文鳥を火葬するには?火葬の流れや業者選びのポイントについて
公開日:2021.11.30 更新日:2024.4.10
大切に飼っていた文鳥をきちんとお見送りするためには、火葬をやっておく必要があります。しかしどのような手順で火葬すればいいかわからない方も多いと思います。
そこで今回は文鳥の火葬について解説します。流れはもちろん、業者の選び方についてもご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
大切に飼っていた文鳥をきちんとお見送りするためには、火葬をやっておく必要があります。しかしどのような手順で火葬すればいいかわからない方も多いと思います。
そこで今回は文鳥の火葬について解説します。流れはもちろん、業者の選び方についてもご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
亡くなった文鳥をお見送りする方法としては、火葬と土葬があります。小さい生き物であることから、土葬を選択しようと思っている方がいる一方で火葬にしたいという方もいらっしゃいます。
ここでは文鳥の火葬を行うメリット・デメリットについてご紹介します。
・火葬を行うメリット
火葬をするメリットとして大きいのが、土葬と比べても埋葬に関するトラブルが少ないこと。
土葬を選択する場合、自宅の庭以外の土地になりますと「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に抵触する可能性があります。
余計なトラブルを回避するためにも、文鳥の火葬を選択するのが無難なケースが多いです。
また、火葬せずに埋葬した場合、野生動物に掘り起こされてしまう恐れも。
そのほか、最近ではペット葬儀業者でも火葬を扱っている業者が多く、火葬に関する相談にも気軽に応じてもらえます。
・火葬を行うデメリット
デメリットとしては費用のことが挙げられます。土葬する場合と比べても業者の手間がかかることから、どうしても費用が割高になります。
また、文鳥はほかのペットと比べても火葬に関する制約が多いこともデメリットとして挙げられます。
お住まいの地域によっては火葬場所にて鳥類の火葬を受けつけていない場合もあります。火葬する際にはその場所が鳥類に対応してくれるか確認しておきましょう。
大切な文鳥が亡くなってから火葬が終わるまでの流れを解説します。
ちなみに具体的な流れは火葬方法によって多少異なります。ここでは、個別立ち合い葬と訪問火葬それぞれのケースをご紹介します。
・遺体をケアしておく
亡くなった直後の遺体は時間とともに腐敗が進んでいきます。亡くなってすぐに火葬を行うのが難しい場合は、速やかに遺体をケアしてあげるようにしましょう。
まずタオルを使って文鳥の遺体をきれいにしておきましょう。
翼や嘴、目を閉じておき、寝ている状態にしてあげます。そのあとは遺体の腐敗が進まないようにドライアイスや保冷剤で体を冷やします。
なお、遺体は涼しい場所に安置しておくようにしましょう。
そのあとは葬儀社に連絡します。
・個別立ち合い火葬の場合
まずペットの遺体とともに葬儀会場へ向かいます。業者によってはお迎えサービスを行っているところもあります。
会場では読経が行われ、火葬前には最後のお別れをします。
火葬が終わったら、ご家族によって収骨から納骨までを実施します。
・訪問火葬の場合
火葬設備がある車とスタッフが自宅に訪問します。ここでスタッフから葬儀の流れについて説明があります。
最後にお別れをしてから、移動車にて火葬が執り行われます。
文鳥の火葬を考えるうえで気になるのが、火葬してから遺骨がきちんと残るかどうかということ。
体が小さい生き物であることから火葬することにためらいのある方もいらっしゃいますが、火葬方法によっては小鳥でもしっかりと遺骨を残してもらうことができます。
火葬方法では合同火葬と個別火葬がありますが、合同火葬ですと他のペットと一緒に火葬を執り行うため遺骨がどうしても残らなくなってしまいます。
その点、個別火葬であればきれいなくちばしを含めて火葬後もしっかりと遺骨を残してもらえます。
下顎とクチバシが離れてしまう場合があるものの、頭にクチバシがついている状態で納骨していただくことができます。
なお火葬にかかる時間は通常20~30分程度となりますが、火加減を上手く調整することで骨が残りやすくなります。
火葬が終わってからの遺骨については、ご家族がご自宅まで持ち帰ることが可能です。
もしご自宅にて供養するスペースを設けることができない場合は、ペット専用の納骨堂や霊園にて納骨していただくことができます。
きちんと遺骨を残しておきたい場合は個別火葬を選択されることをおすすめします。
文鳥の火葬について気になるのが、いつまでにやるべきかということ。これは文鳥に限らず、どんなペットの葬儀に関しても言える重要なことです。
ペットの葬儀はなるべく早めに執り行うことを推奨します。火葬までの時期が延びるほど遺体の腐敗は進んでいき、その分ご家族がケアを行う負担がかかってしまいます。
大切なご家族であるからこそ、生きていた時の姿をとどめた状態でお見送りしたいですよね。
ドライアイスもしくは保冷剤を使って体を冷やす場合は、火葬するまでに4~5時間程度安置しておくことができます。
もし冷蔵庫にて遺体を安置しておく場合は、1週間から2週間程度は腐敗せずに済みます。
ただし、長く安置しておくと飼っていた方の精神面でのストレスになるので葬儀の準備は早めに済ませてしまいましょう。
また、亡くなった文鳥の状態も火葬を執り行う時期を判断する上で重要です。外傷や腫瘍がある場合や夏場などは腐敗が進みやすくなります。
その場合は長くても3日以内には火葬を執り行うのが望ましいです。
大切なご家族である文鳥の火葬をすぐには行いたくないという方もいらっしゃいますが、期間が長いほど腐敗が進んでしまい、生前の姿が保てなくなります。
安心してお見送りするためにも、なるべく早く火葬をしておきましょう。
大切な文鳥の火葬を専門業者に行ってもらう場合、一番重要となるのが業者選びです。数多くのペット業者がある中でも、小型の文鳥に適したところとそうでないところがあります。
文鳥の火葬をきちんとやってくれる業者を選ぶポイントは次の通りです。
・実績が豊富である
業者選びで一番重要なのが作業実績。業者の実績を確認するためにはその創業年数を見ておきます。少なくとも創業してから3年以上経過しているところであれば安心して依頼できます。
・業者の評判を確認する
優良業者と呼ばれているところは、ほとんどの場合依頼された方から高く評価されています。
業者のホームページや口コミサイトを閲覧してみると、実際に火葬を依頼された方の声が掲載されています。
・経験豊富なスタッフが在籍している
大切なご家族であったペットの供養ですので、安心できるスタッフがいるかどうかも重要。特に体が小さい生き物の遺体は適切に火葬しないと遺骨が残りにくくなります。
・小型炉を用意している
文鳥をはじめとした小鳥の火葬は大型炉よりも小型炉の方が適しています。小型炉ですと火葬しても骨やくちばしがきちんと残ります。
ただ最近の業者で使用している大型炉には小動物の遺骨を残せるように設計されているものもあります。