合鍵(スペアキー)を作りたい! 作成する際の注意点
公開日:2021.10.29 更新日:2025.2.17
「家の鍵がない…」と気がついたときに合鍵がなければ大変なことになるかもしれません。もしもの時のためにも大切な鍵は常にスペアを持っておきたいものです。
この記事では、そんな合鍵を作成する際の注意点をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
「家の鍵がない…」と気がついたときに合鍵がなければ大変なことになるかもしれません。もしもの時のためにも大切な鍵は常にスペアを持っておきたいものです。
この記事では、そんな合鍵を作成する際の注意点をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ですから、鍵の取り扱いには十分に注意する必要があります。
鍵は長期間使っているうちにどうしても摩耗し、劣化が激しくなってしまうものですから、万が一の場合に備えて合鍵を作っておくのも重要なことです。
とはいえ、持ち家の一軒家や分譲マンションであればいつでも好きなときに好きなだけ合鍵を作っても誰も何もいいませんが、賃貸の場合には勝手に合鍵を作ることができません。
賃貸アパートやマンションに住んでいる人は合鍵を作る際に大屋さんの許可を得なくてはなりません。なぜかというと、賃貸マンション物件の場合は鍵の所有権も大家さんにあるからです。
部屋を借りるときには賃貸契約書を交わしますが、ここには入居者の安全を図る義務が大家さんにあるとはっきりと明記されています。
にもかかわらず無断で鍵を複製してしまい、それが誰かの手に渡って入居者の安全が損なわれるとなると大家さんの非にもなりかねません。
ですから鍵が曲がってしまった、あるいは折れてしまったような場合には勝手に判断せずに必ず大家さんに相談するようにしましょう。
鍵の複製というのはメーカーに直接合鍵を注文するのであれば問題ありませんが、ホームセンターなどでコピーをしてもらうと微妙なズレが出ることがあります。書類をコピーしたものをまたコピーしていくとオリジナルとは違うものになってしまうようなものです。
複製鍵をコピーしてもらうと最悪の場合、鍵が鍵穴に入らない、あるいはうまく錠が開閉しないこともありますから注意したいものです。
さらにもっと最悪の場合には複製鍵が鍵穴の内部に傷を付けてしまい、シリンダーあるいは錠前を丸ごと交換しなければならなくなってしまいます。
大家さんから預かっている鍵がコピーの場合には何本の合鍵が必要かを伝えて「合鍵作成の覚え書き」などを作成しておくのがベストです。特に入居者が数人の家族の場合には人数分の合鍵が必要ですからその点を明確に伝え、退去する際には合鍵をすべて返却しなければなりません。
鍵を開けるときに折れてしまい、鍵穴内部に鍵が半分残ってしまっているような場合でもあわてて専門業者を呼ぶ前にまずは大家さんに一報することが大切です。
このうちマンションの鍵として最もポピュラーなのはディスクシリンダー錠で、ホームセンターなどで簡単に複製を作ってもらうことができます。もうひとつのピンタンブラー錠も簡単に複製ができ、費用もそれほどかかりません。
複製を作る際にちょっと特別なのがディンプルシリンダー錠で、防犯性は高いのですが複製を作るのに少し時間がかかるのと、費用のほうもギザギザがあるだけのシンプルな鍵と比較するとかなり割高になることは確かです。このタイプの鍵は安全性が高い分複製も難しいので、ホームセンターなどによっては複製ができないケースもあります。メーカーでしか複製ができない鍵もあり、こうなると複製するのに数日かかってしまうことも頭に入れておきましょう。ときには取り寄せに10日〜2週間ほどかかってしまうこともあります。
また、鍵ナンバーが分かる場合にはネットで注文することもできます。ただし即日受け取りができないことと、「万が一違う鍵が届いたらどうしよう」という不安があるのも確かです。
両端にギザギザの刻みが付いているディスクシリンダー錠は鍵の複製を行っているホームセンターや街の鍵・錠前専門店であればその場ですぐに複製を作ってくれます。
複製に要する時間は3〜5分、費用は1,000円前後が目安ですから家族全員の分を作製してもそれほどの出費にはなりません。
片側だけにギザギザの刻みがあるピンタンブラー錠は住宅のドアの他にロッカーなどの鍵としても広く使用されているタイプです。
ディスクシリンダー錠同様に簡単に複製ができ、費用も同じく1,000円前後が目安です。コピーのメカニズムもシンプルなので、鍵屋の技術力もそれほど問題になりません。
刻みがなく、丸いくぼみが開いているだけのディンプルシリンダー錠は複製を作るのに20〜60分と少し時間がかかります。
また、費用のほうも3,000円〜5,000円程度とやや割高になるため、家族が4人いて全員のコピーを作るとなるとけっこうな出費になります。
ネットで合鍵を作ってもらう場合には鍵屋やホームセンターに足を運ぶ必要はありませんが、送料を含めるとディスクシリンダー錠またはピンタンブラー錠で1,500円〜2,500円と少し高めになります。ディンプルシリンダー錠となると5,500円以上はかかると思っていいでしょう。
しかも防犯の点で大切な役割を果たすものですから、賃貸の場合には特に大家さんの許可を取った上で複製鍵を作るなどのルールはきっちり守るようにしたいものです。
鍵の中には防犯性に重点を置いており、不正コピーを防止するために完全登録性を採用しているものもあります。このタイプの鍵はホームセンターなどで手軽に複製できないので、メーカーから直接取り寄せということになります。
このように合鍵の中にはその場で作れないものもありますから、各家庭に一本はスペアとして常備しておくのが本当は理想的です。合鍵をあまりたくさん作りすぎても管理が難しくセキュリティの面からいっても好ましくありませんので、最低限の合鍵を作っておくことが肝心です。
また、作った合鍵を恋人に渡すのも考えものです。仲がこじれたときに恋人がストーカー行為に出る危険性もありますから、その辺りもよく考慮した上で本当に信頼できる相手だけに鍵を渡すべきです。
賃貸に住んでいて元恋人が鍵を返してくれないようなときは大家さんに許可をもらって鍵穴をそっくり交換してしまうことでトラブルを避けられます。