ですとご遺骨が残りにくいことがあります。
小型動物の骨が残りやすい小型炉を用意しているかどうか葬儀社に確認しておきましょう。業者によっては小動物の遺骨を残せる大型炉を用意しています。

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