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玄関の鍵交換を自分でする方法は?失敗しないための手順や費用、注意点を解説!

公開日:2025.10.31
玄関の鍵交換を自分でする方法は?失敗しないための手順や費用、注意点を解説!

「最近、鍵の調子が悪い」「引越しを機に、防犯性の高い鍵に交換したい」。
そう感じたときに気になるのが、玄関の鍵交換は自分でできるのかという点です。

この記事では、DIYで対応できるケースと事業者に任せるべきケースの見極め方に加え、準備・手順・費用の目安・注意点までをわかりやすく整理しています。
ご自宅の状況に合った最適な方法を見つけるために、ぜひ参考にしてください。

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1.玄関の鍵交換は自分でできる?判断基準を解説

自分で交換できるケースと専門事業者に依頼すべきケース

シリンダー錠のついたドアの写真

玄関の鍵を交換したいとき、「自分でできるのか」「業者に依頼するべきか」と迷う方も多いでしょう。結論から言うと、鍵の種類や構造によっては自分で交換できますが、すべての鍵がDIY向きというわけではありません。

一般的な住宅で多く使われている「シリンダー錠(鍵穴部分が独立しているタイプ)」や「面付箱錠(ドアの内側に付けるタイプ)」は、構造が比較的単純でDIYでも対応しやすいです。一方で、「電子錠」や「プッシュプル錠」などの特殊な構造の鍵は、内部構造が複雑で誤った作業を行うとドアや錠前そのものを破損するおそれがあり、専門事業者への依頼が推奨されます。

また、賃貸物件の場合は、鍵が大家さんの所有物にあたるため、交換前に必ず管理会社または大家さんに連絡して許可を得ましょう。無断で交換すると契約違反に該当する可能性があります。

2. 実際にやってみよう!玄関の鍵を自分で交換する手順

DIY初心者でも挑戦できるシリンダー交換の方法

玄関のシリンダー錠の交換のイメージ画像

ここでは、最も一般的な「シリンダー錠」の交換方法を紹介します。
以下の手順は、家庭用ドアの多くに共通する流れです。
ただし、ドアやメーカーによって構造が異なるため、説明書の確認を必ず行いましょう。

手順①:必要な道具を準備する

まず、交換に必要な工具と部品をそろえます。 代表的な道具は以下の通りです。

・プラスドライバー(No.2サイズが一般的)
・マイナスドライバー(細めの先端が便利)
・ペンチまたはプライヤー
・メジャー(寸法を測る)
・軍手(ケガ防止)
・新しい鍵(同型または互換性のあるシリンダー)

■ポイント
交換する前に、ドア側面にある金属プレート(フロントプレート)に刻印されたメーカー名と型番(例:MIWA・GOAL・WESTなど)を確認します。
この刻印をもとに、対応する交換用シリンダーを購入しましょう。


手順②:既存の鍵を取り外す

1.ドアを開けた状態で、側面のフロントプレートを固定しているネジを外します。
2.プレートを外すと、シリンダーを固定しているピンまたは小ネジが見えるので、これをゆっくり緩めます。
3.固定を外したら、外側の鍵穴部分を手で引き抜きます。
4.シリンダーが外れにくい場合は、ペンチなどで軽く支えながら抜くとスムーズです。

■注意
強く引っ張るとドア内部の部品が外れる場合があるため、慎重に行いましょう。
外した部品は、順番が分かるように並べて保管するのがコツです。


手順③:新しい鍵を取り付ける

1.外した位置に新しいシリンダーを、必ず同じ向きで差し込みます。
2.固定ピンまたは小ネジでしっかりと固定します。
3.外したフロントプレートを元に戻してネジを締めます。
4.ドアを閉めずに、鍵の回り具合を数回確認します。

ここで鍵がスムーズに回らない場合は、無理に締め付けず再調整をしてください。プレートやネジを強く締めすぎると、ドアが閉まらなくなることがあります。


手順④:防犯性と動作をチェックする

1.外側・内側の両方から、鍵が正常に施錠・解錠できるか確認します。
2.鍵を抜いた状態でドアがしっかり閉まるか、ガタつきがないかをチェック。
3.不具合がある場合は、ネジや金具を微調整しましょう。

■仕上げのコツ
潤滑剤(シリコンスプレー)を少量吹きかけると、動作がスムーズになります。ただし、オイル系のスプレーはホコリを吸着しやすいため避けましょう。

3. 玄関の鍵を自分で交換する際の注意点と失敗リスク

DIYには想定以上の難しさがある

リスクと書かれた木製のブロックと黒背景の画像

鍵交換は一見簡単そうに見えますが、実際には注意点が多く、失敗するリスクもあります。特に以下のような点に注意が必要です。

・鍵の型番やサイズを誤って購入して取り付けられない
・ネジ山を潰して部品を破損してしまう
・取り付け角度がずれて施錠がうまくできない
・鍵の内部構造を傷つけ、防犯性能が低下する

これらの失敗は、安全性や防犯性に直結します。特に、防犯性能を持つ「ディンプルキー」や「電子錠」では、専門知識や専用工具が必要となり、素人では対応が難しいケースがほとんどです。

鍵交換は“閉まる”ことよりも、“安全に閉じる”ことが重要です。
DIYのリスクを理解した上で、慎重に判断することが求められます。

4. 玄関の鍵交換をプロに依頼するメリットと費用の目安

確実・安全・防犯性の高さで選ばれる理由

鍵業者のイメージ画像①

専門の鍵屋に依頼する最大のメリットは、確実な施工と防犯性能の維持です。
プロは構造を瞬時に見極め、専用工具で精密な位置調整を行います。作業時間も短く、ほとんどの場合30〜60分ほどで完了します。

また、施工後の保証やアフターサポートが受けられる点も安心です。不具合や再調整が必要な場合でも、すぐに対応してもらえるでしょう。

費用の目安は、以下の通りです。
・一般的なシリンダー交換:15,000〜30,000円前後
・ディンプルキーや電子錠の場合:30,000〜60,000円程度

出張費・作業費込みの明朗会計を提示する業者を選ぶのがポイントです。

5. まとめ:玄関の鍵交換は安全性と確実性を重視した選択を

DIYに挑戦するなら慎重な準備を、迷ったらプロへ相談を

鍵業者のイメージ画像②

DIYでの鍵交換は、正しい手順と知識があれば実践可能です。
しかし、作業中のわずかなズレや締め過ぎでも、防犯性能が落ちるおそれがあります。費用を節約したい場合でも、安全性と確実性を最優先に考えることが大切です。

もし「型番が分からない」「外し方が不安」「ネジが固くて動かない」と感じたら、迷わず専門事業者に依頼しましょう。

鍵は家族の安全を守る最後の砦です。確実な施工と安心の保証が得られるプロの力を借りて、快適で安全な暮らしを守りましょう。

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