お風呂の換気扇から茶色い水が落ちてきた！その原因や対策を解説

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1.お風呂の換気扇から茶色い水が落ちてくる原因

換気扇内部のサビが混ざると水に色がつくことがある

お風呂に入っているときに、換気扇から茶色い水が落ちてきたということはありませんか？
その茶色い水の正体はサビです。

ネジがサビてしまうと茶色く変色してしまうのは多くの方が知っていると思いますが、換気扇も細かな部品を組み立てて構成されているので、ネジがいくつも使われています。

そしてネジがサビてしまうのは、金属でできているからです。金属の表面には薄い酸化被膜が形成されており、これらが空気中の酸素や水、埃、イオン有機酸などと反応して酸化すると、腐食が進行してサビてしまいます。
お風呂の換気扇は毎日使うものですし、浴室内は常に湿度そのものが高い状態なので、直接水に濡れることはなくても、換気扇内部に結露が発生してサビてしまうことも不思議ではありません。
使い続けているとサビてしまうのはごく自然なことといえるでしょう。

実際に、メーカーの取扱説明書にも、「冬場もしくは湿気の多いときにはフロントカバーから結露した水が落ちてくることがありますが、異常ではありません。」と、明記されています。

とはいえ、換気扇から茶色い水が落ちてくるのは気持ち的にもよいものではないでしょう。次項では、換気扇から茶色い水が健康に害のあるものなのかについてご紹介します。

2.お風呂の換気扇から落ちてくる茶色い水は健康に悪影響を与えるのか？

少量であれば悪影響はない

お風呂から茶色い水が落ちてくると、健康上に悪影響があるのでは？と不安になってしまうでしょう。
結論からいうと、少量であれば健康上の問題はないといえます。

サビの正体は「鉄」です。
公園の鉄棒が錆びている状態を目にしたことがある方も多いでしょう。手が汚くなるなと思いながら、鉄棒で遊んだ経験がある方も多いかと思います。あの鉄と同じ成分と思うと分かりやすいのではないでしょうか。

鉄という成分は、ご存じのとおり人間が定期的に摂取しなければならない成分です。貧血の予防やうつの予防、髪や肌の維持などあらゆる効果があります。
ただし、人間の身体に必要な成分であっても、大量に摂取すると、嘔吐や下痢など消化器系の症状が起きる可能性があるので注意が必要です。

とはいえ、茶色の水というだけで見た目から受ける印象は決してよいものではないでしょう。
換気扇から落ちてくる水なので直接飲んでしまう可能性は低いと思いますが、お子様や高齢者のいる家庭では注意するようにしてください。
特に小さな子どもは色の付いているものに興味を示しやすいといえます。一人でお風呂に入ることはほとんどないと思われますが、注意が必要です。

茶色い水の原因がサビの場合であっても、埃などの汚れがサビと混じり合っていたとしても、掃除することによって改善が可能です。

3.お風呂の換気扇の掃除方法①カバーを外せるタイプ

カバーを下に引っ張って取り外す

カバーを外せるタイプの掃除方法は次のとおりです。

①換気扇のカバーを下に引っ張って取り外す
②カバーと本体はV字型の針金でつながれているので、それを外す（V字型の針金が付いていない場合は取扱説明書を確認）
③カバーを外すと円筒形のシロッコファンが見えてくるので、ネジを回して外す（手で回せないときには工具を使う）
④筒状のシロッコファンを引き抜き、分解したパーツを水で洗い流す（ほとんどの汚れは埃なので水で洗い流しができる）
⑤パーツを水洗いして乾かし、アルコール水をスプレーして乾いたら元の位置に付け直して完了！

なかには、シロッコファンが簡単に外せない場合もあります。この場合は無理して外さずに掃除をするようにしましょう。
無理やり外すと故障や破損の原因にもなるので注意が必要です。

内部の清掃にはハンディワイパーやブラシを使うようにしてください。埃はハンディワイパーで取り除けますが、こびりついた汚れにはブラシでこするようにすると汚れが落としやすいです。
汚れが浴槽や床に落ちてくるので、最後はシャワーで洗い流すようにします。頭や洋服にも黒っぽい埃が落ちてくることがあるので、汚れてもいい格好で掃除をするようにしましょう。

4.お風呂の換気扇の掃除方法②カバーを外せないタイプ

乾燥機つきの換気扇はカバーを外せないことが多い

換気扇のカバーが外せないタイプの仕様になっているものも多く、乾燥機付きのタイプによく見られます。

エアコンのように内部にフィルターがセットされているため、このような外せない構造になっているようです。
このタイプの換気扇の場合は、換気扇の横にあるフィルターを引き出すつまみを引っ張ることで、フィルターを取り出せます。

換気扇によっては、フィルター掃除をお知らせするランプなどが搭載されている商品もあるので、掃除のタイミングが掴みやすいともいえます。

カバーを外せないタイプの掃除方法は次のとおりです。

①換気扇横のフィルターを引き出すつまみがあるので横に引っぱり、フィルターを取り出す
②フィルターの汚れがひどい場合は、表面に付いている埃や汚れを水で洗い流す
③固形せっけんをブラシにつけて、こすって汚れを落とす
④水でよくすすいで、フィルターを乾かす
⑤アルコール水をスプレーし、再度乾かす
⑥乾いたフィルターを元に戻して終了！

アルコール水をスプレーすることによって、除菌効果とカビ予防効果があります。
商品の新しいうちは汚れが落としやすいといえますが、数年使っていると表面に付いている汚れを取り除くだけでは対応できないことも多いので、フィルターを破らないように気を付けて掃除をしてください。

5.お風呂の換気扇の掃除は業者に依頼するのが安心

サービス内容をしっかりと確認する

毎日使用するお風呂、その換気扇となると汚れが溜まってしまうのも無理はありません。

お風呂という場所柄、埃だけではなく、水滴や湿度の関係でカビが発生したり、ネジの部分がサビてしまったりすることで、茶色い水がしたたってくることもあります。
気になる場所ではありますが、ぱっと見ただけでも素人が必要以上に手を出すと故障や破損につながる可能性も高いでしょう。

掃除をしたせいで故障や破損とならないように、本格的な清掃をする場合は業者に依頼するのが安心です。
換気扇のタイプによっても料金は異なっており、事前に複数の業者から見積もりを取ることでだいたいの相場を知ることができます。

だいたいの費用相場は7,000円から15,000円ほどとなっています。
追加で掃除のオプションを付けることもでき、どこまでのサービスを求めるかによっても費用は大きく異なります。

掃除という業務上、単独で頼むよりもお得なキッチンまわりの掃除オプションなどが用意されていることもあります。
別々に掃除をオーダーするよりもお得なので利用する方も多いようです。サービス内容をしっかりチェックした上で優良な業者を探すようにしてください。

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