排水口のトラブルに強い味方!パイプユニッシュの効果的な使い方
公開日:2021.11.2 更新日:2024.4.3洗面所やキッチン、お風呂場などで、いつもと変わらない使い方をしているのに水の流れが悪くなり、水漏れや悪臭などの排水口トラブルが起きてしまうことはありませんか?今回はこうした排水口トラブルの強い味方とされている、パイプユニッシュの使い方や注意点などをご紹介していきます。
洗面所やキッチン、お風呂場などで、いつもと変わらない使い方をしているのに水の流れが悪くなり、水漏れや悪臭などの排水口トラブルが起きてしまうことはありませんか?今回はこうした排水口トラブルの強い味方とされている、パイプユニッシュの使い方や注意点などをご紹介していきます。
まずはパイプユニッシュをどのようなときに使えばいいのかについて説明していきます。
・詰まりの予防や臭いを取りたいとき
普段のお手入れなどにパイプユニッシュを使うことで、詰まり予防ができます。また、臭いの原因は排水口の場所によって異なりますが、多くは水の溜まるところ、あるいはパイプの内部に異物が付着することで起きるので、パイプユニッシュを使ってこれを除去することで悪臭が改善されます。
・パイプのぬめりを取り除きたいとき
キッチンのシンクにあるゴミ受けがぬるついていて、悪臭が発生しているケースは多々あります。実はこのぬめりも排水口に残った異物から菌が発生し、増殖することで起きるものです。パイプユニッシュを使うことでこのやっかいなぬめりを取り除くこともできます。
・詰まりを解消したい
普段のお手入れが甘かったり、ちゃんとした掃除ができていないと排水口が詰まってしまい、流れが悪くなったり水漏れの原因にもなってしまいます。あまりにも悪化してしまうと業者に依頼するしかなくなりますが、そこまでいかない状態であればパイプユニッシュを使うことで詰まりを解消することも可能です。
「パイプユニッシュ」、「パイプユニッシュ プロ」、「パイプユニッシュ 2色でポン!」、「パイプユニッシュ 激泡パウダー」の4種類が日本国内で販売されています。
このうち「2色でポン!」と「激泡パウダー」は詰まりや臭いを取りたいときに使ったほうがいいもので、「パイプユニッシュ」や「プロ」は詰まりの解消や除菌といった、排水口のトラブル対策に使われることが多い傾向にあります。
パイプユニッシュは酸化剤や界面活性剤などが含まれるアルカリ性のパイプクリーナーで、粘度が高い液体なので排水口などに使用しても流れきることなく、汚れなどが付着している部分に密着して汚れを落としてくれます。
パイプユニッシュ本体には「劇薬」という表記もあるので、取り扱い方に注意する必要はありますが、phが高い強アルコールの洗剤というだけで、手についたとしてもすぐ医者に見せなければいけないというようなものではないので、安心して使うことができます。
1. パイプユニッシュを排水口やその周りに注ぐ(排水口に落とす)
固形になっている「2色でポン!」も使い方は同じで、排水口の状況にあった規定量を注いでいきます。このとき「パイプユニッシュ」や「プロ」は本体に目盛りがついていて、パイプ汚れの状況によってどれくらい使えばいいのか表記されているので、しっかりと用量を守って使用しましょう。
2. 15~30分放置する
パイプユニッシュを注いだら15~30分放置し、水やお湯を流さないように注意します。これは、パイプユニッシュがパイプや排水口に付着している汚れに、密着して落とすまでに必要な時間とされているためです。この時間内に水を流してしまうと、せっかく注いだパイプユニッシュが汚れを落とす前に、水で流されてしまい効果が薄くなるので、規定時間を守るようにしましょう。
3. 大量の水を流してパイプや排水口をきれいにする
時間がたったら大量の水を流して、パイプや排水口に溜まった汚れをしっかり落とします。流し方が中途半端だと、せっかくパイプユニッシュが落としてくれた汚れがそのまま残ってしまうこともあるので注意しましょう。
ここからは、どのようなケースでパイプユニッシュを使っても効果がないのかをご紹介していきます。
・詰まりがひどすぎるケース
パイプ詰まりなどに効果があるパイプユニッシュですが、排水口が詰まってしまう上に水が逆流する、あるいはヘドロのような悪臭がするほどになってしまった場合、用量を守ったパイプユニッシュの使い方では効果が得られないということも起きてしまいます。
このような場合は用量をオーバーしてしまうことになりますが、パイプユニッシュを1本分まるまる注ぐくらいの使い方をすると、詰まりが解消されることもありますので、あまりにもひどいときは用量を超える使い方をするのもひとつの手です。
・トイレの詰まりには効果がない
パイプユニッシュはトイレが詰まったときにも使える、と考える人もいますが、トイレ詰まりの主な原因となるペーパーに対しては、パイプユニッシュは効果がありません。このため、トイレ詰まりにパイプユニッシュを使うことは効果がなく無駄になってしまうので、ラバーカップなどで対処し、どうしようもない場合は業者に依頼するなどの対応が必要になります。
しかし、使用に際して注意点もあるので、しっかりと確認しておきましょう。
・パイプユニッシュを注いだ後長時間放置しない
上でもご紹介したとおり、パイプユニッシュを注いでから15~30分放置が正しい使い方になっていますが、より高い効果があるのでは、と長時間放置してしまうのはNGです。
これはパイプユニッシュを使うことで落ちた汚れが、下に溜まっていき、さらに長時間放置してしまうとそれが固まってしまうためです。
このため、もしもパイプユニッシュを長時間放置してしまった場合は、再度パイプユニッシュを流すところからはじめて、固まってしまった汚れをきちんと落とすようにしましょう。
・パイプユニッシュを流すときに熱湯を使わない
汚れに対しては、水よりお湯のほうが効果的なことが多いため、パイプユニッシュも熱湯で流したほうがさらに効果が高いのでは、と考えてしまいがちですが、パイプユニッシュを流すときに、熱湯を流してしまうと、パイプユニッシュは塩素系の洗剤であるため有毒なガスが発生してしまうおそれがあります。
この有毒ガスは人体にも影響を与えてしまうので、パイプユニッシュを流すときには熱湯ではなく、使い方通りに水で流すようにしましょう。